山下ふみこオフィシャルブログ
2017.10.17
一般会計の反対討論 その1
私が今回の議会で確信したこと、そしてこの事を本当に現実の問題としてどれだけの人が危機感を持って受け入れてもらえるのか。
誰かが本当の事を言わなければと・・・私たち未来の風はそのために議員になったわけだから。
議会では少数派であり、憎まれっ子であり、踏みつぶされて来た。今も立ち位置は変わらない。
9月から始まった28年度の決算審査の最終議会が終わった。
事の深刻さを考えたときやはり言わずにはいられない。大きな力が働いている、国ぐるみの問題なのか。それとも市長が言う経済界の思惑なのか。
一旦動き出した大型公共事業は、少数の既得権益を享受できる者だけの事業であって、多くの者にとってそれが後世にわたって重くのしかかることが想定できたとしても、止めることが出来ないのだろうか。
損な役回りをしていると思わぬこともないが、事実は一つだから憎まれっ子でも言い続けるしかない。
★★★一般会計の反対討論で最後に言ったことをまず書き記します。
最後になりますが、総論的に申し上げたいと思います。以上、述べてきた趣旨に基づき、決算審査や、また、一般質問に臨んできましたが、当局の、その答弁、その姿勢については、残念ながら、こうした財政の厳しさについての認識がまったく伺えなかったばかりか、楽観論に終始したと、このことは納税者・市民、そしてまた未来の納税者である、子どもたちに対しても、たいへん無責任であり許されないと、言わざるを得ません。
今、私たちに最も必要なこと、それは、現実を直視することです。決して現実をゆがめることではなく、また、偽ることでもなく、厳しいことは「厳しい」とまっすぐに言える、その認識、そしてその誠実さであると考えます。そのことが求められているのです。
厳しさゆえ、これを市民とともに共有し、ともに未来を考えていく、その「知恵」や「力」が、いま、改めて求められているはずです。これらは、現実の直視から始まるのだと、平成28年度の決算に表れた数字の数々、金額の数々は、実は、私たちにそう語りかけていると受けとめています。