山下ふみこオフィシャルブログ

2023.01.25

木負の神社とスティーブ・ジョブズ

今日は10年に一度の寒波到来といわれていたが、沼津は風もなく陽射しは暖かく穏やかな日でした。

友人に「西浦木負にある鮑玉白珠比咲名神あわびたましらたまひめみことじんじゃ)は、富士山にある浅間神社の妹なのよ。そこから見た富士山はすばらしいから・・」と誘われて行ってみた。

 駿河湾に突き出た赤崎の岬の高台に境内がある。
鎮座地名の木負の由来は
当社の女神が比類なき美女であったため、「ヨシマツ」と称し「吉妾」となった説があるという。

また、この辺りは山中より木を切り出して背負って売り歩いたことから「木負」となったとも。

鮑玉とは
鮑から算出する真珠のことで、白珠もまた真珠を意味することから、木負沿岸の漁民によって奉仕された貝類の神と考えられるとある。近年まで、付近で真珠養殖がおこなわれていたという。そういえば、小さいころ父の往診で一緒について行った時、真珠養殖をしている人たちと父との会話の中で、アコヤ貝の中の真珠を見せられた記憶が鮮明に蘇った。昔は真珠養殖に適した環境があったのだと思う。

アッフルの創業者、スティーブ・ジョブズさんが購入した版画
その一つが此処からの富士山だったのではないかと言われている。


アッフルの創業者、スティーブ・ジョブズさんが購入した版画
その一つが此処からの富士山だったのではないかと言われている。

2023.01.24

初めての手作り味噌の完成

昨年の2/3に初めて味噌づくりに挑戦。いつも手作り味噌を買うようにしている。だって市販のものとは味も風味も違うし無添加だから。
毎日、おかずがなくてもお味噌汁を欠かさない我が家にとって、御出汁とお味噌は大事。

初めてのお味噌づくり、やっと1年経って「ほらっ、この通り!」写真だけではこの美味しさは伝わりそうもないけど、お味噌はカビずに無事完成。みてみてみて・・・

よいお味噌の4つの条件があるそうです。

1・色  「照り、冴え」があるのが良い色合い
2・香  自分の間隔で美味しそうだなと感じる香りがする
3・組成 口の中に入れ,舌で上の歯の裏側に押し当ててすりつぶしてみると、ざらつきが少なく溶けやすいのが良い味噌
4・味  「麹の甘み、大豆の旨味、塩の塩味(えんみ)」この3つが自分が美味しいと思えるバランスになっていればよい

最後に4つの条件に加えて
「心のこもったお味噌は理屈なしで美味しいもの」と。
夫がほぼ仕込んで、私が傍からエールを送って出来上がった初めての手作りお味噌は大成功です。

2023.01.22

高尾山古墳の現地見学会

1/22(日)高尾山古墳の現地見学会に参加。学芸員・木村さんの案内による現地説明会は1/22,28が最後で、今後は道路完成の10年後になるという。今回は本当に貴重な現地見学会であったが、各班にわかれ、1班30分足らずの説明では時間が足りず、もっと話を聞きたかったが、数時間1人で説明する木村さんは、寒風の中きっと大変だったと思う。

高尾山古墳は都市計画道路建設に伴う穂見神社の移転によって発見された古墳である。当時、東日本最古級の古墳が発掘されたことで全国ニュースとなり全国から多くの人々が押し寄せた。

しかし、この古墳は道路計画によって発掘調査という大義によって、削り取りながら古墳調査をする補正予算が計上され、取り壊される運命にあった。

この時、担当者をはじめ、市民、知識人、大学教授など本当に多くの方々が其々の立場から国に働きかけ、取り壊す運命にあった古墳を、私の一般質問の直後に市長が白紙に戻すと宣言。それからというもの、道路と古墳を両立させるための取組みが進められてきた。

この時の市民運動の盛り上がりは大変大きく、高尾山古墳の講演会には会場いっぱいに参加者が溢れる状況が続いていたが、道路の計画案もほぼ決まり、ここ5年ぐらいは訪れる人もなく、静かにその時を待っていたように思う。

2015年6月の当時の状況(私の一般質問と歴史学者の磯田道史さん)
https://yamashita.fm/blog/2015/06/6378/

山梨から来た方と10:00からの見学会に一緒になったのだが、市街地にある高尾山古墳は全国的にも珍しく、大変貴重な古墳であると言っていた。

説明によると、この地が交通の要所であったこと、既に土木技術や測量技術によって古墳の設計が緻密な計算のもとで創られていたこと、各地方で統治していた王たちとの政治的にも経済的にもネットワークが形成されていたのではないか等、この東国の王の存在はとても興味深く、改めて沼津のルーツに思いをはせる機会にもなった。またこの地がいかに統治するにあたり、方位的にも計算されていたのではないかと指摘する方もいる。

最後に高尾山古墳の存続に大きな功績を残した杉山治孝さん、瀬川裕一郎さんに改めて感謝をしたいと思います。(合掌)

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