山下ふみこオフィシャルブログ

2015.06.20

高尾山古墳を壊しても道路は繋がらない。

高尾山古墳と道路の問題 
実は高尾山古墳をつぶして国道1号線と繋げたとしても、道路はまだまだ繋がりません。
高尾山古墳を壊せば道路が繋がると思っていませんか?→ NO!
道路事業はこれからです。

下の地図に高尾山古墳が丁度、沼津南一色線(左の赤線)の道路計画の中に入っています。その先の黒の太線が平成35年(事業認可)までにグルメ街道まで繋がれば国道246号として認可してもらう手続きをとるということです。

つまり今、高尾山古墳で議論されている道路は南一色線・656mの市道です。それが国道246号に繋がれば、今、工事中の南一色線を国道246号として認可してもらいたいと考えているようです。
(下記の地図は地図上をクリックすると拡大)

高尾山古墳を新幹線側から見ている。

高尾山古墳側から新幹線を見ている。

新幹線側から北東の方向を見る。

③~さらに北東方向は道路工事は進んでいない。

④~さらに北東方向は東高校の森にぶつかる。東高の先の道路はまだ何も進んでいない

⑥~西南方向(新幹側)を見る。

新幹線の向こう側に高尾山古墳が見える。

高尾山古墳が見える。新幹線から真っすぐに高尾山古墳のど真ん中を道路が通る。

高尾山古墳~北側の黄色くなっている部分が道路事業が完成している箇所。およそ350m。
残り新幹線から高尾山古墳を通って国道1号線までの距離250mをこれから道路整備をしようとしている。

しかし、新幹線から北側はまだ黄色の部分しか道路ができていない。
つまり、国道246号まで繋がるには岡宮区画整理事業が予定通り平成35年度までにできればということ。
つまり急ぐ必要性は全くないと思う。だからこそ今、高尾山古墳までの道路が繋がっても意味はない。

しかし、今のメディアの報道では、高尾山古墳がなくなれば、今にも道路ができるようにしか聞こえてこない。でも工事はまだまだこの先続き、岡宮区画整理事業の目途がたってから道路の議論をしても遅くないはず。

市長が言うように、やみくもに道路建設を強行するつもりはない。関係機関(文化庁・県教育委員会・国土交通省・県等)と協議していくと
是非、議会でこのように答弁したからには、ぜひ、関係機関、そして第3者機関も併せて十分議論をしていただきたい。そして最後は市民に十分な情報提供し、議論をしたうえで、市長が判断すればいいと思う。是非、この過程を大事に時間をかけて行っていただきたいと切にお願いをします。

下記の地図は高尾山古墳の道路作っても、国道246号と国道1号は繋がらない。それは②~③の計画区間はこれからの道路事業です。完成予定はH36年3月末の計画。なぜ急ぐのか?
もっと市民への説明責任と話をまずはすべきです。