山下ふみこオフィシャルブログ
2020.06.27
6月定例会の閉会
6/5から始まった議会は6/26終わった。今議会は新型コロナウィル感染症拡大によって、4/16に全国に緊急事態宣言が発令され、「外出自粛」は、日常生活においても経済活動においても大きな影響を与え、今もその状況は混迷を深めている中での定例議会でした。
やっと終わったというより、自分自身の中に大きな課題が残っている。
6月議会前までは緊急時という事で、事業者団体からのコロナによる緊急要望書も一切市長に渡すことができなかった。また、議員個人においてもコロナ関係は一切担当課に質問はできず、課によっては露骨に迷惑がられ、その担当部長からは名指しで議長を通して注意を受けるほど異常な事態であった。(嫌がらせかと思うほど露骨に部長が抗議をしてきたようだが、私は職員に電話で問い合わせをしただけなのに、それもできにくい状況があった・・・)
コロナによる休業要請など4月の事業すべて専決処分で対応し、議会を通さずに緊急的な財政出動が行われ、5/22に臨時議会が開催され、そこで、200億円からの専決処分(市長一任)の報告がされ承認したのだが、この1か月半、多くの疑問があり、全国の議員とコロナ対策による議会や議員の役割りについて議論をしてきた。
静岡県内35市町の議会においても、感染拡大を恐れ、ほとんどの議会が専決処分で市長一任という形が多かったように思う。私もネットや沼津市HPで最新情報を知るしか術がなかったこともあり、とても歯がゆい日々でした。
しかし、そんな緊急時だからこそ、議会を自粛するのではなく、『市民の命の不安や経済の厳しさ」を市長部局に伝え、議員・議会の質を高め二元代表制における議会の使命を果たすことを優先させ、全てにおいてコロナ対策臨時議会を開催し、総額796億円余のコロナ対策を議決させていたのが静岡市議会であった。
さらに静岡市長は、「まずはコロナ対策に全力を尽くしたい」と総合計画5大構想に関わる400億円という3大事業の凍結を決断したことは、多くの静岡市民から市長はよく言ってくれたと評価されている。
コロナによる影響は、自治体間格差が如実に表れ、ある意味自治体間競争にもつながった感はある。しかし、こういう時こそ、住民や事業者の安心をまずは第1に考えるべきであり、そこにおいては、沼津市は2番手3番手に終始し、沼津市独自の事業は何もなかったとしか思わざる得ない結果となっている。
特に学校の教育現場において、いち早くネット環境を整え、担任の先生が動画配信授業に取り組んでいる学校もあり、今後のことを考えると教育環境整備の遅れが、後々まで子どもたちの学習能力に影響してこなければいいと心配する。