山下ふみこオフィシャルブログ

ボランティア

2017.11.11

第95回香貫山清掃

昨夜からの雨がやみ、次第に晴れ間がのぞき、すっかり良い天気になる。今日は香貫山の清掃。毎月第3週の土曜日だが、今回は第2土曜日に変更です。
それでも集まってくれた人たちと、今日初めて参加の方が2人で合計15人。雨上がりなので、まだ地面が濡れていて滑りやすいということで十分注意をしながらの草刈り、伐採した木の処理やトイレ掃除を行う。

2香貫山
2-2香貫山

参加者で一番遠い方は東熊堂の方や駅北口から。メンバーの大多数はよくこの山に登ってきている方で、山の整備やごみ拾いを普段もしてくれている。もちろん、山全体の整備は委託された森林組合の方々がやってくれているが、雨が多いときは崩落も起きている状況に心配もしている。

2-3香貫山
2-5香貫山
2-4香貫山

この山の整備についてまだまだやりたいことはたくさんある。ここに登ってくる人たちのためにも・・・しかし、山にも各部署ごとに役割が分かれているので、なかなか統一的な整備につなっていかない。
ボランティアの限界もある。

2017.11.11

超福祉展 in 渋谷

11/9、渋谷ヒカリエで開催されている超福祉展へ行く。
http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/
2014年~スタートして今年で4回目。障害を抱えた人や高齢者、LGBTなどのマイノリティ、福祉そのものに対する「意識のバリア」を、従来の福祉の枠に収まらないアイデアやデザイン、テクノロジーで超える福祉機器や開発者によって、多くの福祉機器が毎回紹介されている超福祉展。そして様々なテーマで熱く語り合う企画がいっぱい。
若い人たちが参加し、みんなで考え、楽しんでいる様子は今までの福祉の概念を吹き飛ばす、まさしく超福祉展である。

3-13ダイバーシティ
3-15ダイバーシティ

足を一歩踏み入れただけで、わくわく感が募っていく。1日中いても時間が足りないくらいの数々のおしゃれで機能的な福祉機器、そして様々なテーマで語り合うトークショー。

ダイバーシティ&インクルージョン社会を実現していこうという取り組み
社会的な環境や制度が整っていないことで、自分の特徴が弱みになったり、不便に繋がったりしてしまう、そんな困った経験を持つ人は沢山いて、そんな潜在的に持っている課題を探り、みんなで解決していく知恵やアイデアや技術がこの超福祉展に詰まっている。当事者だけの問題ではなく、その枠を超え、多様な人々の個性と直面している課題を一緒に考えていこうとしている。

ダイバーシティとは:性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用しようという考え方のもと、企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。

時代とともに人や社会のあり方が変化していくのは自然の流れといえる。個々の人権を守る上で、性的指向などで差別があってはならないと思うが、現実はなかなか厳しい。特に地方へ行けば行くほど、心のバリアフリーは難しい。しかし、社会はすでに動き、社会全体で一緒に考えようとしていく方向に少しずつ動いていることをここでは実感する。

不慮の事故で車いす生活になった二人の起業家のトークショーは最高に楽しい。
不動産業とNPO法人アクセシブル・ラボの大塚さん
http://accessible-labo.org/message/
障害者の住環境整備に取り組む。ソフト面では、各企業からのバリアフリーコンサルティングとして活躍。


ワン・トゥー・テン・ホールディングスの渡邊さんは、世界で活躍するクリエイター
http://www.1-10.com/
彼らは世界に挑戦している。本当にワクワクする。
”ハード”のバリアを”ハート”で解消する

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楽しい車いすやシニアカー。スタイリッシュで、モダンクラシックなデザインの電動三輪コミューターや最新のテクノロジーとアイデアを詰め込んだ車椅子。そのコンセプトは乗り物ではなく、WHILL Model Cのある暮らし。自分に合った色や外に出るのに、楽しいだろうなっと思える日々の暮らしについて徹底的に考えている。

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2017.07.10

肢体不自由児を持つ親の会が市長訪問

6/30の沼津市立児童発達支援センターみゆきに通う肢体不自由児とその保護者、そしてボランティアが市長に運営体制の改善を求め面会を求めた記事が今朝の沼津朝日新聞に掲載される。
未就学児童の療育支援を行うセンターに、せめて周辺自治体と同じレベルの療育支援を求めている。
他市の状況は現場に見学に行き、療育支援に対する運営体制や理念について大きな相違を感じ、改めて自分たちが感じていることを市長に要望した。
一つには児童の人数に対して保育士の人数配置と専門セラピストの体制には格段の差がある。
発達障害児に対して、早期発見早期療育支援が言われ、より適切な支援を行うためには、その専門性を持ったスタッフが保育士とともに日々療育支援を行うことが求められている。しかし、専門スタッフの確保が厳しいと言えども、一人もいない状況で来てしまった原因はなぜなのか?
専門スタッフが常駐している施設の状況をみると、その支援体制の質の差に大きな違いがあることに気づかされる。この支援体制はセンター機能を持つ施設には必要不可欠でありながら、今まで検討もされず見過ごされていたのはなぜだったのか?
財源確保ができなかった背景には何があるのだろうか?
↓下の図がその状況である(クリック拡大)

2017.07.05

児童発達支援センターみゆきの散歩ボランティア

児童発達支援センターみゆき
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/kyoiku/kosodate/hoiku/miyuki.htmお散歩ボランティアに久々に参加する。
5月に友人たちに呼びかけて以来、今回で5回目の新米お散歩ボランティアです。

毎月第1、3火曜日10:20~1時間位、3クラスに分けてそのクラスの状況によってお散歩コースを変えています。

友人に呼びかけた当初はとても不安で、どうなるかと思っていましたが、今では、子どもたちの笑顔や笑い声が本当に嬉しそうです。長い方はみゆき保育園からということで、すでに20年以上のボランティアの方もいるようです。今日はそういう方々も含めて総勢21名が協力してくださいました。
ボランティアは子どもたち一人ひとりとしっかり手をつないでお散歩します。途中で立ち止まっては、このお花は何色?とか、近所の方におはようとか、たくさんお話しながらゆっくりと歩きます。
Aクラスは愛鷹地区センターの亀を見に行きました。

2017.06.30

児童発達支援センターの担う機能

今日は3組の障害のある児童と保護者、そしてボランティアの方が市長と面会をした。
その一人は5歳のアズちゃんとママ。てんかんがあり、歩行不安定で移動手段はハイハイと歩行の両方。言葉を発することはなく、こちらの言葉の意味を理解することもできない。
その子たちは全員、「沼津市児童発達支援センターみゆき」に通っている。この施設は昭和49年にみゆき保育園として開設し、平成24年4月に未就学児の子どもたちの療育を行うセンターとしての役割を担っている。
その保護者と子どもが自分たちの通う「みゆき」の改善を求めて声をあげた。

”せめて他市の児童発達支援センターと同じレベルの支援体制に!”

(1)保育士の体制を3:1へ
特に肢体不自由児の場合、在籍児童3:保育士1:看護師1を徹底してほしい。
(2)肢体不自由児と他の障害児のクラスは完全分離へ
(3)PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)の必要性
(4)苦情解決について適切な対応を

ここまで来るにはいろいろの障壁があった。圧力や誤解、誹謗中傷もあったが、何よりも当事者たちが声を上げなければ、障害児に対する理解は変わらないと強く思ったことが今回の市長との面会につながった。

現場の改善は保育士の努力だけでは到底できないことである。アズちゃんのママは改善を求めて子育て支援課とも話した経緯があるが、今回、児童発達支援センターみゆきの意義と公立の果たす役割とはどうあるべきなのか、そんな疑問と思いを率直に市長にぶつけた。

市長は面会の当日、みゆきを訪れ子どもたちの様子を見に行ってくれていた。

7/1静岡新聞に昨日の市長訪問が掲載された。(記事をクリック→拡大)

障害者権利条約200612/13に国連総会で採択された。日本の批准は20141月に国連で承認されている。その条約の第7条に”障害のある子ども”として
「政府は、障害のある子どもが、ほかの子どもと同じく、すべての人権と自由がもたらす利益を受けられるように、ありとあらゆる可能な行動をとることを約束します。また、障害がある子どもが、自分に影響があるすべてのことについて、必ず自分の意見を自由に言えるようにすることも約束します。それぞれの子どもにとって一番良いことを、いつでもまず、考えなければなりません。」国は、この権利を実現するために、障害がある子どもに必要な情報を与え、支援しなければならない。

Nothing about us whithout us !
(私たちのことを、私たち抜きで勝手に決めないで!)


良かれと思って大人たちが決めたことが、実は当事者たちにとってとても負担が大きかったりするもの。今回このような要望をした保護者たちは組織や団体に所属しているわけでもなく、ふつうのお母さんたちである。
その当事者たち自らが声を上げることはまだまだ厳しい現実の中で、わが子に関わる問題に主体的に関与し、改善を求めようとしたことはとても意義があり、勇気のいることだと思う。
市長との面談の冒頭に母親の一人が言った、「批判をしに来たのではない、理解を求めに来たのです。それは私たちや現場の努力では変えられない、だから市長へお願いに来たのです・・」
その心からの叫びに少しでも耳を傾けていただけますように。

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