愛知人https://www.aichijin.org/
サーキュレーター「電気代に換算した場合、1kWhあたりの電力量料金を31円とすると、扇風機は1時間あたり約0.78~1.12円、サーキュレーターは1時間あたり約0.65~0.9円」
2024.04.22
4/22(月)総務委員会の開催。
報告事項:住家被害認定調査(水害2次調査)に係る判定方法の検証について
昨年6月台風2号の水害被害を受けて、報道や住民から「沼津市の住家被害認定調査は他市に比べて厳しすぎるのではないか」という意見が挙がっていた。そして、江本議員の一般質問、浅原議員の代表質問によって,沼津市は県内34市町にアンケート調査を行い、判定方法の見直しを行い、その結果についての報告があった。
赤字が今回検討を行ったことによる改正点
注目するのは「道連れ工事」による内壁の断熱材の吸水による被害は、これまで床上浸水の程度によってしか断熱材の吸水による被害は認めていなかったものを、浸水の程度ではなく、断熱材の吸水による被害(今までは壁の中のカビなどの被害は全部壁をはがさなければ認められなかったが・・・)を認めたことは一歩前進したというべきだろう。
Q:新たに設けた基本的な考え方についての影響とは?
答弁:損害の割合が高くなってくるということと、その積み上げ によって、被害の程度は少なからず影響が出てくる。
Q:判定方法が変わることによる住民への周知等について
答弁:今後、調査員のほうが調査に入る前に、研修とか説明に使うことを前提として、新た に決めたもので、内部の資料としてはもちろん周知していきますけれど、 特に市民等への、必要性というのは低いもので今、それは考えておりません。
Q:道連れ工事によって、どのように変わるのか
答弁:道連れ工事の要素を加味するとい うことは、被害の割合、損害の割合、それから面積率が高くなるので、 それを積み上げた全壊・半壊等の被害の程度は、影響が出てくると考える。
Q:昨年6月被害の再判定はあるのか。
答弁:昨年6月の 被害認定の判定は、遡及して修正するというようなことは考えてない。← 残念!
この総務委員会はあくまでも報告事項でだから、質問するなら一般質問でやればいいという議員もいたが、質問することでより水害判定方法の内容が鮮明になってくる。水害判定の難しさや曖昧さが質問することで明確になり、議事録に残すことは、のちに問題が起きた時にも、住民にとって有効な資料になるケースもある。
だからこそ、議員は当局の報告を受けたことで「良し」とするのではなく、多くの議員がそれぞれの立場で質問をする事が、そこに潜んだ問題や重要な点についてあぶりだすことにもなり、当局を正すことにも繋がってくるだろう。
私の感想:
私一人だけの質問では、豊かな議論には繋がっていかない。8人構成の委員会は委員長を除く7人の議員が質問をしていけば、当局を正していくきっかけになる。質問しないのは、議員の役目を放棄しているし、せっかくの機会を逃したのではもったいないと思うのだが・・・
2023.09.17
FBに愛知人さんの水害時の支援活動報告がありました。https://www.facebook.com/hiromi.akaike.3
それによると、約一カ月の支援を行って来た京都府綾部市離れ帰路に着いています。
私の報告9/17 今日は町内の一斉清掃でした。その時のお話です。
6/2の沼津を襲った台風はこれまでなかった床上浸水をしたお宅が、私の地域でも何件もありました。その時に、床上浸水したお宅のお話によると、壁全部にカビが生え、壁と床を全部変えなくてはならなくなったそうです。
床上浸水はちょっとだけでも、結局、全面的な改修であり、1000万円からの見積もりになったそうです。
その時に、6/7ごろから2か月ほど、技術系のボランティア団体愛知人さんが沼津に支援活動に入っていました。その時に床下清掃と乾燥は必要だと愛知人産の支援を勧めたのですが、「もう乾燥したから大丈夫」ときっと遠慮されたのかもしれません。その後は暑さでクーラーをかけて家の中にいたようなので、気になっていました。
愛知人さんたちが災害支援で、暑い最中に床下に潜り込んで丁寧な土砂撤去と乾いたタオルで水気を完璧にふき取り、その後、幾日もサーキュレーターで乾燥を続けるようです。家によっては、サーキュレーターの音がうるさいからと数日でやめてしまうお宅もあったようですが、完全に乾燥させることでその後の家の再建に大きな効果を及ぼすことを実感しました。
水害の床上浸水の見舞金は1万円、県からは1.1万円だったそうです。
床下が低いお宅は、女性たちが潜り込んでカメラで確認をしながら入ります。真夏の暑い最中の床下の清掃作業は、40℃以上で過酷すぎて工務店でもやらないそうです。愛知人さんには、1昨年と今年で2度目の沼津入りでした。全て衣食住は自腹です。感謝してもしきれません。感謝
2023.08.26
沼川放水路は10年に1回程度発生すると想定される規模の洪水による家屋浸水被害をおおむね解消することで地域の安全安心に寄与すると書かれている。
其の10年に1回で示されている浸水被害状況は、左に示されている過去の被害状況。
R3年7月、R5年6月の被害状況は、この沼川放水路の計画時には起きていなかったわけで、もちろん想定されていなかったと思う?
沼川放水路:完成はこの沼川の事業費370億円はH24に試算されたものだという。見直しをかけなければならない時期に当然なっている。昨今の更なる資材・原材料、電気等の値上げなどで相当な事業費の見直しになるであろう。
又、この事業の困難さ、特にJR東海道線の下を潜るトンネル工事は想像を絶している。
1・暗渠の部分は砂州と言って砂の堆積構造になっているので、地盤は緩く掘り下げると地下水が溢れ出てくるという。この流域には60基ぐらいの井戸があり、井戸を枯渇させないためにも工事の手法はとても困難を要するという。
2・下流工区(暗渠区間900m)はJRの線路から海岸までは、線路があるために地下に巨大な水路(トンネル工法のカルパート)を整備しなければならず、この暗渠区間が相当大変な工事を強いられている。特にJR東海道線の区間は24.2mしかないにもかかわらず施工期間がR1~R9となっている。
線路から2m下を鉄の箱を一本一本通していく河川トンネル工事は、その振動でミリ単位で線路がずれることがないように、掘る作業は手作業でスコップで掘るしかないという。
今年1月からHEP&JESという特殊工法で、線路下の工事を電車を止めることなく工事を進めていく気の遠くなる作業です。
炎天下の中を案内して下さり工事関係者の皆様のご苦労を垣間見させていただき本当に驚きの連続でした。
工期は順調にいって令和14年、下流工区は令和10年に常襲浸水域の一部は解消されるという事です。
関係者が言うように放水路ができたから浸水が起きなくなるというものではない。水災害は流域治水という観点から国県自治体と協働しながら、この気候変動に住民の命と安全を守るために最優先すべき事業だと痛感した合同視察でした。感謝!
2023.07.10
https://www.tokyo-np.co.jp/article/261522
総務省が調査した河川堤防の開閉式ゲートの4割は、豪雨時に門扉の閉鎖に当たる消防団員らの安全配慮規定がないことが7/7、総務省行政評価局の調査で分かった。
堤防のゲートは「陸閘」と呼ばれ、平時は人や車が通行し、河川氾濫の恐れがあると閉鎖する。
門扉の操作は、国や都道府県が市町村を通じ、地元の消防団や自治会などに委託するケースが多い。評価局が委託先との協定書などに「閉鎖が間に合わない場合は、避難を最優先する」といった規定があるかどうか調べた結果、42%に当たる46基は存在しなかった。理由は「危険が及ぶ切迫した状況となる可能性は低い」「閉鎖に時間がかかる大規模な施設ではない」など。