山下ふみこオフィシャルブログ
2018.10.20
Retirement Living
10/20午後にイボーヌの母親が住んでいる郊外の家を訪ねる。93才になる彼女は1年半前から夫とこの家を購入して住み始め、その後、夫はその敷地の隣にある介護センターでケアを受けているので、彼女は毎日夫の処に通っている。
Unitsは40あって、全て一戸建てになっている処に2人または1人暮らしをしている世帯が34世帯ある。ここではサポートをしてくれるがすべて自立できるための生活空間を提供している。だからコンパクトでとても快適のように見える。





93才になる彼女は来年はクルージングの旅で外国に行きたいという。ただしナース付きで行こうと考えている。だから少し足腰を鍛えなくちゃと施設にある体操教室にも通っている。
また日常の買い物は3輪の電動車に乗ってお買い物にも行く。愉馬が乗りたいというと一緒に乗せてくれて構内を走ってくれて大喜び。
写真にある庭も彼女がガーディニングをして花を育て手入れもしている。娘のイボーヌは1週間に1度訪ねて彼女と庭でお茶をしながらおしゃべりをする。家の掃除や庭の手入れ等一切手を出さないし、愉馬が乗りたいって言っても危ないって言わない。2歳児の男の子のやんちゃぶりって半端じゃないけど叱らない。娘からは「ちゃんとなぜダメなのか理解させて。なぜ叱られたのかわからないでしょう」って言われるんですが・・・


2018.10.19
My daily life in Aderlaide
毎朝、犬の散歩が私の役目。それから学校へ行くのだが、このところずっと雨が続いていたのでトラムで通学をしていた。私の乗るトラム停留所のThebartonから市内中は料金フリー。だいたい10分待てば来る。特に次のRoyal Adelaide Hopitalまではトラムはもっと頻繁に出ている。
今のところまだまだ道を覚えられないし、同じ道ではないところに挑戦してみる。ただし、何処に行くにもGoogle mapに頼らないと目的地までたどり着けない。これがあるので、道を尋ねるにもその画面を見せて教えてもらうことが多い。
昨日は学校を娘の出産で欠席したので、宿題を学校で仕上げる。お互いに回答の見せっこしても何も言われない。それよりも見せっこして話し合うことを勧める。歳は私がずば抜けて一番上だけど全然気にしない。そういえば自己紹介の時も誰にも年齢を聞かれたこともない。優しくされるわけでもないし、馬鹿にされるわけでもない。すごく居心地がいい。


学校が終わってから娘の病院へ行く。病院の中にあるCAFEでカプチーノを飲むのも楽しみの一つ。日本ではオーストラリア以上に美味しいカプチーノは飲んだことがない。この国のカプチーノは本当に美味しいと思う。病院での生活はみんな個室でトイレもシャワーも付いている。
娘は順調に回復し、今日はシャワーを使ったり、一緒に病院のCAFEにも行ってカプチーノを飲む。
訪問客もスタッフも患者もここで食事もできるようになっている。CAFEは毎日7:30am〜7:30pmでメニューも毎日変わる。
病院の中に子どもの遊び場もあるしCAFEも此処だけではなく庭にもある。。




保育器の中のベビーも元気そう。帝王切開の傷も跡が残らないように処置をしてくれているらしい。もっと驚くことに入院女性のために3食の朝昼晩とスープからメインディッシュ、サラダ、デザート、飲み物全て3〜6種類ぐらいの中から選べる。動ける人は自分でラウンジで食事もできる。全てが無料で最新の医療が受けられるというのは、住民にとっていざとなった時のセーフティネットがしっかりしてる安心感は何事にも代え難いはず。住民にとって学校環境も含めて生活優先になっているように感じるのだが・・・。
2018.10.18
The birth of Baby !
今朝8:50ベビ−が誕生した。朝方3:30にマミィとダディは病院へ向かい、私と泣き叫ぶ愉馬はお留守番。ずっとマミィとダディを呼び続けていたが諦めたのかベッドでまた眠ってくれた。
11:00頃マミィからメールが来て、それから私と愉馬は自転車で病院へ向かう。今日も朝方は雨で洗濯物を一旦家に入れてから出発。
無事に産まれてくれたらしいが、顔を見るまでは安心できず、愉馬も「マミィのベビーの処に行こう」というといつもぐずるのに、お着替えも嫌がらずに緊張した面持ちでトレイラーに乗り込む。
この公園の中を通り抜ければ病院へ着くと思うとペダルを漕ぐのも全然平気。すでに何度もこの公園を走っているので、google地図がなくても行けそう。


病院へ到着しても病室もどこだか分からない。とりあえずiinformation centreに行って娘の病室を訪ねると、混んでいたにもかかわらず担当の人が一緒についておいでと言って4階まで案内をしてくれる。
やっとベビーとマミィとダディに会う。母子ともに元気で安心をしたのだが、その経過はemergencyで緊急帝王切開になり、スタッフが20人ぐらい集まって彼女の状況に関わってくれたという。おかげさまで3840gで愉馬と同じぐらいに大きな女の子。公立の病院で緊急時や大きな手術はここでするので安心していられる。無事に産まれてきたことに感謝し、娘の今までの頑張りにも敬意を表したいし、婿のジョエルが緊急時からずっと献身的なサポートをしてくれたことに感謝したい。


彼は今日は夜まで病院で付き添うというので、私は娘が心配しないように家のことや愉馬のことをしっかりやれるようにと思う。今まで自分達のことは自分でするようにさせてきたし、そうせざるえない状況も続いていたし、子どもたちも私たちのことは遠くで見ていた感がある。
今回、娘たちの生活に関わらせてもらい、子育て世代の忙しいことっていったらないというのも実感した。日本でも同じ事情だと思うのだが、婿の献身的なサポートは何よりも有難いし、いざとなった時には良い隣人に恵まれていることも幸いしている。
一つ大きな山を越えたことに本当に安堵。あとは今夜愉馬をどうやってベッドに寝かしつけるのかまだまだ問題は尽きないが・・・
7月に母を亡くして、今回新たな命を授かったことにこうして記していくことが私のケジメとしてある。一つ一つ今は確認をしながら生活をしている状況に、苦労よりは思った以上に新鮮な感覚に自分自身驚いている。こうした環境にいることに謙虚に感謝をしようと思う。もちろん、日本にいる私の夫と犬たちにも。


