山下ふみこオフィシャルブログ

2020年04月

2020.04.29

東部発達障害者支援センター「アスタ」

東部地区にこの4月~静岡県東部発達障害者支援センター「アスタ」が開設されたことを知っているだろうか?
発達障害児を抱える親にとって、果たして待望の機関となりえるのだろうか。
このセンターは発達障害者支援法に基づいて、静岡県からの委託によりNPO法人自閉症eスタイルジャパンが運営する機関。
年齢や知的障害の有無に関わらず、発達障害やその疑いがある方への様々な相談、支援、研修、人材育成、地域の体制づくりなどを行っている。

https://astashizuoka.jp/

今日は当事者の母親と一緒に子どもの相談で付き添うことになった。
2階のワンフロア全てを使い、相談室はもちろん、研修室も兼ね備えた広々とした空間と、狩野川が一望に見えるロケーションは、そこにいるだけでも明るい雰囲気で心が和んでくる。
「おはようございます」と言って部屋に入ってきたのは、驚いたことには発達障害専門の岡田医師でした。
以前、東部総合庁舎にいられたときに数回尋ねて行ったことがあるその時の岡田医師がそこにいた。
現在スタッフは心理士、言語聴覚士、元教員、福祉関係の方々の6人体制で行っているという。

受付時間は平日9:00~17:00
上土町3沼津トラピストビル2F(瀬尾病院の跡地)
055-957-9090

1アスタ2
1あすた3
1あすた4

相談・支援

発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症・学習障害など)のある方やその家族が、地域で安心して暮らせるように、年齢や知的障害の有無に関わらず、発達、行動、教育、福祉、就労、生活など、様々なご相談に応じるという。
相談の中で、問題の整理、対応の検討、助言、情報提供などを行うほか、必要に応じて、適切と思われる他の機関を案内するという。

此処での相談がどんなふうにこれからの東部地域、特に沼津市にとって発達障害を抱えた方々の拠り所になっていくのだろうか。特に周辺の富士市、三島市、御殿場市に比べ、発達障害児への支援体制が遅れているこの地域にとって、センターへの期待は高まる。
それには、沼津市がどうセンターとタグを汲めるのか。沼津市の発達障害児への支援体制の整備が遅れている中で、市内の街なかにあるこのセンターの意義はとても大きいと思う。
一例をあげれば、健康づくり課で行っている乳幼児の定期健診が発達障害の早期発見に大きなカギになるのは言うまでもない。しかし、健診の仕組みが各自治体で違う。格差が生じている。
異常ありとされる乳幼児の捉え方や医療機関、早期療育にいつ、どうつなげていくのか、健診の考え方、捉え方等もセンターでアドバイスや研修ができるれば、保健師にとって必要なことである。

子育て支援課の所管する「発達障害児センターみゆき」において、4月~初めて常駐の臨床心理士が入って下さったが、そのセンター機能を果たす体制は、他市の状況と比較しても、これから構築していかなければならない課題は山ほどある。
そのためには、みゆきの保育士さんや、市内の発達障害児を受け入れている園の保育士さんのための定期的な研修が、此処のアスタを利用できないものだろうか。

発達障害児を持つ親、特に母親たちと接していく中で、母親自身が苦しんでいる状況に、やはり周囲の理解がもっと必要なことを感じている。一番身近な家族や周囲の方々に発達障害児への理解を求めていくためにも、センターとして大きな期待をせずにはいられない。

2020.04.29

沼津の未来を考えるグランマの会

グランマの会代表の森田さんの投稿が掲載されています。
・・・・厚意によって頂いた品物が人とのつながりのきっかけとなる。しかし、それもこれも、その方々の大きな痛みの上に成り立っているものであることを忘れてはならない。・・・

森田和子

2020.04.27

香貫山の三春滝桜

3月に香貫山の三春滝桜が嫁いで10年という新聞記事を見る。その前に農林農地課から問い合わせがあった。2009年、市の主催で桜の木40本を植樹するイベントに参加したことがあった。その時にこの福島県三春町から送られてきた桜も一緒に植えたとものだという。
2011年3月11日に東日本大震災があって今年で9年経過した滝桜は大きく成長していた。香貫山の仲間たちでこの三春滝桜が咲くこの場所に、想い出の碑を創ろうとみんなで話し合っている。     ↓今年、ここで咲いた三春の滝桜

滝桜
香貫山三春の滝桜2
香貫山三春滝桜1

2020.04.25

新型コロナの影響で善意の輪が第3弾

先日もコロナの影響で休業を余儀なくされた観光客への土産物がキャンセルにより、「沼津の未来を考えるグランマの会」がそれらを廃棄するならと、今回も頂けることになったという。
それと同時にこころみファーム(B型就労支援)より、いつも定期的な注文を受けている飲食店の休業により、廃棄せざる得ないリーフレタスを大量に頂けることになり、こちらもすでに2回目の申し出を受け、早速メンバーが水耕栽培をしているところに軽トラックで取りに会員が行く。自立支援センターでメンバーがレタスの袋入りをし、今回もお菓子とセットで養護施設やひとり暮らしの方の処や病気で療養中の方の家々にお届けする。朝9:00からの作業が始まって、袋詰めと配達で今日も一日が暮れてしまうという。こうやっていろいろの市民の方々の善意が広がっていることを市民の方々に知ってもらえたら、廃棄処分にならないものがたくさんあるということにも気が付きます。

コロナ配達4

(会の報告から)今回も行く先々で何気ない会話の中で不安や困ったことなどがいっぱいきけた。ご厚意によって頂いた品々が、スムーズな会話のきっかけとしてつなぎ役を果たしてくれていた。
それぞれの立場でコロナで苦しんでいる多くの方々の痛みの上にグランマの会の今回の活動が成り立っている。
この配達を通して、本当に一人ひとりのおかれた日々の暮らしについ涙をしてしまうこともある。そして嬉しいことに、もっと苦しい方にと米やお花の提供や、自分の店をみんなのために使ってほしいという申し出も受ける。
今回の活動を通して、グランマとしてどういう支援が継続的にできるのか考えていこうとメンバーは思っている。
(以上グランマの会から)

コロナ配達
コロナ対応6
コロナ配達2
コロナ配達3

2020.04.24

新型コロナウィルス対策の事業者支援その3

コロナ5

私のお勧めがこれ↓

https://numazukanko.jp/feature/cheer-for-numazu/top

三島市がすでに市HPに市内飲食店のテイクアウトの紹介をしていますが、沼津市においても市内の飲食店の要望で実現しました。
ただし、事業者の皆さんが自分で投稿するようになっています。

私の一番のお勧め!!
(これも皆さんの要望で実現)

市役所玄関前で、テイクアウト販売用のスペースを無償で貸し出します。申請すれば、月曜日から出店可能です。
休業中でもテイクアウトやデリバリーの営業は休業補償の対象になります。

 問い合わせ先 :沼津市観光戦略課 (市役所5階 )
電話:055-934-4747(直通) e-mail:kanko@city.numazu.lg.jp
下の申請書がHPの観光ポータルサイトにてダウンロードできます。 ↓
(申請時の注意事項も↓に添付しています。)

出店申請書 (1)
募集要項 (4)-1
募集要項 (4)2

2020.04.24

新型コロナウィルス対策の事業者支援その2

4/23の市長の記者会見から一夜たち、市役所の商工振興課への問い合わせが殺到し、つながりにくい状況になっているという。そこで、再度HPに既に掲載されているがお知らせをしておこうと思う。

 Q&A  4/24更新
留意点: 休業補償は4/25(土)~5/6(水)とあるが、休業期間の延長もあり。
    ◎4/27(止むえない場合)~5/6からでも対象となる。
    ◎休業中のチラシ、張り紙等の証拠となる写真等は必要  
    ◎5/7~申請して2週間ほどで指定口座へ

↓(画像をクリックすると拡大)

コロナ問い合わせ1
コロナ問い合わせ2
コロナ3-1
コロナ3-2
コロナ3-2-2
ころな01
ころな0

2020.04.24

新型コロナウィルス対策の事業者支援

https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kikikanri/topics/new_cov_mayor0423_1.htm
4/23市長の定例記者会見で事業者支援、医療支援等が発表された。(主なものを抜粋して掲載)

総額5億5千万円

1・事業者支援 3億2千万円(申請受付5/7~5/31)

◎ 4/25~5/6休業協力の事業者支援:飲食事業者・旅館・ホテルへの協力金
  飲食業1店舗20万円  旅館・ホテル1施設50万円   1事業所あたり最大100万円まで

◎ 休業協力金の支給を受けない事業所への支給
・宿泊業・飲食業の令和2年3月売上が前年3月比の50%以上減少等
 1事業所30万円

2・インターネット活用支援策(運用開始4/24・観光戦略課934-4747)

◎「テイクアウトdeスティホーム」事業者支援サイトの立ち上げ
事業者が自由にアップロードしてテイクアウトメニューの紹介を市HPの観光ポータルサイトで公開

◎ テイクアウト販売用スペースの無償貸し出し
市役所玄関前でテイクアウトの販売

3・バス・タクシー事業者への支援 600万円(申請受付5/7~5/31)

◎ 路線バス1台に2万円 タクシー1台に1万円

4・診療材料・医療機械等の購入 2000万円(感染防止の医療現場への対策強化)

◎ 全身防護服360着、長袖ガウン7500着、サージカルマスク36,000枚、N95マスク1,500枚等
エアーテント(外来診察として利用可能)、陰圧式空気清浄機(病室内の空気洗浄)

今回の沼津市における救済措置に至る過程において、多くの飲食店の方々から新型コロナウイルス対応に関する切実な声をきいてきました。その声をやはり要望として市長へ届けたいという。それは市民として当然であり、この難局を現場の切実な声を、何とか届けようと試みたようだが、議会も市長も担当課も、その要望書を受け入れるところがないという。個々の要望での対応は、この非常時に混乱を招くという理由だからということらしい。
この非常時だからこそ、市民の声をしっかり受け止めるのが行政に携わる者の責務ではないだろうか。幸いにも沼津市においてはコロナ感染者は1人であり、非常時とは言え、これからが長期戦にならざる得ない中で、既にこの対応では市民に失望と混乱を招きかねないと指摘される。住民はもちろん事業を営む方々の思いはメディアにも日々掲載されている。

市民からの苦情を受けて他市の要望書等の提出先について、その状況を調査したところ、県内10市の回答では、市長、副市長、担当部長、教育長が受けているという。
市民の切なる声を、たった一人の声であっても、真摯に耳を傾ける、受け止められる市政であってほしい。この難局だからこそ、一人一人に向き合っていく心の余裕を持ち続けたいと思う。

2020.04.23

空気は読まない!

上野千鶴子.pdf

私の好きな上野千鶴子さんが「空気は読む。だが抗う」という言葉に「I agree」

よく立場的に言動には十分注意をしたほうがいいと言われる。充分注意をしたつもりでいても、やはり、発言するからにはその責任も負わなければならない。発言をするときは、必ず裏を取ることは当然のことである。しかし、どちらにしても、叩かれたり、絡まれたりしても、反論する勇気がない。
もしかしたら,空気を読むことがストレスをためず、敵をつくらず、世間に抗わないことが最終的には実を取ることだと思い始めていた自分がいる気がしていないでもない。
今朝の上野さんのコメントを見て、やはり、そういう自分でいてはいけないと自分に叱咤する。自分が勝ち抜くために、相手を貶めることなんて私にはできない。
窮地に陥った時こそ、見えるものがある。渦中にいる時は見えていなかったことも、冷静になってみると分かることがある。
今の恵まれた環境の中で、苦しんでいる人がいたら、見過ごすことができず立ち向かうのが、私のエネルギーの糧になっている。そうでなければ、もう動けない・・・

上野千鶴子

今回、多くの方に本当に優しい言葉をかけていただいた。感謝してもしきれない。
ただ一番嬉しかったことがある。
新聞やTVに報道されたその日、家族の夕食を作り、自分もおなか一杯食べ、その後、私は残っている仕事するために仕事場の部屋へ行きかけた時、「すげぇ!俺だったら、今日ぐらいは布団かぶってるもんなぁ~」って、息子が笑いながら声をかけてきた。
この何気ない言葉が一番心に残っている。少なくても私の今日の一部始終を静観していた彼が、そう思ってくれたのなら、それが私の一つの生き方を示せたのだと思ったら、それはそれで良しと思った。
落ち込んでいる時間もなく、私を必要としている人たちのために仕事が待っているもの。

2020.04.23

新型コロナの影響で善意の輪が

新型コロナウィルスの感染拡大によって飲食業や宿泊業を経営する方々のSOSは日々深刻になってきています。
休業しながらもテイクアウトを細々続けている店舗の何と多いことでしょう。

確定申告の期限が延長されたことで、令和元年度の所得税の納付が5月中旬に延期されています。さらに経営の圧迫が懸念される5月以降に所得税から始まり、消費税、住民税、健康保険と令和元年分の納税が開始されれば、もう自力での万策尽きてしまうと言っています。一日も早く家賃補助だけでも現金支給してほしいという必死の声が上がっています。
それと同時に飲食業に食材を納めている方々もキャンセルになって生鮮物の処分に途方に暮れています。キャンセルになっても育てた野菜を止めることができないと、その数も半端じゃありません。
観光業も観光バスが一切来なくなり、お土産品の賞味期限が切れないうちに、どうにかできればとSOSが上がってきています。
事業所の方々が「沼津の未来を考えるグランマの会」に申し出て下さって、生鮮品やお土産品のお菓子等をみんなで配布する作業を始めています。福祉施設、ひとり暮らしや障害児を抱えたお家に1軒1軒お手紙に
「大丈夫あなたのこと忘れていないよ」って添えてグランマの会は届けている。

収束の見えない中、水面下で多くの善意が色々のところで始まって繋がってきています。

こころみファーム
お菓子

2020.04.22

コロナ緊急対応策ー第2弾 厚労省

「アベノマスク」の配布が各世帯に2枚配布事業が開始されている。静岡県は準備中で、まずは東京から郵送作業が始まっているという。
しかし驚いたことに既に厚労省から噂のガーゼマスクが、各自治体の児童福祉施設等に3月末郵送されていた。
3/10厚労省から各都道府県に周知が出され、そこから各市町に対して周知がされていた。
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000607051.pdf
「新型コロナウィルス感染症に関する緊急対応策―第2弾について」
その対応策の一つに、「布製マスク2000万枚を国で一括購入し、介護施設、障害者施設、保育所、放課後児童クラブ等の現場におけるマスク不足の解消を図るため、再利用可能な布製マスクを、少なくとも1人1枚は行き渡るように十分な量を配布する。」というもの。

放課後児童クラブ
放課後児童クラブ4

厚労省の新型コロナに関する緊急対応策として、再利用可能なマスクが無料で各施設に直接郵送された。
今回は、配布する布製マスクは大人用サイズであると書かれているが、どう見たって子供用サイズである。(もしかしたらアベノマスクもこれと同じサイズだとしたら使えないけど・・・)
児童福祉施設や放課後児童クラブにも、大人用マスクが配布されたが、皆さん子供用マスクだと思っているらしく、数が足りないので、子どもたちに配布できないとそのまま保管されているところもある。

厚労省からの周知には、少なくとも1人1枚は行き渡るように配布とされていたが、結局、子供用には数が足りないし、大人用にしては小さすぎて、このガーゼマスクは配布することができず、マスクを忘れた子どものために、手作りマスクを作って用意していた。

↓下のマスクは厚労省から配布された大人用?白のガーゼマスク(もしかしたら、これが悪評高きアベノマスク?)
↓その下のマスクは手作りの子供用の紙マスクで、黒の耳紐はストッキングを使って作ってある。
                             ↓黒のマスクは市が配布した大人用マスク
                             ↓白のマスクは厚労省が配布した大人用ガーゼマスク?

放課後児童クラブ6
放課後児童クラブ2