山下ふみこオフィシャルブログ
2020.07.05
鉄道高架・車両基地移転先の周辺道路
6月議会の議第48号 市道路線の認定について
この路線認定は、新車両基地用地の周辺道路を整備するにあたり、2706号線を市道認定するもの。
(路線総延長81.9m、幅員9.9m~25.2mの市道です。)
81.9mのうちの用地買収の土地取得3件分と建物補償2件分の予算が6月補正で31,265千円が計上。
何故、この6月補正に上げなければならないのか。
新車両基地を整備するにあたり、周辺道路の用地取得がH30から行われているが、
必ずしも、今やるべきことなのか?
鉄道施設移転先周辺道路は9路線のうち1路線であり、新車両基地と新貨物駅ができて初めて道路として機能する市道であり、「新車両基地がいつできるのか?」の質問には答弁がなかった。
コロナの影響による住民、企業の窮状に緊急に対応をしなければならない状況の中、高架事業の周辺道路のために、土地取得&建物補償(1年目の事業費3100万円)を緊急にやるべきことなのか。
高架事業787億円という莫大な事業費だが、高架関連事業費も445億円という事業である。
この事業の概要を調べてみた。
赤い部分が今回の市道路線2706号線の実延長81.9m、幅員9.9m~25.2mの市道。
車両基地のために平面踏切の使用ができなくなり、線路の下をくぐる地下6mのアンダーパス(片浜西沢田線)にし、2706号線との交差点は地下6mのところで交差する形になる。
この車両基地整備によって、周辺の住民は
従来ある4つの踏切のうち、2か所は踏切がなくなり、その代わりに歩行者専用の歩道橋(第3小諏訪)と歩行者専用の地下道(第4間門)になり、今までは踏切を渡って南北を自由に行き来したのが、歩道橋や地下道をくぐることになり、平面踏切での往来とはだいぶ様子が違ってくる。
ガードによる防犯上の問題を始め、高齢者にとっての負担、また今回のような長雨による降雨量によっては浸水の懸念もあり、その対策による経費は想定以上にかさんでくるだろう。
丁度、あまねガードは交差点は地上だが、此処は交差点が地下になる。
今まで生活道路としても、また踏切も気軽に往来していたのが、歩行者にとっては、坂道にもなるし、アンダーパスの距離が長いので、子どもや高齢者にとっては危険につながらないだろうかと危惧せざる得ない。