山下ふみこオフィシャルブログ

社会資本整備総合交付金

2019.07.06

水道・下水道事業経営審議会

7/5、第1回目の経営審議会が開催された。総勢14名の委員構成だが4名欠席の10名出席。静大工学研究科、税理士会、商工会、自治会、農協、ホテル、女性連絡会、公募など多彩な顔ぶれでどんな議論が展開されるのか興味を持って参加。
第1回目は当局側は部長を始め、課長4人と担当者9名の合計14名である。
議事 ・上水道事業及び下水道事業の現状について
   ・井田簡易水道事業の統合について
13:30から当局の説明があり、質疑が2,3あっただけで何も議論がないまま30分ほどで終了。
もう少し、議論していただくための丁寧な説明がないと、数字だけの決算見込みを見せられての説明は理解できにくい内容ではなかったのか。
説明は事業の執行状況・経営状況・今後の経営・事業予定等と大変重要なテーマであり難しい内容であった。今後の経営如何によっては、料金値上げや民営化等についても言及していくことにも繋がるのに、このままでは、議論も質疑もないまま、当局の審議会を開催し、ご意見を承ったというだけの既成事実だけで、このまま単なる報告会に終始しなければいいかと懸念させるような第1回目であった。
せっかくの委員の質問も次回に回答が持ちこしになったりして、回答如何によっては、次の質問が出たかもしれないと思うともっと用意周到で臨むべきではなかったのかと思わざる得ない。

2018.09.26

竜王駅の南北自由通路by安藤忠雄

前々から行きたいと思っていた建築家・安藤忠雄氏による甲斐市の竜王駅にある南北自由通路と橋上駅を友人と見学(9/26)に行く。
JR中央線によって市街地の南北が分断され、北口への出入り口がなく不便だった竜王駅。平成の大合併(H16)によって、橋上駅舎と南北自由通路はH20・3月に全面供用開始された。利便性が向上したのは言うまでもないが、世界的な建築家・安藤さんが設計監理を手がけ、芸術的な建造物としても甲斐市の中核的な存在となっている。
1日の乗降客数5000人 総工費25.6億円 

竜王駅の南口、北口も巨大な屋根と巨木が印象的である。ロータリーの中心に大空に向かってそびえたっているシンボルツリー。

↓南口のケヤキ                   ↓北口のクスノキ

駅舎には市の行政情報や観光案内情報が設置。また、この広い南北の通路の利用方法は面白い空間利用ができそう。
広場では巨大な屋根によって守られているので朝市も開催されている。

1時間無料の駐車場や駐輪場も整備されている。
また、高齢者や障がい者の方々にも利用しやすいバリアフリーの整備がなされている。

この駅舎がこのまちの顔として、市民が誇りを持てる駅になっているのではないだろうか。
また、安藤氏もこのまちの顔として地域コミュニティの一つの中心となることを期待している。

2015.10.12

沼津市のお財布事情 (市税の状況)NO3

一般財源の市税収入について考えてみたいと思います。
特に個人市民税は生産年齢人口の減少で、これからの税収入は厳しいと予測されます。消費税が26年度は5%→8%になり、地方消費税交付金が増加する一方で、地方交付税も全国的に削減される見込みであり、一般財源の総額も増えていません。

上記のグラフは社会人口問題研究所の将来的な沼津市の人口推移です。
生産年齢人口(15歳~64歳)の減少が著しい中で、沼津市の財政見通しでは市税収入が27年度以降は年々増加するとしています。
この先景気がよくなり増加するというのは、余りにも見通しが甘いと言わざるえません。
市税を含めた一般財源総額は横ばいというのが他市の予測です。

一般財源総額は増える状況にはなく、ほぼ横ばい状況でしょう。
H19年以降は次第に減少しています。今後の見通しとして、増加していくというよりは横ばいという見方をしている自治体が多いようです。

2015.10.12

沼津市のお財布事情(借金) NO2

一般財源の歳出の状況をNO1で述べてきました。
財源が不足する理由
使途が特定されない一般財源が減少傾向の中で、医療、介護等の社会保障に関する経費の増加や、これまでに発行した市債(借金)の返済に必要な必ず支払わなければならない義務的経費が挙げられます。
固定的にかかる経常経費が8割を占めるまでになっています。

では歳入はどうか。歳入の根幹である市税(市民税・固定資産税等)と市債(地方債)の状況について。
まずは地方債(借金)の内容をみてみましょう。

借金には2つの種類があります。事業債と特例債です。ここで注目しなければならないのは、特例債の占める割合です。公共事業に使う事業債(借金)の割合が小さくなり、臨時財政対策債・退職手当債等の特例債が年々大きくなっています。
公共事業のための借金ではなく、財源が不足しているから借りるのは本来の借金の目的ではないはずです。
借金をすれば、その返済は将来の子どもたちにも負担がかかってきます。それは公共事業のハコモノは次の世代の人たちも使うから、それが住民負担の世代間の公平です。

しかし、背に腹は代えられないから借りるというのは、健全な財政運営と言えるのでしょうか? 

臨時財政対策債:一般財源の不足を補うために特例として発行された赤字地方債

2015.10.11

9月議会・沼津市のお財布事情NO1

9/15日から始まった9月議会。すでに一般質問は9/28~9/30で終了し、10/5~10/9までの5日間で一般会計と特別会計・企業会計の決算審査も終了。後は最終日の本会議が10/19で終了する。

今回、私の一般質問
「財政の現状と鉄道高架事業や沼津市公共施設マネジメント計画等の大規模事業の見通しについて」
1)財政の現状と見通しについて

毎回、議会のたびに一般質問をし、すでに34回だと思う。そのたびに自分の未熟さを嫌と言うほど思い知らされ、恥ずかしさや悔しさの連続である。今まで何一つ満足に終えたことは一度もない。
議会の1ヵ月前から、何をテーマにしようかと思い悩み、土壇場まで苦しむ。そんな連続を、性懲りもなく繰り返している。

きっと身体によくないのは分かっている。ストレス満載だから。何よりも家族は一番この時期は、私に遠慮している。我が家の愛犬でさえ、一般質問直前は、私の傍にまとわりつかないもの。きっと、私がピリピリしているのが分かるんだと思う。

まずは26年度の決算はどうであったのか。26年度が終わり、「収入」と「支出」が実際どうであったのかをまとめたものが「決算」。「予算」はお金に対する計画で、「決算」は計画に対する実績です。
26年度決算の収支の状況をみたいと思う。

一般財源の総額が年々減少。H19年に500億円がH26年には454億円にまで減少。
義務的経費の扶助費はH20年までは20億円台が、H26年には42億円にまで増加。
義務的経費と一般行政費の固定的な経費、つまり経常経費の占める割合が、79.0%にまで膨らむ。
特に社会保障関係費などの扶助費が非常に大きくなって、一般財源が、経常経費の固定費に取られるので、残るお金が少なくなり、事業に投資する投資的な経費が年々小さくなり続け、10年前に比べ1/2まで縮小されている。

この財政状況とは、一般財源の収支の柔軟性が失われつつある。つまり、一般財源の自由に使えるお金が硬直化したことにならないだろうか。


お金の種類別
一般財源:市税、地方譲与税、地方交付税等の合計額で、使途が特定されず、どんな経費にも使える財源。
義務的経費(必ず支払わなければならない経常経費)
扶助費(医療、介護、生活保護等の支出)
人件費(職員給与・議員報酬等)
公債費(借金返済)
2)一般行政費 (固定費としての経常経費)
 ・物件費(賃金・委託料・使用料等)
 ・維持補修費(施設の補修費)
 ・補助費等(団体への補助金や負担金)

3)投資的経費学校・道路・橋梁等の社会資本の整備)

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