山下ふみこオフィシャルブログ

2023年08月

2023.08.05

6月議会一般質問・白滝排水機場その後

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230609/3030020466.html

白滝排水機場ポンプの故障で被害拡大か!

当時の報道には「6月2日の大雨の中、午後5時前にポンプが稼働し始めたが、約30分後に突然、停止したという事です。
その後、水路から水があふれ出し、道路が冠水したり周辺の病院や住宅など約30棟が浸水したりする被害が出ていて、市はポンプの故障が被害の拡大につながったとみて原因の究明を進めている

その時のTV取材で沼津市河川課長は「ポンプの停止によって被害が拡大したことは重大なことと受け止めている。市内のほかの排水機場も整備や点検をしっかり行い、同じようなことが起こらないようにしたい」と答えている。

7/28議会に「白滝排水機場の動作確認について」報告があった。

報告には「ポンプは稼働したが、ポンプの電源である発電機の復旧と併せて排水機場の運転が停止した検証について、ポンプの故障ではないことが分かったが、何が原因なのか引き続き進める」というものだった。

住民説明会は8月中旬ごろの予定とあったので、報告内容についてもう少しわかりやすく説明をしてほしいと事前にアポを取ってお願いをしていたにもかかわらず、今日(8/4)の河川課長は「今の時点では検証ができていないので説明はできません」というだけで報告書にかかれていた以上の説明を受けることができなかった。

私たちが知りたいのは、検証結果がまだ出ていないのであれば、これまでの2か月間どういう調査をしてきたのか、何が分かったのか、これからまだ何を調査していくのか、復旧にはまだどのくらいかかるのか、そういう説明すら受けることができなかった。

この状況で8月中旬に行われる住民への報告会に、今回の災害で住民の生命財産を脅かしたにもかかわらず、復旧の見込みもわからず、原因も検証できない状況の中で、報告会を開いても、住民は納得するのでしょうか。住民への説明責任はどう考えているのかときいたところ、それまでにはちゃんと説明できるようにするという。

今回のような担当課とのやり取りは本当にむなしい思いしかなく、これ以上説明を求めても無理なことだと考え、住民への報告会に資料なども用意するというからには、せめて私たちにもそういう時系列的な資料のもとで、来週中に再度説明をしてほしいとお願いをするしかなかったのだが・・・。果たしてそれも果たしてもらえるのだろうか?

当時のテレビ放映にきせがわ病院 看護局長は「私たちは医療に影響が出ないよう力を尽くすので、 行政には原因を突き詰めた上で対処を進めてほしい。」と言っている。これが被災した住民の切実な思いでしょう。

どうして2か月以上もたった今も原因究明の検証ができていないのか、できていないことを責めているのではなく、その理由を住民が納得できる説明が必要であり、少なくても復旧の見込みを伝えなければ何を住民に理解を求めるのか、これでは納得してもらえないのではないかと思うのだが・・・

担当課に私たちの思いが伝わったのだろうか?と思うと、情けなく、屈辱的な思いしかない。

2023.08.02

総務委員会の駿東伊豆消防の管内視察

8/2(水)総務委員会(7人)で駿東伊豆消防指令センター、駿東伊豆消防本部と沼津北消防署の庁舎視察及び消防訓練を見学。
H28年4/1~、駿東伊豆消防本部が発足と同時に駿東伊豆消防指令センターが業務を開始。

沼津市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、清水町、東伊豆町の4市3町の5つの消防本部は、広域化して消防事務を共同で処理する一部事務組合「駿東伊豆消組合」を設置。
今回はその本部を中心とした各施設を回る。

119番の通報の受付から出動指令までのセンター機能の要

駿東伊豆消防指令センター:
 高機能消防指令システムは、8年前に設置され、その費用は23.3億円で整備。4市3町の41万5千人の「119番」対応をしている。年間3万4676件の119番通報があり、1日95件を7人体制で24時間対応。84%は災害通報で、携帯電話からの通報が多いという。
この部署は、119番の受信から災害地点や災害種別を決定し、出動車両の編成から出動指令と消防車・救急車が現場へ迅速に出動できるための情報提供までの一連のルート案内など、かなりハードで緊張感を要する部署であるために、ベテランの職員が対応。

119 番通報からの流れは、まず119番の受付地図を活用しての災害地点の特定各種災害 事案に対応する出動隊の自動編成等の通信指令業務を効率的に行うシステムだが、通常7年ごとのシステム更新を順次行うようだが、現在8年目である。

また、このシステムは一貫して、出動車両の動態及び位置をリアルタイムに管理し、災害地点から直近の出動隊を自動 編成することにより、現場到着時間の短縮が見込まれる。 なお、消防本部の災害情報が共有され、即時応援体 制の強化が図れる。 

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消防広域化のメリットとしてHPに3点がアップされている。

1 迅速で効果的な出動による住民サービスの向上
消防本部の規模が大きくなり、保有する車両等が増えることから、初動時や第2次以降の出動体制が充実するとともに、統一的な指揮体制のもと、高機能消防システムにより迅速で効果的な災害対応が可能となります。

2 人員配置の効率化による現場体制の充実・高度化
事務部門や通信指令部門の効率化を図り、そこから創出される人員を現場活動要員として配置できます。また、配置人員の増加により、高度及び専門的な知識・技術を持つ人材育成ができ、質の高い消防サービスが提供できます。

3 高レベルな施設や資機材等の計画的な整備
財政規模の拡大により、はしご車などの特殊車両や高機能指令台など、高度な施設・資機材等を計画的に整備することが可能となります。                   

しかし、本当に住民サービスの向上につながったと言えるのだろうか?これだけ広域に網羅されている状況に、7年経過した今、検証されなければならない。(議会の役目でもある)
また、当初から問題になっていた4市3町の給与体系は是正されないままという事は非常に給与計算は煩雑にならざるえない。また、同等の仕事にも拘らず、給与が一律でない状況に対してどのようにバランスを図っているのだろうか。(一部事務組合以降に入庁してきた場合は一律という)