山下ふみこオフィシャルブログ
2018.06.29
複合施設ふらっと月ヶ瀬

↑の写真は認定こども園、そして手前はディサービスセンター、↑写真はB型事業所、一番奥はプラムカフェとぐるりっと一体的に4施設が一つの建物としてつながっている福祉の複合施設は県内唯一だと思う。
雨の日でもこの渡り通路でお散歩ができるようにもなっている。
お互いが連携し合っている環境は、とてもいい空間づくりにつながっている。
4施設で約50名のスタッフがいて、そのうち男性は6名です。
伊豆市の土地に、施設総事業費は約8億円、そのうち補助金は約1/2で民設民営で社会福祉法人 春風会が運営する。
あと7年後には「2025年問題」がやってくる。「2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達することにより、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念されている日本の危機。しかし、社会保障費が増大する状況で、その財源確保においては、税収が増えない限り、その負担は誰が背負うのか。
出生率の低下で高齢化率は今後上昇していく中、複合福祉施設は運営側にとっても厳しい経営を迫られるため、この施設においても1事業者しか名乗りがなかったと言われている。
地元で就業している世代さえ、いずれはもっと利便性のいいところに移りたいと言っているなか、どうやってこの集落の維持ををしていくのか、やはり行政に課せられている責任は大きい。
就労継続支援B型事業所「プラム」ここでは箱折りやラベル張り、自動車部品のリンクさし等の仕事をしているが、得られる日当は1人250円ぐらい。
厳しい現実の中で、この事業所は新たに独自の商品開発をしたのが、上の写真。
ふじのくに新商品セレクション2017の金賞を受賞https://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-110/documents/shinnsere2017shouhin.pdf
静岡県産農林水産物の魅力を活かした、新商品開発や商品改良に結びつけ、新たな付加価値商品として受賞。商品は報道機関に情報提供するほか、県が作成するパンフレットに掲載されたり、HPでPRされている。以前は福祉施設での商品ということで買ってくれていた時期もあったが、今では一般と同じ条件でいいものを出していかなければ、物は売れない時代になったという。子どもが書いた絵をスキャンしてタオルにその絵や名前を刺繍することもやっている。
また、障害の程度によっては一般就労につなげている。しかしせっかく就職できても、その会社に心のケアができる人がいないとつぶされて帰ってきてしまうので、やはり、就労後もサポートしていく必要があるという。
↓の写真は天城ディサービスセンターで定員40名。毎日、子どもたちとの交流もできるようになっている。広々とした空間と外にもベランダを通して直接繋がっている。



県内唯一の複合型福祉施設。一つの建物のなかに4施設が集まって、それぞれが交流することで、お互いが支えあったり、支えてもらってお互いの良さを十分発揮させようとしている取り組みは、ここの理事長の福祉に対する目指すところであったという。
何よりもスタッフの方々が生き生きと自分たちの仕事に誇りをもって、動いている様子に福祉の本来の姿を垣間見たように思う。
2018.06.27
あまぎ認定こども園&複合施設
29日には見学のアポを入れているのだが、今日は伊豆市月ヶ瀬にある複合施設「ふらっと月ヶ瀬」の中にあるプラムカフェ(ランチも)にふらっと立ち寄る。
ここは4つの施設の集合体であり、ずっと注目をしていた処。この中には認定こども園、ディサービス、就労継続支援B型事業所とカフェがある。
子ども、高齢者、障がい者との垣根を取り除き、日常的に触れ合う中で思いやりの心と命の大切さを育むことを大切にしている。
確かにお年寄りが園庭で遊ぶ子どもたちの遊ぶ様子を食い入るように見ている。子どもたちの声がいつも聞こえているのは嬉しいものですと言っていた。地方には保育園や学校の敷地の中でディサービスや放課後児童クラブを併設しているところは沢山ある。しかし、伊豆市の複合施設は4つの集合体であり、なかなかこれだけの敷地に集約されているのはまだまだ珍しいのではないでしょうか?


月ヶ瀬の帰りに舩原にある農園経営をしている会社に立ち寄る。此処でもふらっと寄ったところ、本当に珍しい人に出会え、色々お話をすることができた。此処は限界集落でもあるが、医療機器製造等や農園も経営し、地元に雇用を生んでいる。70才過ぎても正社員で雇用をされている人もいるという。
周辺の山は急傾斜地です。いったん長雨になれば、崩落が起きやすく、地震がくればなおさらのこと。災害復旧には、まずは地元が連携して助け合わなければならないでしょう。
そういう意味では公共事業の公正さはもちろんですが、地元事業者との連携はこういう地域だからこそ災害時の復旧には、外からの救援がすぐにはこないところだから、地元同士でどうしても助け合わなければならないだろう。
だからこそ、この会社は地元住民との普段の付き合い、そして雇用もいざとなったときの災害時の対応を考えた関係性を創られているという。
お話の中で自然の脅威と自然保護の重要性を感じさせていただく。「自然を見てごらん。樹木一本一本みんな違うだろう。違っていいんだよ・・・」って。
この後、三島のHP講習会へ向かう。


2018.06.24
香貫山の合同清掃活動

6/24,朝から小雨模様の中、今日は更生保護の担い手である保護司会、BBS会(少年少女達が各地域で交流や社会参加活動を展開)、協力雇用主会(7社)、高校生ボランティア、香貫山影奉仕等による合同地域ボランティア活動として、昨年に続き香貫山の清掃作業を行う。
ちょうど雨上がりだったせいか、香陵台の紫陽花と駿河湾が美しい。
作業を開始する頃には雨もやみ、70~80人ぐらいの方々が6班に分かれて、1時間半ほど香陵台を中心とした下草狩りや側溝の土砂撤去作業を行う。昨日からの雨でぬかるんでいるところも多く、泥まみれになりながらの作業でした。やはり、終わった後の表情が最初の時の表情とは打って変わって、和やかな雰囲気になっていた。



普段なかなか出会うことがない人たちと、世代を超えた合同ボランティアの清掃活動は、やった成果もすぐ見えるし、汗もかくし、終わった後のアイスキャンディが本当に美味しかった。
皆さん、お疲れ様でした。


普段、影奉仕がやりたくてもできなかった側溝の土砂撤去。ふたを閉めてるナットはさび付いてなかなか外れなかったのだが、今回、雇用主協会の方に側溝の重いふたを開けてもらって、土砂の撤去作業をしてもらったり、下草狩りでは、普段鎌を持ったことがない高校生も指導の下で草を刈って、その処分もやるのは結構大変な作業だったと思う。





