山下ふみこオフィシャルブログ

災害

2023.11.20

技術系災害ボランティアの活躍 in 沼津

11/15号「社協だより」には6/2の夕方から襲った大雨で被害を受けた時のボランティアの皆様の紹介がされています。
今回、特に「災害ボランティア愛・知・人・」さんをはじめ多くの「技術系災害ボランティア」の方々の支援を頂きました。

その作業は3ヶ月間に渡る炎天下の中での縁の下の作業でした。
九州をはじめ全国から常駐してボランティア作業にあたるのに自前での宿泊施設を探さなければならない状況は今後の課題だと思っています。
今回お伝えしたかったのは、ボランティアさんの活動を側面から支えて下さった市民の方々がいました。
無償でアパートを提供して下さった大家さん、冷蔵庫や扇風機なども市民が協力しあったことによって長期的なボランティア活動に繋がったと思います。
被災された方々の負担や心労は想像を絶するほどだったと思いますが、その陰で多くの方々の支援がありました。
改めてその活動が紹介されてあの時の災害の大変さを思い出しています。
災害に対するインフラ整備は政治の役目です。

2023.08.26

災害ボランティア 愛・知・人のこと

https://www.aichijin.org/post/2023/06/06-%E4%BB%A4%E5%92%8C5%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E4%BA%8C%E5%8F%B7%E7%AD%89%E5%A4%A7%E9%9B%A8%E7%81%BD%E5%AE%B3%EF%BC%88%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E5%B8%82%EF%BC%89

令和5年台風2号(沼津市)6/6~8/19までの愛知人の活動について

6/2、沼津市を襲った台風2号の影響は一昨年(2021/07)以上に大きな被害を被った。

2年前にも沼津市はお世話になった「災害ボランティア愛・知・人」は、台風後、社協や市民の方々から連絡が入り、災害ボランティアとして6/68/19まで2か月以上にわたって、炎天下の中、床下に潜っての作業は相当な重労働であり、愛知人のボランティアネットワークは全国に広がっている。

社協からの要請とは言え、彼らの活動は住むところから生活までは全て自分たちで賄っている。

沼津市に入るにはまずは住まい探しから始めなければならない。

自力で住まいも探さなければならず、一昨年のご縁もありSOSが届いた。そこで友人を頼りに探し回ったが、現実は12か月間だけ敷金も礼金もなしで安価で貸して下さる不動産屋はいない。

今回、たまたま友人のアパートが1部屋空いていて、「市民のために来てくださるのなら」と無償で貸してくださった。

自力で復旧できないお宅はたくさんある。特に高齢者宅。

今回も床上浸水は150件以上に及ぶ。

ボランティア活動は手弁当でというのは当たり前にしてしまっていいのだろうか。きっと社協や沼津市からの援助はある?

いえいえないない。

彼等の活動をずっと見てきたが、2か月以上にもわたり、床下に潜り込んでの作業に、やっとニーズがなくなって「お陰様で・・」と言って、静かに帰られて行ったが申し訳ない気持ちでいっぱいです。

救いはアパートを無償で提供して下さった大家さんには本当に感謝しかないです。

狭い床下は女性の方がもぐりやすいという事で、潜っていた彼女たち。作業着を脱いで汗だくの笑顔がまぶしい。

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大家さんのご厚意により、畳もすべて変えてくれて急遽借りられることになりました。お部屋は風も通るので、何とか扇風機でこの暑さを乗り切れたようです。
本当にここを無償で貸して下さる申し出があって感謝しかないです。(市営住宅もあたってみたのですが・・・)

2023.08.20

災害救助法適用見送り沼津市

8/18の静岡新聞のサイトです。
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沼津市を襲った6/2の台風2号で、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を一部地域に発令していたのに、災害救助法の適用申請を見送っていたと言う記事である。
これについては個人的に災害後、県に問い合わせたが、当時の見解では、「沼津市の規模では300戸からの床上浸水がないと難しい」という回答だったように思う。
しかし、西添地区など大きな浸水被害が2年前もあり、今回も床上浸水など被害を被った地域は拡大しているにも拘らず、災害対策本部の立ち上げもなかった。
昨今の2回の大きな被害について、富士市は災害対策本部を立ち上げたにもかかわらず、今回も立ち上げなかった沼津市の危機感のなさに、私は(一般質問においても)警鐘を鳴らし続けている。
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また未だに黄瀬川の白滝排水機場のポンプが止まったことによる浸水についての原因究明は公表されていない。もう2か月半以上経過している。既に台風シーズンを迎えようとしているにも拘らずである。
全国のお盆の時期の台風の影響による甚大な被害もあり、住民の不安は増すばかりである。
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未来の風は河川課に、住民説明会を一日も早く設けるべきであり、途中経過でもいいので河川課には説明を求めていたにもかかわらず、3週間たっても何の説明もなく、未だに音沙汰ナシである。
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特に災害は住民生活に直結し重要な問題であり、迅速な対応と原因究明が求められているにも拘らず、どうしてこういう状況が続くのだろうか?
被災した住民はもちろん私たちも不信感は募るばかりである。
狩野写真

2023.08.05

白滝排水機場その後

8/4(金)河川課からの報告を受けるにあたり、もう一つの質問事項・仮設ポンプの規模の内容と概算もわかる範囲で説明を求めていた。しかし、回答はなかったのだが・・・

排水機場のポンプが稼働しない期間、約2か月間、仮設ポンプを設置していたが、その規模は非常に大掛かりなものであった。市民からの問い合わせがあったので、この仮設ポンプの設置費がどのくらいかかるものなのか、残念ながら今回の質問事項に挙げていたのだが、これについても2か月設置していたにもかかわらず、概算さえ言えない状況には唖然とするしかない。

緊急時とはいえ、概算の見積もりもしないで発注をかけているとしたら驚きである。

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沼津市が管理する排水機場は、建設から概ね 20~30 年以上が経過。
特に使用頻 度の高い排水機場ではポンプ機器の劣化が激しく、老朽化による性能低下が懸念されている。 そうした中、排水機場の適切な維持管理に資することを目的に、これまでの重大な損傷が発 生してから対処する事後保全型の維持管理から、損傷が軽微なうちに対策を行う予防保全型の 維持管理へと転換するため、長寿命化計画を立案。

白滝排水機場は平成20年設置され16年経過。昨今の豪雨状況によっては、ポンプの吐出量等の機能が、現状に追い付いていないのではないかという住民からの指摘もある。そうなると、現状の復旧を急ぐことは台風シーズンを迎えるにあたり当然だが、検証によっては排水機場の規模の問題も関わってくる。
そうなると30施設すべての排水機場の老朽化や更新問題も避けて通ることはできない。
長寿命化計画では、直近10年間の期間内では2.5億円/年。事業費ピークは3.6億円/年。しかし、これは今の老朽化した排水機場の更新で平準化した費用である。

長寿命化計画の対象施設は、沼津市を管理する30施設の排水機場の電気・機械設備、及 び土木・建築施設とする。

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2023.08.05

6月議会一般質問・白滝排水機場その後

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230609/3030020466.html

白滝排水機場ポンプの故障で被害拡大か!

当時の報道には「6月2日の大雨の中、午後5時前にポンプが稼働し始めたが、約30分後に突然、停止したという事です。
その後、水路から水があふれ出し、道路が冠水したり周辺の病院や住宅など約30棟が浸水したりする被害が出ていて、市はポンプの故障が被害の拡大につながったとみて原因の究明を進めている

その時のTV取材で沼津市河川課長は「ポンプの停止によって被害が拡大したことは重大なことと受け止めている。市内のほかの排水機場も整備や点検をしっかり行い、同じようなことが起こらないようにしたい」と答えている。

7/28議会に「白滝排水機場の動作確認について」報告があった。

報告には「ポンプは稼働したが、ポンプの電源である発電機の復旧と併せて排水機場の運転が停止した検証について、ポンプの故障ではないことが分かったが、何が原因なのか引き続き進める」というものだった。

住民説明会は8月中旬ごろの予定とあったので、報告内容についてもう少しわかりやすく説明をしてほしいと事前にアポを取ってお願いをしていたにもかかわらず、今日(8/4)の河川課長は「今の時点では検証ができていないので説明はできません」というだけで報告書にかかれていた以上の説明を受けることができなかった。

私たちが知りたいのは、検証結果がまだ出ていないのであれば、これまでの2か月間どういう調査をしてきたのか、何が分かったのか、これからまだ何を調査していくのか、復旧にはまだどのくらいかかるのか、そういう説明すら受けることができなかった。

この状況で8月中旬に行われる住民への報告会に、今回の災害で住民の生命財産を脅かしたにもかかわらず、復旧の見込みもわからず、原因も検証できない状況の中で、報告会を開いても、住民は納得するのでしょうか。住民への説明責任はどう考えているのかときいたところ、それまでにはちゃんと説明できるようにするという。

今回のような担当課とのやり取りは本当にむなしい思いしかなく、これ以上説明を求めても無理なことだと考え、住民への報告会に資料なども用意するというからには、せめて私たちにもそういう時系列的な資料のもとで、来週中に再度説明をしてほしいとお願いをするしかなかったのだが・・・。果たしてそれも果たしてもらえるのだろうか?

当時のテレビ放映にきせがわ病院 看護局長は「私たちは医療に影響が出ないよう力を尽くすので、 行政には原因を突き詰めた上で対処を進めてほしい。」と言っている。これが被災した住民の切実な思いでしょう。

どうして2か月以上もたった今も原因究明の検証ができていないのか、できていないことを責めているのではなく、その理由を住民が納得できる説明が必要であり、少なくても復旧の見込みを伝えなければ何を住民に理解を求めるのか、これでは納得してもらえないのではないかと思うのだが・・・

担当課に私たちの思いが伝わったのだろうか?と思うと、情けなく、屈辱的な思いしかない。

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