山下ふみこオフィシャルブログ
鉄道高架
2017.02.11
世界一元気な沼津は鉄道高架がいいって?
2/9、大沼市長は記者会見で「今のところ沼津が元気になるためには鉄道高架が必要だと考えている」と述べた。
本当に必要だと180度考えが変わった裏には何があったのか知る由もないが、本心から今の沼津市には必要だと考えての発言だとしても、できるかどうかは別の問題。
高架が沼津市にとってどうして必要なのか、そこには全く触れていないが、きっと市長はそう思ったのだろう。しかし、「高架は必要とは言うもののできるかどうかそれが問題」。だから、専門家による検証委員会が必要だと考えたのではなかったのか。
この沼津市の停滞を招いているのは、高架ができればこの停滞が解消できると思う思考停止が、この町を停滞させてきたんではないか。
市民が大沼氏に投票をした43159票の思いを、専門的な検証をせずに高架が必要だという市長のコメントをどう受け止めるのか。そんなことが許されるはずがない。
市長の真意を問いただす議会が3/6(月)~3/8(水)代表質問・一般質問が始まる。
私の予定:3/6(月)10:00~
市長は当然だが、現市長を押した私の責任も問われます。そこはしっかり議会で質していくしかないでしょう。
★★ 中学生から来たメール ★★
「 有言実行で市民ファーストの大沼市長が言った事と違うことをするなんておかしいと思います。 テレビでしっかり市民の意見を取り入れて検証をしてから決めると仰っていたのに… このニュースを同級生や家族は、高架をする議員や県知事に圧力かけられたのではないのか?
それより学校にエアコンをつけるお金にまわしてほしいという話もしてました。 選挙の時に賛成派も反対派も味方につける為に言ったことなのかな?と思ってしまいます。」
「個人的には高架化する事によって沼津を世界一元気に出来るとは思いません。 高架の下にお店を出店させるという話を聞いたことがあるのですが、騒音で大変だと思いますし、もっとシャッター通りになってしまう可能性があると思います。 そしてお客さんを取られ商店街がもっと駄目になっていくと思います。」
約束したこととやることが違えば、嘘を言ったと普通の感覚なら思います。市長ならなおさらのこと公約違反ではないでしょうか。
「信じてほしい」と言われたようですが、何を信じればいいのか。
公人として発したことにすべて説明責任を問われます。しかし、これまでの一連の状況を見るとその認識があるとは思えません。
本当に残念です。
2016.12.20
沼津鉄道高架の関連記事
12/17(土)静岡新聞に「県知事が反対地権者と面会」記事が掲載。秘密の面会ということだったらしいが、掲載された写真は知事が玄関口に片足をかけている。この状況からすると秘密ではなく、既に新聞社には知られているわけで、何のための面会だったのか?
記事には「原点に戻っての話し合いをしただけ・・・」とある。既に反対地権者は県と国を相手に訴訟を起こしている。今更、高架化の原点とは何か?(新聞記事をクリック→拡大)
大沼市長は高架化の検証をするという。今はニュートラルと言っているがいずれは判断せざるえないし、沼津市の停滞を招いている状況は、前市長が敗戦の弁で語った「高架事業があるがために充分な他の事業が展開できなかった・・・」という言葉に尽きると思う。
市民が要望をするために市の窓口に行くと、まず「お金がありませんから…」と言われるというが、まさにその元凶が私は高架を含む事業だと思っている。
高架本体工事が何も進んでいないにも拘らず、沼津駅周辺総合事業の土地区画整理事業や促進用地の買い戻しでアップアップしている。
だから市民は感じている。「財政は大丈夫?・・・そんな訳ないだろう」って。
大丈夫だという議員がいるとしたら、よほど市民に心配をかけさせないためのものだと思う。
日本の国はもとより、地方財政が今どんな状況にあるのかを勉強している議員にとって、沼津だけは特別だからなんてことはあり得ないから。
沼津朝日新聞に12/13、15、18と掲載された記事を以下に添付(記事クリック→拡大)
2016.09.12
沼津朝日新聞の投稿記事
9月に連続して、沼津朝日新聞に投稿された記事を載せたいと思います。
一人は元・沼津市民で、すでに自分は埼玉県民であるという。故郷沼津を憂う気持ちは強く、この町に住むすべての人に投げかけられているように思います。
もう一人は沼津市在住の方で、やはり私も同じ思いです。(新聞記事をクリックすれば拡大してみられます。
2016.09.11
鉄道高架の地権者が国と県を提訴へ
9/9静岡地裁に、富士見地区、原西部地区の地権者及び周辺住民106名は、静岡県と国に都市計画法に基づく都市計画事業の認可について、無効確認と収用裁決の事前差し止めを求める訴訟を起こしました。
また、高架事業の是非は、もううんざりという方もいるでしょう。どっちにしても早く決めてほしいという意見もあります。
だから、どんな事業にもまして、いったん始まれば、最優先してやらなければならない過酷な事業ともいえます。
いったん始まれば、金があってもなくても、進めていくしかないのです。金がなければ、事業期間は伸びていきます。
これから事業が始まれば、もっといろいろのことが起きるでしょう。
こうして、市民生活に係る全ての事業を犠牲にしなければ、高架事業を完成することはできないのです。
市長はきっと誰よりも、この事業の過酷さや財政的な重荷を一番わかっているのだと思います。
(9/10付東京新聞記事をクリック→拡大)
原告の主な主張
●事業計画の必要性・公益性の欠如
既に3つのアンダーパスにより南北交通は支障はない。
●代替え案の検討がされていない
例えば、小田原駅のような橋上駅など
●高架化に伴う不利益
例えば、日照や景観の悪化
●貨物駅・車両基地の移転に伴う不利益
騒音、振動による被害
●沼津市・静岡県の財政を圧迫する事業
★★★鉄道高架事業訴訟支援のお願い★★★
高架事業の本質を問い、当局側に抜本的な見直しを迫るための訴訟には、多額の裁判費用が必要となります。1口2000円の募金活動も始めていこうと思っていますので、ご協力のほどよろしくお願いします。
追って振込先などをお知らせいたします。
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私はこの事業の過酷さは、財政的な問題が一番大きいと思っています。それはこの事業は沼津市にとって、今まで経験したことのない最も財政的に大きな事業だからです。
それもこの事業費の半分は国からの交付金が頼りです。その頼りにすべき、交付金、社会資本整備総合交付金の総額が減少しています。この国からの交付金が、毎年、沼津市に安定的に来るという保証はどこにもありません。国は単年度ごとに地方財政計画によって、地方へ分配する予算をたてます。
国の決める地方財政計画は、各市町の単年度ごとの財政計画に大きく左右します。
そして、日本は今まで世界が経験したことのない急速な高齢化に向かって進んでいることです。
地方の税収が落ち込み、社会保障にお金がかかり厳しい財源不足が急激に拡大しています。
それでもやらなければならない事業とはいったい何故か?
市長が「どんな犠牲を払っても・・・」と言わせる背景には何があるのだろうか?
訴訟をするにあたり、弁護士や有識者の方々が支援をして下さっていく中で、色々解明していかなければならないことがたくさんありますから・・・
2016.07.25
高架化を実現したい市民は活動資金を募集!
高架化を実現する市民の会の総会で、活動資金を商工会会員と市民から集めるという。
早期の事業実現に向けて、県知事同様、主体的、積極的に活動を展開するための特別会費らしい。
(法人・団体は3万円以上 個人は3千円以上)
平成18年に認可された高架事業だが、現在の経済状況はどの自治体も財政難は承知の通りである。だからまずは早期完成を目指す方々に先行投資をしていただき、費用対効果が当初計画の2倍以上から下がったものの、まだ1.2倍ぐらいなので、十分投資効果はあるかも?
活動費というのではなく、事業費をファンド等で集めたらいかがでしょうか?
確かに高架事業のために沼津駅周辺総合整備基金を昭和63年から平成9年までは毎年20~30億円積み立ててきた。ピーク時は基金(貸付金+現金)は300億円近くにまでになったが、平成26年度末には、現金は4億円になってしまっている。あとは高架関連を含めての土地取得等(貸付金)ですでに使い果たしている。
因みに貸付金と現金をH9とH26で比較すると
H9 :貸付金119億円+現金143億円
H26 :貸付金127億円+現金 4億円
これから事業を進め、40年代早期の完成を目指すといっている。そうなると、今からでも12年~20年はかかる事業であり、現金はすでにない状況。貸付金の主なのはバブル期のころに取得した土地代。当時の土地代のまま買ってもらえれば、現金の足しになるかもしれないが・・・
(下記の新聞記事をクリック→拡大)