山下ふみこオフィシャルブログ

社会資本整備総合交付金

2022.11.01

市財政は大丈夫か by 鉄道高架 NO2

令和4年9月27日の一般質問「鉄道高架による市財政は大丈夫か?」

県は鉄道高架事業費の増大+長期化を公表

「沼津市は本当に大丈夫か?」

 静岡県は令和4年度の公共事業再評価に鉄道高架の事業費増大及び期間の延伸を公表

この 30 年にわたり、 時代は大きく変化し、人口減少、税収の伸び悩みの一方、高齢化や子育て支援への対応等で扶助費は著しく増大、その結果として投資的事業に充てることができる充当一般財源が 半減、投資的事業がさらに困難な財政環境下に置かれている。この機に改めて市財政の見通しやその困難性を見極め、駅周辺事業の縮小,あるいは高架本体凍結等の英断が求められる。

問題となる要旨

 1:再評価はなぜ行われたのか?
  社会経済情勢の急激な変化が生じたから

 2長期化によるB/C(投資効果)の影響は?
  事業継続の前提条件となるB/Cが 1.0 を下回る場合、事業継続されるのか。

 3:市の財政は大丈夫か?
   計画期間は令和25年(2041)まで。
   長期財政試算では、市債残高(借金)のピークは約 955 億円だが、1,000 億円を超えないだろうか、
   主な財源は市税や普通交付税、臨時財政対策債の一般財源が、高架事業に確保できるのか。

 4:市民の不安や説明責任にどのように対応するのか?

2021.10.14

ゾーン30プラスin 原東小

国土交通省道路局と警察庁交通局は8月26日、最高速30km/hの区域規制と物理的に防護柵や狭窄等によって交通安全の向上を図る区域を「ゾーン30プラス」として設定すると発表。
国交省と警察庁では、現在各地で実施中の通学路における合同点検を踏まえた対策の1つとして「ゾーン30プラス」の整備を図っていくとした。
今回、社会実験のモデルとなったのは原東小前の横断歩道。このエリアは静かな団地の中であるにも拘らず、通り抜けの車がスピードを出して通り抜けていくため、思った以上に危険な通学道路ともいえる。
今回、住民からこのままモデル歩道として残してほしいという声もありその状況を見に出かけた。

国土交通省は、各地で実施中の通学路における合同点検を踏まえた対策の一つとしても、「ゾーン30プラス」の整備を図っている。そのために、道路構造、交通実態、沿道環境等を踏まえ、地域住民等との合意形成を図っているところだという

また、「ゾーン30プラス」の整備の一環として、物理的デバイスの一つである「スムーズ横断歩道」の全国での設置にも取り組むという。横断歩道を歩道の高さまで10センチかさ上げし、車道側に緩やかな傾斜を設けることにより、速度を抑制しようとするもの。スピードを上げて通り抜けようとすると、その段差が運転手にとって衝撃的な振動につながる。

今回はあくまでも仮設の横断歩道であり、実証実験後にその優位性が認められれば、地元からの声も上がっていれば、何とか設置の方向へ繋がってほしいと思う。
国の施策とはいえ、設置主体は沼津市であり国からの社会資本整備総合交付金の補助は約55%、あとは自治体負担になる。

子どもたちの下校時に校長先生が旗をもって、子どもたちの安全を見守り、一人一人に声をかけ、子どもたちがそれにこたえている様子は微笑ましい。
子どもたちの登下校が安全で安心な通行空間の整備につながるようになってほしいと思う。

2020.10.10

中継・中間処理施設の現状と対策その1

「中継・中間処理施設」工期:H9年6月~H11年1月 平成11年2月から操業開始 総工費8億1795万円

沼津市では分別収集で集められた「プラスチック製容器包装(プラ容器)」「ペットボトル」は、中継・中間処理施設に集められる。此処でリサイクルするために、圧縮・結束等の処理を行い、契約をしている日本容器包装リサイクル協会が指定した再生工場に搬出する。
またリサイクルできないものは、焼却灰や埋め立てごみ等と一緒に最終処分場の植田を経由して三重県伊賀市に運ばれる。
ペットボトルは協会が指定した菊川市にある鈴与(90個/トラック12t随時)とプラ容器は九州の日本製鉄に4回/週(360個/週)を運ぶ。

そのペットボトルとプラ容器が一昨年と比べ施設の中が大変なことになっていた。
↓下の写真はプラットホームの様子。(7,8月ごろ)
此処はプラ容器を搬入してくるパッカー車のためのプラットホームであり、1日10tからのプラ容器が運び込まれている。
プラ容器のごみ貯留ピットの搬入口の1つはペットボトルの山で塞がれたままになっている。

ごみ貯留ピットはすでにあふれかえりそうなぐらい満杯の状況で、これではもう1つのごみ貯留ピットは開けることができない。2年前に見学に来たときは、週末になるとこのプラ容器のごみ貯留ピットは空になっていた。ここ1年半ぐらいにこの状況になっていったとしか思えない。ずっと溜まったままになっているらしく、この中は消臭剤等の散布をするといえども、異臭が立ち込めている。7月、8月に行ったときは90tぐらいある貯留ピットはすでに満杯でいつ限界が来てもおかしくないように思われた。

↓下の写真はストックヤードの様子。(7,8月ごろ)
ペットボトルの貯留ホッパや圧縮・結束機があって、処理され梱包されたベールがフォークリフトで積み上げていくのだが、スペースがないくらい所狭しと積み上げられている。
積み上げられたベール1個の重さはプラ120kg、ペットボトル60kgがフォークリフトで積み上げていくのだが、これで安全に作業ができるのだろうか。
このストックヤードはすでに満杯で、プラットホームにも積み上げられている状況。現場はちょうど7,8月と夏の盛りで、スットクヤード満杯に積み上げられた施設は風通しも悪いが、現場の人は寡黙に淡々と作業をしている。なぜ声を上げないのだろうか?
昨年とは全く違う環境に、なぜここまで積み上げられたままになっているのか調べることにした。

ストックヤードはすでに満杯状況は、フォークリフトさえ動くスペースはないように思われた。
現場はちょうど7,8月と夏の盛りで、スットクヤードに積み上げられた庫内は風通しも悪く、暑さと機械の音が響いている中で、現場の人は寡黙に淡々と作業をしている。
昨年とは全く違う状況に、なぜここまで積み上げられたままになっているのか不思議であり、何よりもいつ事故が起きてもおかしくないと思ったのは私だけなのだろうか。
この状況が1年以上続き、事故もなく淡々と仕事ができている状況は、現場も管理責任者としての沼津市もこれが通常だと思っているのだろうか?
大きなお世話だと思われるとしても、やはり原因を調べなければと思わざるえなかった。

ペットボトルを収集してきたトラックが貯留ホッパにクレーンで釣り上げて入れるにも、施設の中に入れず車体を外に出したまま斜めに向けて作業をしている。ゲートにクレーンがぶつかった跡だろうか、上の部分(黄色)がいくつもへこんでいる状況は危険だと思うのだが・・・

2020.07.21

鉄道高架と13か所の踏切除去 その3

その2で掲載した説明の一部は、現在、関係機関と協議中とのことで、その一部について正しくないと担当課から訂正を求められたので、現段階での状況について、再度説明をうけたので訂正をします。

まず訂正を求められた個所について↓(写真クリック拡大)

写真は明電舎西側の②第2間門踏切は現在2車線(市道2610線)高架になると車の通行はできず歩行者専用のガードになる
高架下の高さ(約4.6m)になり、車種によっては制限されるが、歩行者専用ガードと決定したわけではない。


明電舎からの引き込み線で車両基地へ入るので、2610線を横切ることになるため踏切が必要。
車両基地に入る引き込み線は、市道2610号線を横切ることになるため踏切が必要。
(此処に踏切を設置すると、13か所の踏切除去にはならなくなるのでは??)

写真では高架下は車も通過するようには見えるが、高架下の高さでは、車高の確保が難しいので歩行者専用のガードにならざるえない。車の通行を可能にするには、地下を掘るなどして高さを確保する対策が必要になる、今の計画では車の通過はできない(検討中)
高架下の高さ約4.6mは一般車両においては通過可能である。その一方、車両基地への引き込み線が2610号線を横切るために、車の通行を可能にするには踏切が必要になるため、関係機関と協議が必要。

今後の課題としては、地下通路にした場合等の浸水対策については現段階においては未定と担当課はいうが、この周辺は想定浸水域である。今回の梅雨前線の停滞や昨年の台風19号の状況から見ても、今までのような浸水状況では済まされなくなるだろう。

2019.12.09

香陵公園周辺整備PFI事業契約締結へ

今回、各委員会でこれから審議する議案について
香陵公園周辺整備PFI事業の中で総務委員会は「沼津市駐車場条例の全部改正について」
文教産業委員会は「総合体育館条例の制定について」
建設水道委員会においては「香陵公園周辺整備PFI事業」127億円の契約を締結する。契約の相手方は沼津NEXT株式会社。グループの構成は代表企業・清水建設(株)、構成員は(株)梓設計、大岡建設工業(株)、大藤建設(株)、富士峰建設(株)、日本管財(株)、美津濃(株)、(株)建設技術研究所静岡事務所、
協力企業はIHI運搬機械(株)ミズノスポーツサービス(株)、日本リコメンド(株)、(株)M'sPLANNING 
地元企業とコラボしての大きなグループ構成である。

香陵公園周辺整備
議会報告12月20191209
金額

指定管理者として令和20年3月末日まで運営維持管理費を入れて総額127億円(施設整備費86億円+消費税✙2施設解体費+維持管理費✙運営費)。それに金利と既存体育館施設の解体費もある。総額自体がつかみにくい。PFIは初期投資はかからなくても、建物費は引き渡し時に一括して支払わなければならず、維持管理と運営費については建物完成後に年4回の割賦払い。その後、指定管理者として、一体的に清水グループの協力企業が令和20年3/31まで運営していくことになる。長期の指定管理が果たしてうまくいくのかどうか。直営でやっていた時の市民サービスを民間に任せることで利益主導にさせないためにも、今回の条例改定は大きく関わってくるはず。

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