山下ふみこオフィシャルブログ
2020.07.05
梅雨前線の影響と香貫山の被害
7/1から静岡県内では雨が降り続き、記録的な大雨となる可能性があると報道がされ、活発な梅雨前線の影響で、7/2の午前4時までの24時間降水量は、静岡市の井川で282ミリ、浜松市の春野で205ミリ、伊豆市の天城山で208ミリを記録。昼頃までにさらに雨脚が強まる見込みで、6月1カ月分の平年雨量を上回る可能性があると警戒感を強めていた。
そんな中、昨夜からの激しい雨風による香貫山の被害が仲間からの連絡で知り、7/2の朝、急きょ現地に行って状況の確認をする。
7/2の朝には香陵公園までの状況は道路管理課は現地確認をし、道路を塞いでいる倒木については撤去をしたが、山の斜面から根こそぎ折れてしまった大木は、他の木々に引っかかって宙ぶらりんになっているため、(業者の都合という事で)7/10まで通行止めをして撤去するという。
毎回言われていることだが、昨今の気象状況は異常であり、思わぬ大災害を起こしている。予測が難しいとはいえ、既にこの予測できない異常気象が恒常化している。
今回の香貫山の状況も、香貫山影奉仕としては警鐘を鳴らしてきている。やはり危ないと言われている箇所や樹木が土砂崩壊や倒木を起こしている。大きな被害を招かないためにも、早めのメンテナンスはさらに重要となってきている。
限りある財源をどこに優先順位を置くのかは政治判断でもあるが、いざ災害が起きてからでは命に直結する事であるにも関わらず自然環境の基盤整備は先送りになっている。
今回の梅雨前線の影響で、最も懸念されている箇所が、道路の亀裂から雨が浸透して表層崩壊を起こし、道路の下部が削れて、道路自体がこのままだと崩れて危険な状況になっている。
応急処置としては、亀裂を塞いでこれ以上道路内部への雨の浸透を食い止めるしか手立てがなく、農林農地課も既に危険は確認されているとはいえ、今も断続的に続く雨に応急工事はされず危険は高まっている。