山下ふみこオフィシャルブログ

2022年09月

2022.09.30

おっさんの掟」法学者 谷口真由美さん

以前、沼津市で議員と市民の全国政策研究集会に谷口さんの基調講演をしたことがある。
谷口さんは既に「おっさんの掟「大阪のおばちゃんが見た日本ラグビー協会失敗の本質」内部告発本を出されて半年以上が経過。「おかしなことをおかしいと批判し続けるのは大人の責任だと思うんです」と。

今私たち少数派と言われている議員たちの間でも「地方議会においてなぜ議員は男性が多いのだろう?」という疑問が出され合点がいくことがある。
その一つには「権力が好きという本能的なものがあるのではないだろうか」という意見。
特に根強い権力抗争があるといわれている政治の社会で、私はこの15年間全くそういう処に縁のないところで議員としての仕事をしてきたのでその状況は知らない。
でも女性議員を出していく意義を私たち県内女性議員のネットワーク「なないろの風」では、10年ぐらい前からその活動を県内で展開している。

現在、多様性が重視されている中、現実はまだまだ女性軽視の風潮は依然として根強い。私の世代前はそれが当たり前として受け入れてきた感がある。しかし、「おかしいことをおかしい」と思った人が声を上げることでしか、社会は変わっていかないのではないだろうか。
声を上げれば責任と覚悟がいる。その覚悟を背負いきれない私を含めて大半の人が泣き寝入りをしているのも現実である。でもその不当性に声を上げても、少数の声はかき消されてしまう中で、司法という場で闘おうとする仲間たちが政治の社会にも出てきている。
その変化がやっと表面化してきている感がある。日本の社会にもやっと当たり前だと思う事への理不尽さ不当さに声があがってきている。

おばちゃん党 (2)

2022.09.11

14日から決算議会

市民から新聞記事について「見た?」と言われたが、見ていなかったので、「なに?」と尋ねると、「これは言論統制っていうやつなのか?」という。「こんなに一般質問を規制をする事が果たしていいのか。繰り返しの質問はしないって。辻本国会議員みたいに「総理総理総理総理・・」なんてやった際には懲罰もんだに」という。
「こんな原稿と答弁を用意することみたいなやり方に誰も反論しないの?」と質してきた。

家に帰って、昨日の沼朝の記事を見たのですが、私は議運に参加していないので何もコメントできない・・・
いつも福嶋浩彦さんのいう本来の一般質問のあり方とはまさしく異なるわけだが・・・事前調整っていうものなら、烈火のごとく怒られた。

どう思われますか?ご意見求めます。

2022.09.10

第153回香貫山影奉仕の活動

先月は雨のために中止、2か月ぶりにみんなで一緒に香貫山清掃活動。メンバーはいつも山に登りながら、ごみ拾いや道路、山道のチェックや珍しい草花を秘密でチェックしちゃんと保護している。今日はツリガネニンジンの在処を教えてもらう。

今日は新たに草刈り機の講習を受けた方が2人体制で斜面の草刈りをしてくれた。少し陽射しも和らいで何とか清掃作業が無事終了。

ゴミ分別のボックスが置いてるのだが、酒瓶、たばこ、食べ残し、飲みかけペットボトルなどずさんな状況で分別するのに40,50分もかかってしまった。捨てる人は最初に分別してくれればいいんだけど、今日は酒瓶ががずいぶんあった。

基本的には、此処のゴミは1か月に1回の収集なので、山で出したごみは持ち帰ってほしいですね。

今日頑張った処の紹介。トイレの床一面に貼ってあるタイルを洗剤とモップでゴシゴシやってみた。 ↑ツリガネニンジン

2022.09.08

少数派議員への懲罰と地方議会のあり方

今朝の沼朝、昨日に続いて第2弾が掲載されました。
8/20静岡で開催された研究集会の分科会「少数派議員への懲罰と本来の地方議会のあり方を問う」
講師:江藤俊明・上原公子・福島浩彦
報告者:山下・江本

私と江本さんが沼津市議会で起こった懲罰についての報告をした後、全国的におこっている多数派による少数派議員のいじめや排除は、多様性を重視する議会の自殺行為であること。特に女性議員が被りやすいハラスメントやいじめの実態と防止に向けて、市民に開かれた議会への改革が必要であり、そこには議会事務局の改革も求められる。

昨今、多様性を重視する社会を目指しているが、現実には社会の流れに議会は二極化しているという。既得権益を保持しようとする村社会の閉塞的な議会と開かれた中での議員間討議を行っている議会では自治体間の差が出るのは当然のこと。

その差はつまり市民生活への影響がボディブローのようにきいてきているはず。最後はゆでガエルのようにならなければ分からないのかと・・・あなたはどう思われますか?

上原公子福嶋浩彦
上原公子

2022.09.07

地方議会でのハラスメントby 三浦まりさん

8/20の全国政策研究集会における基調講演の1つは上智大学法学部教授三浦まりさんの「議会改革とジェンダー平等・民主主義」。
今朝の沼朝に、静岡まで取材にきていた記者さんがいたが、とても分かりやすい記事だったのか、市民から記事の感想が届き「あの事件もハラスメントというのでしょうね・・・」という声もいくつかいただきました。
まりさんも言っていましたが、問題はハラスメントをしている側がその認識がないこと。これは受けた当事者にならなければ分からないことなんでしょうか。寄り添わなくてもいいから想像してみて下さい。あなたが同じような仕打ちをされたらどう思うか・・・(これは母が私にいつも言っていたっけ)

これまで日本は男性中心の政治や文化が創られてきて、今、多くは少数派と言われる女性議員たちが正々堂々と「あるべき議会の姿」を求めて声を上げ始めています。

ただ、日本においてその声はまだまだ理想とは程遠い状況で、世界経済フォーラム公表のジェンダーギャップ指数は、2021年度は世界156か国中120位、政治分野においては147位でワースト10入りです。

女性議員が1人もいない議会は全国で2割にも上ります。

志を持った女性が議会に入っても、いじめやハラスメントに,辞めざるえないケースもあるようです。1昨年の大友さんの懲罰における出席停止が最高裁で勝訴したことはとても大きく、その後、議会内で受けた理不尽な懲罰や議員辞職勧告などの不当な仕打ちを裁判に訴える仲間が増えています。

内閣府でもハラスメントの実態調査を進めています。

三浦まり

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