山下ふみこオフィシャルブログ

2020.10.12

中継・中間処理施設の現状と対策その5

9/29の一般質問後、何も報告がなかったので、中継・中間処理施設の状況について行ってみる。
ペットボトルのベールの山はすっかり片付いている。この状況は私が見る限り、1年ぶりぐらいの状態ではないだろうか。

10月からペットボトルの新規の独自契約(独自契約においては3か月ごとに入札で決まると聞いている)でリサイクル業者が新潟のリサイクル業者に変更になったと聞いていたが、1トン当たりの単価はどうなったのだろうか。ずいぶん安くなっているのではないだろうか。


プラットホームにあったペットボトルのベールの山は、ごみ貯留ピットのゲートまで山積みされていたのが、ゲートの前はすっかり片付けられていた。

ストックヤードに山積みになっていたペットボトルのベールの山はすっかりなくなり、フォークリフトが自由自在に動き回れる状況になっている。

プラスチック製容器包装のごみ貯留ピットは、それでも以前よりはだいぶ減っているように見える。
今まで選別ラインが、手選別コンベアの1と2だけで選別をしていたのが、もう1つのコンベアの軟質プラ搬送コンベアが動いていた。
2年前に来たときは動いていたのだが、その後何かの理由で止まったままになっていたのだが、最近動き始めたことによって手選別コンベアだけではなく、もう1つのコンベアが動いたことによって処理能力がアップしたと思える。
こういう報告が何も知らされないのは何故なんだろう?
私の一般質問が契機になったのではなく、最初からこういう予定をしていたとしたら、もっと事前に状況説明をしてほしかったと思う。

何度か計量器等の不具合については、パッカー車の運転手が戸惑っていた状況を見ていたので、管理課に指摘をしていたが、一向に改善されていなかった・・・(これについてはいまだに改善されていないようだが・・・)
どちらにしても、今日のニュースにあるように、年末や正月にかけてのプラのごみ処理ができないという状況は回避できればいいと思う。
週末にはこの貯留ピットが空になる通常の状況に戻るように、市民への分別排出にも協力をしてもらえるよう啓発活動に努めてもらいたい。

2020.10.12

中継・中間処理施設の現状と対策その4

夕方のニュースで横浜の資源ごみ回収現場の状況が放映されていた。
沼津市と同じ状況が他市においても課題となっていた。その状況は沼津市以上とも見える。どちらにしても、年末やお正月にかけてこのままでいくと、処理しきれない状況に陥ってしまわないかという懸念である。

コロナ禍において、プラスチックや缶等の資源ごみが増加し、さらに年末で資源ごみが増加すると、今対策を講じていかないと年末やお正月にかけて、市民生活に大きな影響がでることになると報じている。
今回の私の一般質問も同じ危機感が契機となっている。何とか年末までには改善しなくてはという思いがあって、6、7月ごろから状況を見ていたのだが、さらに状況はひどくなる一方だった。

今回のペットボトルの山積み問題は、国際情勢等もあり、独自契約の場合、搬出先のリサイクル事業者の受け取り拒否が起きているというのは、他市の情報や協会側からの見解だった。
しかし、沼津市の場合「受け取り拒否はない」という答弁がされている。(10月からの独自契約は鈴与から新潟のリサイクル業者に変更)

ただ、プラ容器包装ごみに関しては、搬入量が処理量より多いので、そこの解決が急がれる。
市町村の「分別収集の質の向上」の対策について協会側も示しているが
●現場の手選別だけでは追いついていかない現状に、市民の分別排出そのものの質を高めるべく市民啓発を強化する。
●処理作業における異物排除等の選別機能の強化を図る。
(設備投資は現状では難しく、せめて経年劣化している設備機器等の万全な維持補修をすべき)

●分別収集方法を変更する。

容器包装リサイクル法の施工後、一般廃棄物の最終処分量は減少し、リサイクル率も、平成7年度には9.8%だったが、平成30年度には19.9%と改善されている。もちろんその背景には、事業者による容器包装の合理化の取り組み、小売業における排出抑制、また消費者や市町村における容器包装廃棄物の取り組みの成果もあげられる。

しかし、リサイクル率は横ばいであり課題はある。
排出抑制及び再利用の促進、最終処分場のひっ迫への対応、再生材の需要の拡大等への課題などがあげられる。

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2020.10.11

中継・中間処理施設の現状と対策その3

なぜプラ容器包装のごみ貯留ピットに1年以上前からごみが溜まり続けているのだろうか?

それはプラ容器包装の搬入量と処理量の問題がある。パッカー車等が収集で運んでくる量と手選別で処理された処理量に限界があって、搬入量ー処理量=貯留ピット残量+汚れ等で手選別によって排除した分(焼却処分or埋め立て処分)になっている。↓赤字の数値が90%ぐらいで推移しているのは、搬入量に対しての処理量なので、誤差分を含めてその残量が少しずつ貯留ピットに溜まっている状況だと推察できる。

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残量の原因は2つあり、1つは発火事故と2つ目は修繕費の確保の問題がある。
1:H30年にリサイクル工場において、沼津市のプラ容器包装のベールが原因となって発火事故が5件起きた。
これによって、より選別の品質向上策として、選別ラインでのコンベアのスピードを落としたことにより処理量が減少したと推察。(溜まっている貯留ピットのごみはすでに1年半以上から溜まり続けていることになる?)
沼津市は最優先すべきは電池等の発火原因となるものを優先的に除去することだというが、貯留ピットの限界については回答がなかった。

2:施設の設備や機器等の経年劣化による影響があると考える。
施設の修繕費が劇的に減少。H20年から現在までの修繕費を見ると今まで700万円ぐらいで推移していたのが、昨年今年と100万円前後に落ちている。これでは適正な修繕ができないのではないか?
1年半前ぐらいからラインの一つ軟質プラ搬送コンベアが稼働していない。また効率良くしようとスピードを上げようとすると突然異音が出てしまう。設備の不具合でスピードが上げられない状況があるのではないだろうか。(私が見学した時にこの状況が起きている)

↓プラ容器包装の手選別ラインの段階で毎日このような発火物や異物が日常的に混入している。
(ライター、乾電池、リチウムイオン電池、かみそり、針、時計、キャリーバッグ、充電器など)

既に貯留ピットの中は境界線まできている。パッカー車が1台搬入するたびに、1台分のごみスペースをクレーン車で上げているように見える。2つある搬入口の一つはプラごみの山で開けることさえできない。

この状況が続けば、貯留ピットが限界になるのは時間の問題だと思うのだが、担当課はその危機感があったのだろうか?
またこの状況について、毎日、日報で確認をしているなら、現場に来ていれば、ここまで満杯状況に進んでいただろうか?今のままの状況が続けば、プラ容器包装の搬入ができなくなり、市民生活に大きな影響が出るのは時間の問題だと思わざるえない。
↓貯留ピットの中の底は、1年半前のプラごみがそのまま溜まっていると想定できる。2年前には少なくても週末は空になっていた。
毎日、消臭や消毒液の散布で湿ったままのプラごみが食物残渣に反応して異臭が立ち込めている。

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