山下ふみこオフィシャルブログ

地域活性化

2015.05.29

避難訓練 in BiVi ぬまづ

5/28、8時から沼津駅北口の商業施設「BiViぬまづ」で、障がい者施設「ふれあいの苑」「太陽の丘・あまぎ学園」「視覚特別支援学校」の生徒と先生が毎回参加してBiViのスタッフと地域ボランティアの合同避難訓練を行いました。

この避難訓練は6回目になる。車いすの方や視覚障がいの方、地域の方達と一緒に行う避難訓練のきっかけは4年前の東日本大震災の時でした。
駅前にいた方々は電車が止まり帰宅困難に陥り、その時の避難先がBiViで、そこで1晩過ごした方もいたようです。
それからしばらくして、視覚特別支援学校から、万が一の時の避難場所としてという要請があり、それならば、いざという時のために合同で避難訓練をしましょうということになり、それが年2回の訓練に繋がっています。

なるべく本番さながらにやっていこうということで、映画館は上映し、ゲームセンターではゲームをやらせていただく中で、火災警報機が鳴り、「火事です」というアナウンスがあり、避難誘導が始まる。
毎回基本的な訓練を繰り返すことでスタッフも障害を持った方の誘導を学ぶ。どうすればいち早く、お客様を安全に避難誘導できるのか、共に学び合っていこうと毎年取り組んでいます。

2015.03.29

道の駅 地域活性化センターくるら戸田

 3/29(日)くるら戸田 地域活性化センターのオープンセレモニーに参加。
平成17年に沼津市と合併し、その時からの約束であったと聞いている。合併特例債の借りられる期日が迫る中、計画があがった。そして、東日本の震災3.11があり、その後、設計変更や地域住民の合意形成など紆余曲折があって25,26年度の継続事業としてやっとこの日を迎える。
総事業費およそ15億円、管理運営事業費(委託料他)およそ4000万円/年 
地域の活性化に繋がっていくように願うが想いは複雑である。

役場機能の市民窓口事務所を始め、地域住民のための「戸田地区センター」、かつての老人憩の家と同じ「高齢者交流ルーム」、道の駅、壱の湯温泉などが整備されている。

男女ごとの浴室と露天風呂を整備

こちらは男風呂、女風呂の方が小さいが、これって逆じゃないの?

地元のよさこいや御もてなしとして、お汁粉、味噌汁、おにぎりなどが振舞われた。
今後は役所機能や投票所などもすべてここで一括されることになる。しかし、ここに来るには海側の住民にとっては遠すぎるという声も聞かれる。
地域住民のための機能と観光で訪れる方々の交流を目的とした施設であり、ぜひ活性化に繋がるセンターとして機能して欲しい。

2015.01.26

沼津市の人口減少の実態と影響

 私の市政報告会の中で扱ったテーマの一部を紹介しようと思う。
増田寛也氏の講演の中で2040年までに全国1799市区町村のうち896が「消滅可能性都市」になると推測している。その原因として出生率の低下による新生児の減少と東京一極集中による人口流出の2点を挙げた。

解決策は東京圏への人口流出を止めることであり、それには若い人の雇用の確保を重視すべきと言う。方策として、企業の地方進出を誘導することや、意欲ある人材と地域の魅力を繋げて発信力を高め「地域力」を上げることだと言う。
また、沼津市の若年女性人口(20~39歳)は、2040年までに2010年時点の51%に減少するとされている。東部地区の50%以下は熱海市、伊東市、下田市、伊豆市、小山町が消滅可能性都市になるのだろうか。

沼津市の人口減少の実態

人口減になるのは日本中どこも同じ状況にあるわけだが、沼津市の人口減少問題は、15~64歳の生産年齢人口の減少が2010年の半分にまで減少してしまうことである。それがどのような形で影響をしてくるのかと言うと・・・

個人市民税納税者数の推移

まず沼津市の納税者数だが、課税所得額200万円以下の人が6割で、200万円以上が年々減少し4割しかいない。その中で、納税義務者が毎年800~900人ずつ減少していく傾向にある。

転出超過市町村ワースト10

沼津市は全国で人口転出はH25年ワースト6位で、H24年はワースト7位。転出率で言えば、ワースト3位である。

近隣市町への転出入増減人数

周辺自治体との関係を見ると、特にH23,24年が転出増加が大きい。その中で、三島市、富士市、長泉町、清水町となっている。
その理由は、仕事の都合が最も多く、次に結婚を機に、家を建てたため、同居のためとなっている。

2012年以降に20~30代を中心とした子育て世代の流出、このまちにいったい何が起きているのか!
その要因とは???
その影響とは
★少子高齢化と人口減少は医療・介護など扶助費(社会保障費)の増大と税収減を招き、財政を圧迫する。

問題解決の取り組み

転出入の理由の6割以上が仕事のためであり、雇用の確保は重要な施策であるが、企業誘致はどの自治体も必須要件であるわけで、大変厳しいのが現実である。
1・企業誘致を促進するには、企業が来たいと思う優遇措置等の環境を整えることである。
2・子育てしやすい労働環境の整備や子育て支援
3・定住促進のための生活環境の整備 etc.

課題とは
人口減少社会では歳入は減少するが、道路、河川、上下水道などの維持管理経費等の固定経費は減らないわけで、財政状況は一層厳しくなり、行政サービスの取捨選択が必である。
時代の変化や人口減により稼働率が減少し老朽化が進んでいる施設等の統廃合は必須課題であるが、沼津市の場合、未だに個々の長寿命化計画は進んではいるが、全体的な計画とそれに伴う予算規模は見えていない。そこが明らかにならなければ、施設の統廃合は進むことはできない。

2014.12.13

今沢地区センター開館

 沼津市で18地区の15番目の地区センターが12/13に開館した。今年は門池地区、来年は内浦地区、戸田地区と、地域にとっては待望の拠点センターが次々と新設される。
今沢地区センターは24年度に基本・実施設計、25,26年と2カ年の継続事業(鉄筋コンクリート造3階建)事業費は約4億円。
地域の方の思いがちゃんと設計者に伝わり、機能的なセンターになっていると感心する。

敷地面積903㎡で狭いため、1階は駐車場で3階は250人収容の可動間仕切り大会議室がある。

今沢小学校の児童の太鼓で開館の式典を迎える。太鼓の指導者が昨年転勤し、今は父兄が指導しているというが、元気な演奏で盛り上げてくれている。

今まで幾つかの新設の地区センターを見学したが、ここは限られた敷地の中でのセンターということもあって、あらゆる処に細かい配慮がされ、機能的にとても優れている。
2階の調理実習室は明るく広々として、車いす等の対応の調理台があり、高さを自由に調節できる。その上、和室とドアでつながっているので、出来上がった料理をそのまま和室に運び入れることもできる。

2,3階ともオストメイトのトイレもあり、図書館はもちろんのこと2階のエントランスホールは演奏会もできる。また広い廊下はギャラリーにもなるように、作品を展示できるように天井にレールが引かれている。またどの部屋も全てオープンスペース対応になっている。

屋上からは愛鷹山、富士山が見え、最高のロケーション。屋上までの避難のための外階段も取り付けられている。

今日は北風の吹く寒い中、集まって下さる方に温かいものを差し上げたいと、地元の方々の配慮で、昨日から準備をして下さったトン汁(300名分)、焼きそば、子どもたちのためには綿菓子やお絵かきせんべいも用意されていた。今沢地域の皆さんの拠り所になるように期待しています。
具沢山の温かいトン汁に本当に身体も心も温まりました。

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