山下ふみこオフィシャルブログ
2020.02.16
人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ
All Really Need to Know,l Learnned in Kindergarten.
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」
いま、2月議会が始まり、代表質問に頭を抱えている。その一つには、そんな中で、昨年の10月から始まった「幼児教育・保育の無償化」により、国の指針に基づいて運用が始まっています。今年度から始まる「第2期 沼津市子ども・子育て支援事業計画」。第1期は待機児童解消を大義名分とした施設の増設等での環境整備が主眼となり、、子ども子育て支援の中でも「子育て支援」すなわち親支援への施策に多く取り組んできた。しかし、5年経過した今、地方では何が起きているのかというと、乳幼児の減少によって対象となる入園児が減っている。
利用者数の上昇率は増加しても、総体的な人数は減少しているので、あと数年もすれば、地域別にみても待機児童はゼロになるというのが、第2期の計画見通しである。そこで何が起きているのかというと年少児の獲得合戦が始まろうとしている。待機児童解消で広げるだけ定員枠を広げ、認定こども園化が進み、ハード面での環境整備がつまり親支援への支援策を先行してきたのである。
「子育てしやすいまちづくり」を進める結果が、万が一であろうとも「便利さゆえに失った子育てであってはならないはず。子育て支援と言われながら、親支援が先行して、実は忘れがちな子どもと親との利益とは相反する存在であることも事実であり、同様に決して忘れてはならない。
子ども自身が願っているであろう子どもの存在自体が置き去りにされてきていないだろうか。
第2期の支援事業計画は「親支援」と「こども支援」のバランスの方向性がどうあるべきなのか、その方向をやはり議論すべきではないのだろうか。
代表質問の質問に頭を抱え、寝不足の日々が続く中、決して正常ではない思考能力に、子どもの人権や社会的に少数の人たちの人権を考え始めている。
そんな時にアメリカの哲学者ロバ―トフルガムの言葉を送ってくれた先輩がいた。忘れないように此処に記しておこうと思う。
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」
All Really Need to Know,l Learnned in Kindergarten
人間、どう生きるか、どのようにふるまい、
どんな気持ちで日々を送ればいいか、
本当に知っていなくてはならないことを、
わたしは全部残らず幼稚園で教わった。
人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、
日曜学校の砂場に埋まっていたのである。
わたしはそこで何を学んだろうか。
何でもみんなで分け合うこと。
ずるをしないこと。人をぶたないこと。
使ったものはかならずもとのところに戻すこと。
ちらかしたら自分で後片付けをすること。
人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
食事の前には手を洗うこと。
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
釣り合いの取れた生活をすること・・・毎日、少し勉強し、少し考え、
少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。
毎日かならず昼寝をすること。
おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。
ロバ―トフルガム