山下ふみこオフィシャルブログ

2020.05.23

臨時議会

5/20~5/22まで開催された臨時議会はある意味、やっと議会としての活動が再開されホッとしたのは事実である。4/7に出された新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言が発令されてから、4/16には全都道府県に拡大。三蜜と言われ、議員もステイホームを余儀なくされ、その活動はとても抑制されていた。しかし、この緊急時こそ、議員としての活動の必要性をつくづく感じていた。多くの市民からの不安や疑問、要望を受け、本来ならば、その声を市政に届けるためにはまず事実確認をし、他市の事例等も踏まえて、当局側と話し合いをし、改善や要望を探っていくのが通常である。しかし、その活動は抑制され、コロナ関連においては議員個人の動きは制限され、当局等の空気を読みながらの活動はとても尋常ではなかった。
政府は5/14、47都道府県のうち39県で新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を解除したにも拘らず、社会経済活動もまだまだ自粛傾向は続いている。今議会においても自粛は続き、質問等においても制限がされているように感じていたのは私だけだろうか。

↓本会議場での私の議案質疑。三蜜を防ぐために、議員は席を一人ずつ開け、当局は議案関係者だけの出席となった。

臨時議会

私の議案質疑:
「今議会は、新型コロナウィルス感染症対策のための臨時議会です。既に3回の補正予算は専決処分で全て行われてきました。県内の各議会において自粛という議員活動の自主規制に入っているなかで、専決処分は仕方がなかったと思ってはいます。そうした中での、今回の議第46号一般会計補正予算です。私なりに時間短縮に努力しながら質問させていただきます・・・・・省略(沼津市HPへ)」


専決処分で、議会の審議をしないまま既に3回のコロナ対策における補正予算が決定されていた。
 (179条に基づく専決処分は、 議会の議決ないし決定すべき事件について、. 議会の同意なく、 法定の要件の下で行われるものである)
専決処分したコロナ対策のための一般会計補正予算
第2回(4/14) 3950万円   (図書カード3000円✖12680人小中学校生)
第3回(4/23) 3億5198万6千円(飲食店の休業要請協力金&ホテル旅館の感染拡大防止3億2100万円、病院へ1838万円第4回(5/1)  196億円   (特別定額給付金10万円×194500人分)
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合計     199億9148万6千円 ✙ 令和2年度の当初予算720億円=約920億円
臨時議会
第5回(5/22)3億2152万6千円(子育て世帯への給付金2億1390万円、中小企業への利子補給8750万円、住居確保給付金

沼津市の一般会計は720億円で、今回、専決処分した金額は約200億円というとても多額な金額です。

・何の目的で誰にどんな風に支給するのか
・いつ、申請をするのか
・適切に迅速に支給できるのか、問題はないのか・・・
本来なら、議会でこれだけの予算を審議するには、市民にとって本当にこれが最もいいのか、もっと他の方法がないのか等と色々の角度から議論されます。
しかし、今回は緊急時なので、一刻も早く市民のために活用できるように、議会も執行部と一丸となってやっていくという事で専決処分をしたのですが、静岡市のようにその都度臨時議会を開き、審議したところもあります。
  なぜ、議会での承認が必要なのか
もしも、みんなの税金を市長の判断で何百億円も勝手に決めてしまったらどうでしょう。
議会は市民の付託を受けた議員が28人います。
その議会が、市民のために本当に必要かどうか、もっと他のものに使った方がいいのか等、お金の使途をしっかりチェックするのは議会の役目です。
市長に本会議で、そして委員会で質問することは、議会としてのチェック機能です。

市民の皆さんは、議会は何やってんだって思うでしょう。実際、この間、議会は何やっていたのって多くの市民から言われました。私たちも早く通常の議員活動ができるように願っています

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