山下ふみこオフィシャルブログ

2021年04月

2021.04.25

指定ゴミ袋は埋め立てごみ

沼津市のプラスチック製容器包装の収集日は1週間に1回ある。沼津市指定袋に入れて出すようになっている。
しかし、その指定袋はプラごみを選別するときには、埋め立てごみとして処理され、三重県伊賀市にある三重中央開発(株)三重リサイクルセンターへ運ばれている。

指定袋を入れた外袋にはプラマークはあるが、指定袋にはプラマークがないので埋め立てごみになってしまう。そうならば、指定ゴミ袋ではなく、プラマークのついた袋(スーパー等のレジ袋)でいいのではないだろうか?
確かにプラの選別をしている現場を見ると、プラごみの入った袋は、破袋機で袋が破られ、プラごみは選別ラインのコンベアにいき、破られた指定袋は一括されて、汚れたプラ容器と一緒に埋め立てごみとしてまとめられ、それが三重県まで運ばれる。↓指定袋はボックスへ         ↓汚れたプラと一緒に袋へ

2021.04.24

香貫山の山道修理

今日、香貫山の香陵台公園から山道に入ったところで階段の補修をしてくださっているFさんに出会う。
斜面に作られている階段は、ボランティアのFさんやTさんがこうして補修してくださっている。そこには材料を提供してくださる方や山中まで運んでくださる方もいる。

途中に丸太のベンチがあちこちに設置されている。丸太のベンチはFさんの手作りです。
若い時には気づかなかったこのベンチの配置も、ちょうどいい塩梅の処に置かれている。優しい配慮に感謝です。

2021.04.24

香貫山の道路崩落からその後

夕方山に登ると、香陵台公園から西廻りで頂上に向かう道に「工事の看板」が掲げられて、4/26~7/26まで通行止めになるという。昨年7月に起きた崩落個所がやっと工事をすることになった。
ちょうどその時出会った女性から、「ずっと身近な山であったにもかかわらず、山に登ろうとしなかったが、桜の時期から此処に登るようになって、新緑の木々の清々しさや景色の美しさに友人をこの週末に連れてきたいの」っと目を輝かせて私に話しかけてくださった。

そうなの、この山は不思議な力を持っている。四季折々の変化はもちろんのこと、一緒に悲しんでくれたり、勇気をもらったり、喜んでくれたりと訪れる人々をいつも変わらず迎え入れてくれている。だからいつも感謝している。だからお掃除もしたくなるの・・・って

昨年7/1からの梅雨前線の停滞で降り続いた長雨は、香貫山の地盤が緩み土砂崩れの危険性が増していた。
7/1未明に土砂崩れがすでに起きていたので、その亀裂から雨が浸透し、これ以上崩壊が起こらなければと思っていた。
当時、その時の処置が、亀裂部分にブルーシートをかぶせただけになっていたため、ブルーシートだけでは、坂を下って流れ込んだ雨は確実に亀裂に入り込むわけで、山の仲間はその状況を危惧していた。
そして、早期の対応を求めていた矢先に7/10未明に、その亀裂から法面側に道路が崩れ落ちてしまい、その崩落個所は9か月間ブルーシートをかぶせたままになっていた。

やま2

9か月間ブルーシートで崩落した箇所を覆っていたのだが、4/26~やっと工事が入ることになった。
この間、何度も大雨に見舞われていたわけで、実際、崩落が起きた直後から現在に至るまでにどれだけ傷口が広がったのかだろうか・・・
緊急性を要したにもかかわらず、工事に着手できなかった理由とは、予算の確保ができなかったと思わざるえない。

崩落個所の復旧工事は、上の看板に示されたように、山側を削って道路幅の確保をする。崩落部分はモルタルの吹付だけで、崩落個所の補修工事は難しいのだろう。
山側を道路確保のために、さらに山を削らなければならないことを心配している市民に対して、塩坂先生の3月時点の調査において、妥当な工事であるという見解をいただいているので、問題はないと思っている。

今年1月と3月に地質学者の塩坂先生に香貫山の地質や崩落個所、そしてごみ焼却場の予定地等について、現場を一緒に回っていただき色々助言をいただいた経緯がある。
塩坂先生はこの山について「香貫山は都市の間近にある貴重な山であり、その利活用・保全計画を立てる場合は、香貫山全体の評価基準を作成しておく必要がある。様々な観点から重要度と影響度に分けたマップを作成し、それを重ね合わせることで総合評価していくと、全体を考えた優先順位をつけることが出来る。評価基準がないままでは、香貫山をどう活用し、どう残し、どう維持していくかという計画を立てることはできない。後追いの場当たり的な対応策に終始することになってしまう。」といわれた。

「香貫山の在り方」については、何度も専門家や市民が一緒に話し合われた経緯があるが、どれもこの山の保全というよりは観光的な活用や景観、植樹についてのことだったように思う。
今回、塩坂先生の指摘のように、まずは「香貫山全体の評価基準の作成」の必要性が求められているのだと思う。今後、この問題について取り上げていきたい。

2021.04.19

日高市議の提訴

今回の田中まどか市議の提訴は、私ができなかったことの反省も含めて記録に残していきたいと思います。
日高市議が市を提訴
http://madmakochan.livedoor.blog/archives/8549501.html?fbclid=IwAR1DEt5KoDyVGwwSKETEeU7CE9LmITGe_ftS5usa6H34KnqSUT79btdLEVQ

そもそも、議員って
議院内閣制と二元代表制の違いこそあれ、
国会でも、地方議会でも、議員は行政を批判的立場から見るのが役目です。
「批判ばかりしていては何も生まれない」と現議長はよく口にされますが、批判と監視無き議会に存在意義はありません。
(議員になるともらう「議員必携」にも書いてあります)与党的立場であるから批判できないと言うなら、
質疑によって議案や予算や条例への首長の「思い」や「意図」を引き出し、成立を後押しする質疑だってできるはずです。
スルーするよりその方がずっと市民のため市政のためになります。
http://madmakochan.livedoor.blog/archives/5848421.html

もう何年も前から、私が発信するものは、一般の方のコメントも含めすべてチェックされ、プリントされて全議員に配布されたことも一度ではありません。全員協議会などで問い詰められたり、謝罪を求められたり、時には罵声を浴びせられることさえありました。

議員辞職勧告決議の理由
http://madmakochan.livedoor.blog/2020.3.17%E8%AD%B0%E5%93%A1%E8%BE%9E%E8%81%B7%E5%8B%A7%E5%91%8A%EF%BC%92.pdf

↓2021/04/16 朝日新聞埼玉版                 ↓2020/03/30 全国の現職議員、元職議員176名が賛同

2021.04.17

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種の矛盾NO2

HPVワクチン0001

↑↑↑ ワクチンは、「がんそのものを予防する効果は、現段階で証明されたとは言えません」と書かれている

今日のzoom勉強会は、副反応被害に苦しむ当事者たち(10代から20代の女性)の参加もあり、直接的にその状況を伺い、このワクチン接種がリスクの高さと同時に、定期接種であることの大きな矛盾がより鮮明になった。
リーフレットの矛盾点:
①「積極的接種勧奨が中止されている」という重要な事実が書かれてない
②子宮頸がん検診の重要性についての記述がない
③このワクチン特有の「副反応リスク」の高さと深刻さが書かれてない。

現状は重篤な副反応が出ていても、ワクチンとの因果関係が証明されにくく、被害者の多くは確立した治療法がなく、国の救済制度では判定不能による不支給が多数である。
協力医療機関でも詐病扱いで周囲の理解がされず、「反ワクチン」のレッテルを張られてしまっている。
健康で闊達な子どもが、接種によって突然日常を奪われ、どれだけ家族も苦しんでいるのだろうかと思うと胸がつぶれる思いである。

←厚労省が医療従事者に配布されているリーフレットである。
https://www.mhlw.go.jp/content/000679265.pdf
そこには、副反応症状について
「頻度は低いですが、重篤な副反応も報告されています。
アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸器症状等を呈する重いアレルギー)、ギラン・バレー症候群(脱力等を呈する末梢神経の病気)、 急性散在性脳脊髄炎(頭痛、嘔吐、意識障害等を呈する中枢神経の病気)等」と明記されています。

このワクチンの矛盾を、厚労省のリーフレットからさらに指摘したいと思う。

抗体は9.4年維持することが明らかになっているというが、子宮頸がん罹患率は20代から増加し40代がピークという。
(下のグラフ参照)
定期接種の対象者は10歳~高校1年(15歳)という事は、彼女たちの抗体期間は20歳~25歳までという事にならないか。
つまり、子宮頸がんにかかりやすい年齢の時には抗体がないという事になる。

ではなぜ接種の対象年齢を上げないのかというと、子宮頸がんの感染経路は性交渉によって感染するから、性交渉前の女子でないと接種の効果がないということなのだろう。

さらにこうも書かれている「HPVワクチンの接種歴にかかわらず、子宮頸がん検診を定期的に受けるように・・・」と。
つまり接種しなくても、定期的に検診を受ければいいということではないのか。

HPVワクチン0002 (3)

2021.04.16

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種にあたってNO1

今日はHPVワクチンの問題について、被害者支援の弁護団の先生方によるzoom勉強会が行われた。参加者は議員を主体に100人以上に及び関心の高さを示した。
このHPVワクチン接種については、平成25年4月に定期接種になって2か月後の6月には,副反応による被害者の出現により「積極的勧奨の中止」に至り、今もそれは続いている。
しかし昨年、厚労省は接種を希望される方に対しては情報提供として、対象年齢の10歳から新高校1年生の女子に対してお知らせ(リーフレット等)の個別送付を各自治体へお願いをした。

↓下の表は積極的な勧奨の中止(25年6月)がされてから、接種する人が激減した沼津市の状況である。
沼津市:平成25年度から定期予防接種となりましたが、同年6月から積極的勧奨をしないこととの通知を受け、平成26年度から積極的勧奨(接種券送付)を実施していません。

沼津市 子宮頸がん予防接種者数 推移
  25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 令和1年度
接種者数(人) 420 29 9 4 4 15 44

接種の対象者は10歳から高校1年生までの女子だが、令和2年8月に高1の女子にお知らせをしたことによって、接種者が急激に増加。
副反応は今までの事例から、1年後に重篤な症状がでるケースもあるという。

令和2年9月末時点 沼津市の子宮頸がん予防接種状況(8月に高1女子に接種のお知らせを送付したことにより急増)

令和2年度 7月末(4月~) 8月以降 合計
接種者数 20 65 85
HPVワクチン0004

厚労省は平成25年4月に定期接種になった子宮頸がんワクチンを、6月には「積極的勧奨の中止」をし現在も継続中。

HPVワクチン0003

令和2年、「勧奨の中止」は継続されているが、その注意喚起は下段に小さく示されているだけで分かりにくい。

HPVワクチン0004 (2)
HPVワクチン0003 (2)

2021.04.13

NUMAZUという未来を考える29回

この上でダブルクリック - ここにキャプションが入ります。

2018年7月から始まった月1回のこの会はそろそろ3年目に入ろうとしている。
その間、勉強会や講演会も行っていた時期もあったが、今はコロナ禍でなかなか思うように会場を確保できないので、その時々で集まれる人が集まって、身近な話題から政治に至る色々のことを情報交換している
皆さん其々の仕事や所属団体があるので、その活動をしながら関わっている。
この会で常に話題に上がるのは子どもたちの置かれている環境について。
貧困等の多くの課題を抱えた子どもたちに「私たちができることは何だろうか」と常に模索し続け、今もそれは答えの糸口を見いだせないままである。

常にそういうジレンマを抱えながらも、感性や価値観を共有できる仲間との会話は有意義で楽しく、前向きであり勉強させてもらっている。感謝!

私の処にはパワハラや虐待を抱えた女性の相談、発達障害児を抱えた親からの相談、障害者の方たちから等、どれ一つとっても深刻な問題が山ほどある。
また、女性議員の相談で多いのがパワハラの問題。
議会において、陰湿で執拗に攻撃されることが多々あり、特に無所属や少数会派の女性たちがターゲットになっている。
この問題については全国的なネットワークが繋がりはじめている。その中には訴訟に発展しているケースも多々ある。

ほとんどの議員がパワハラ経験者だけにその体験談は壮絶なものから日常的なパワハラ等枚挙にいとまがない。
議員活動の大変さ以上にパワハラに対する対応は、そのストレスからくるダメージは相当なものだと想像できる。今までは女性議員のパワハラ問題に取り組む弁護士が少ないこともあり、泣き寝入りをせざるえないこともあったが、少しずつ状況は変わりつつあると思っているが、依然として女性議員の置かれた環境は厳しく、これではなかなか女性議員が増えていかないのも頷ける。

しかし、敢然と立ち向かっている方の何と多いことか。諦めずに、その理不尽さに屈せず一つ一つ変えていこうとしている勇気に頭が下がる。議員としてというより人間として尊敬できる方々との繋がりに感謝する。

議会は最終的には多数決です。孤立状態になっても筋を曲げないのは勇気がいります。新人議員である土屋さんは、今、法廷の場で闘っています。現代日本のまちづくりの現場は課題が山積です。慣例にしたがって十年一日の行政ではまちが疲弊します。ダメなものはダメという勇気が必要なのです。これは政策を語る以前の問題として断じて軽視できないにもかかわらず、政策決定をする場において依然として続いている。

2021.04.12

生活保護の申請 厚労省の通知

これまでも問題になっていた生活保護の申請者には必ず行われていた親族に連絡をする「扶養照会」。コロナ禍による困窮者の増加に対してこの扶養照会に対して、支援団体から批判が出ていた。

生活保護の申請者には、一律に扶養照会があるために「家族に知られたくない」と生活保護を拒む人は多い。
沼津市の場合、他の自治体同様に扶養照会はしているが、その件数は把握不可という。(令和2年度の生活保護世帯は2,311世帯)
昨年「つくろい東京ファンド」が各自治体の調査をした「扶養照会をかけ、親族から面倒を見るという返事」があった割合について、その多くの自治体が0%以下(ゼロコンマ以下)だったという。これでは手間暇かけて扶養照会をかけるまでもないのではないだろうか。

「一般社団法人つくろい東京ファンド」「生活保護対策全国会議」をはじめとする各支援団体が「生活保護の扶養照会に関する要望書」等を国に提出し、その改善を求めてきたこともあって、今回の厚労省の通知に繋がった。

これまで市役所の福祉事務所は、申請者の親族関係を調べ上げ、三親等(叔父、叔母、姪、甥)まで扶養照会を出す。一律に行われていた扶養照会を「嫌がる人がいる場合等は、その理由について丁寧に聞き取り、検討を行うべきであるとした。

厚労省は自治体に対して、これまで、扶養照会を行うにあたり申請者の意向は無視されてきたが、「申請者の意向を尊重すべき」という通知が出された。

この事が職員が実務で使う生活保護手帳別冊問答集に明記され、実務運用を大きく改善しえるものとし、支援団体は今後、不要で有害な扶養照会が改正されるように求めていくとしている。

 

扶養照会

2021.04.11

第136回香貫山影奉仕の活動

先月は雨のため香貫山の清掃活動は中止となり、4月10日(第2土曜日9:00~)136回目の清掃活動です。
その数日前にバイクの不法投棄があり、山の仲間から一報が入り、最寄りの交番へ行ってもらった。そして警察が現場に直行してくれて撤去したバイクは3年前の盗難車という事のようです。
最近は登山道を走るトレイルラン等によって傷んだ山道の修復が増えてきているようで、それも悩ましいことでもある。
スポーツを楽しむ人も山に登る人たちも清掃活動中に会っても挨拶をしない人たちの何と多いことか。これもコロナ禍のせいだといってしまえばそれまでだが・・・

側溝の中に溜まっている落葉や汚泥等の撤去をするために、まずはボルトで固定しているふたを開けるにも自前の道具を用意してくれている。側溝の中もすっかりきれいに。

倒れていたままになっていた石灯篭も修復。いつの時代の石灯篭なのか・・・すっかり石灯篭らしくなって後光がさした。

香貫山影奉仕の活動は月に1回だが、メンバーたちは其々が日々、登山道の整備で階段等の修復、希少植物の保護、草花の植栽など自分たちに合った活動を其々が続けてくれている。
日々山の隅々まで知っているから、この山で何かが起きたときは、必ず誰かが気付いて警察や農林農地課や緑地公園課にも情報がいっていると思うし、要望もいっていると思っていたが最近様子がちょっと違ってきている。

行政は、山の整備をするにしても遊具の更新をするにしても、せっかく香貫山のことを理解してくれている人たちに何故聞こうとしないんだろうか?という諦めの声が聞こえてきている。
最近もあったのだが、何の周知もないまま、突然桜の開花前に樹木の伐採をし市民の怒りをかった。道路にはみ出た樹木を片っ端から伐採をし、その犠牲になったのが、開花前の桜の木々たちの何と多かったことか。

市民の意向も聞かずに市民のための整備(緊急時に車の侵入に支障をきたす)だとやったのだろうが、残念ながら市民は自分たちのための整備だと思っていない。(その2週間後に市民マラソンのルートが香貫山だった)

今回のことに限らず、香貫山の整備一つとっても市民は「なぜ俺たちがその場にいても、役所の職員は業者と話し合うだけで俺たちの存在に気が付かないのだろう、きっと素人の意見をきくのは面倒くさいのだろうか、意見を求めるってことをしないんだよなぁ。
少ない予算でやっていくには、どうしたって十分な整備ができないことは俺らだってわかっているから、あれもこれもやってくれなんて言わないよ。だからこそ、必要最小限の整備を有効にやるには、どうしたって市民(現場の当事者)の理解を求め優先順位を考えるのは役所の仕事だろっ。結局俺らの税金で仕事するんだから、おらっちの声をちゃんと聞いてくれって・・・」と。
そういう市民の声を届けていくのも議員の仕事だと痛感しているのだが、なかなかそうならないことに力不足を感じている。                          ↓伐採作業の看板も今もそのまま残っているのだが・・・

2021.04.08

女性議員を増やす会「なないろの風」

島田市議選挙が5/16~始まる。立候補予定者の「小島しょうこ」さんとスタッフが、なないろの風の三島市議・野村さん、裾野市議・内藤さん、私と意見交換をした。小島さんは生活クラブ生活協同組合静岡元理事で、私が16年前に生活クラブ生活協同組合沼津支部長の時に会っている。

当時、私は東京、神奈川、千葉の市民ネットワークの活動に大きな衝撃を受けていた。女性が政治という場にチャレンジし、議員になった後も、みんなで支えあって生き生きと活動している姿に感動していた。

政治団体である市民ネットワークは、生活クラブ生協の組合活動から始まった。
ごみ問題や食品、洗剤やせっけん問題、暮らしの基本的なことが大量生産・大量消費・大量廃棄の社会経済システムは、私たちに 便利で快適な暮らしを提供したが、その一方で、自然環境に多大な負荷を与え、 そのため社会経済システムと自然環境のバランスが崩れ、このままでは暮らし自体が脅かされるそんな危機感を持っている人たちの多くが集まっていた。
そんな生活クラブ員の仲間たちが「政治は生活だ!」と動き出し、生協の枠を超え、市民の手で暮らしや環境の課題を解決する市民政治団体として活動をしていた。

当時の私はそういう人たちとの出会いがあって、沼津や静岡でもそういう仲間たちが手を組んで、政治という場に声を上げていく体制も必要ではないかと当時の役員に相談したことがあった。その時の答えは今でもはっきり覚えているが、「沼津の組合員はまだそのレベルではない。」「じゃあ、そのレベルってどういうレベルなのか?」と尋ねたが、今はその時期ではない、もっと学ばなければ…そんなやり取りを繰返した。

残念ながら、静岡県特に沼津においては生活クラブ員は減少の一途をたどっているが、組合員の意識はどこの組合員たちにも引けを取らないと思っている。

今日、小島さんを始め生活クラブ員でもあるスタッフの方々の島田市議選に挑戦する熱い思いと結束力を目の当たりにして、当時の自分を思い起こしていた。
小島しょうこさんは、私たちが生きている今は、前世代からもらった未来。今の私たちの生き方が次の世代への未来となる。その未来に向けて、彼女は信頼できる仲間たちと市議選にチャレンジしようとしている。彼女たちに気負いはなく、とても楽しそう。
その屈託のない笑いに私たちなないろの風も本音の話が次から次へと飛び交う。
彼女をきっかけに県内に生活クラブ員の「政治は生活だ!」という思いが繋がっていけばいいと思う。

右も左もわからなかった自分が政治を目指し早14年。走りながら試行錯誤しながら必死にやってきた「政治は生活だ!」その思いだけ。
政治に挑戦するレベルなんてない、社会を変えたい、未来に希望を繋げていく、そのゆるぎない信念とたゆまぬ努力だと思う。

小島しょうこさんと仲間たちに心からエールをおくる。