山下ふみこオフィシャルブログ

一般質問

2024.02.29

私の一般質問2/29(木)

2/29(木)今日は一般質問の8人が登壇し、私が5番目。7人は一括質問で、ほぼ1回の質問で終了。私は複合方式で、2回目以降は1問1答で答弁するのは教育長である。
私の一般質問は不完全燃焼で終了。
テーマ①隣接校選択制度
   ②(統合問題)「学校の未来を考える会」
途中、私の質問に対する教育長の答弁調整で休憩に入り、約50分後に再開。傍聴者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
2年前に第1・第2校区の統合が白紙に戻され、昨年、教育委員会は新たな組織「学校の未来を考える会」を設置。学識経験者、保護者、地域住民、学校関係者の代表を委員として構成。
第2中学校区、大平中学校区、浮島中学校区で話し合いが始まっている。
全国的に少子化が進み、沼津市においても地域によっては、児童生徒数の減少や学校規模の小規模化が見込まれる。
その中で学校教育の在り方について、考えていきたいと今回のテーマに取り組む。これは2年前にもやった第1第2校区の統合問題である。この時は教育長に「大きな間違いです」と意見を言ったら、正しいことを言った教育長に対して、山下は「議会の品位と権威を汚した」として懲罰になった。その時も市民や他市の市議や県議などが署名や抗議文を議会に出してくれた。
私の懲罰を受けて、地方自治を考えるという事で静岡市で議員研修会を開催。
今回はそのテーマに再挑戦した。
今回も、教育委員会の答弁は、あくまでも子どもの教育環境が優先であり、統合方針が決まらないと地域コミュニティなどのまちづくりは後回しであるという答弁が為されただけ。
子ども達の教育環境を優先する立場は教育委員会、その中で、子ども達の日常のコミュニティは地域。その核となるのはやはり学校が中心。
統合問題は教育も地域も切り離せない関係性の中にあるにも拘らず、切り離して考えるべきだという教育委員会の方針。
地域住民は一緒に考えてほしいのに、なんで切り離すの?と戸惑っている。
統合問題は合理化という問題も背景にあるのではないだろうか。でも教育にこそ未来があり、地域が存続するカギがある。
もっと、立場の主張より、歩み寄りが大事。喧々諤々話そうよ!

2023.12.17

一般質問NO2公有財産

https://www.youtube.com/watch?v=OPFkxMpAyg4 ←クリック 一般質問の動画

一般質問の2つ目のテーマ「公有財産の適正な善良管理について」

趣旨:
行政目的のない未利用資産は、たとえ行政財産でも、積極的に利活用したり売却をして歳入の確保を図るべき。
今は資産活用課や他の課が個別にやっている状況を、連携して一元的管理を行う事。
また国から譲与を受けた法定外公共物(里道・水路等の無番地)が、個人の敷地内に散在している状況があり、これも早く払下げをして適正な善良管理をすべき必要があると主張

【公有財産の取組】

Q:沼津市有地の公募売却の入札状況については、この10年間遡ってみると、1年間で5件が入札に上がり、そのうち1件ぐらいしか入札が行われていない状況は早急に考えるべきではないか?
A:売却可能な財産は、適切な時期に適正な価格売却できていると評価。しかし、入札で全て売却できているわけではないから、HPやSNS等を使い売却の促進に努める。

【法定外公共物の適正な管理】

国有財産であった法定外公共物(里道、水路などの無番地)がH17までに市町に譲与され、財産管理を市町が行う事になった。しかし、現状は払い下げの手続を経ないまま占有されている場合があるので、国は占有状態を解消つまり払下げをして適正な管理をすべきとしている。

Q:個人の敷地の中に法定外公共物の土地があるが、その場合の対応について?
A:対象地が機能性と公共性の両方を創出し、用途廃止が可能な場合、一般的に土地の売買や家屋の建て替え地等において、住民からの払い下げの申請があれば、普通財産化して払い下げの対応をする。

Q:個人がその土地を占有している状態は、市として適切な管理とは言えないわけでそれを解消するための対応についての認識は?
A:このようなケースは、住民からの払下げの申請があれば、機能性と公共性の両方を創出し、用途廃止が可能な場合は、申請に応じて払い下げの対応を実施する。

Q:住民の申請があれば、払い下げに応じるが、申請がなければ個人が占有していてもそのままにしていいという風に受け取るがそれでいいのか?
A:法廷外公共物が民地に取り囲まれている場合、そのほとんどが管理上支障がなく、対応の緊急性がないことから、土地の売買や家屋の建て替え時において、住民からの申請に応じて対応をする。

Q:国は払下げの手続きを踏まないまま玄以占有されている場合は、それを解消(払下げ)をしてと言っているが、沼津市は申請がなければ払下げを前提にした対応をする考えはないという事か?
A:先ほど答弁した通り。

【私の意見】法定外公共物は公共財産、市として適正な管理をする事は当然。しかし、払下げの申請がなければ、払い下げの対応をしないというのは、公共財産を管理上支障がなければ、個人の敷地の中にあってもそのままにしておくという沼津市の答弁はこれでいいのだろうか?

2023.12.16

一般質問NO1地籍調査

1・地籍調査について

【地籍調査とは】

土地を売買したり、相続などで分筆したり、公共用地に必要な部分を取得したりする場合、土地の正確な地籍(地番、地目、境界、面積、所有者)が必要です。
しかし、古い公図が多く、依然として地籍調査が遅れている。しかし、静岡県は第7次国土調査事業十箇年計画(R2~R11)において、津波浸水想定区域(15市6町)の進捗率をR11までに100%目標とする。
(沼津市の取組が大幅に遅れているため、7月に国交省と県は来訪し、その重要性について指摘している)

【取組状況と課題】

Q:沼津市の人口集中地区の津波浸水想定区域の取組みは?
A:R8年度末の進捗率は37.8%を想定し、県の目標(100%)には届かない見込み

Q:進捗率はR4年度32%で県内ワースト2。取組みが遅れている事で、国交省と静岡県が来て整備推進の働きかけにきているが、どんな指摘がされたのか?
A:国は東日本大震災後、災害時の迅速な復旧・復興に向けて、地籍調査は重要であることから、迅速に取り組んでいただきたいと話があった。

【今後の取組】

Q:地籍調査が遅れてしまうと土地境界に必要な人の証言や物的証拠が失われ、時間が経過すればするほど調査が困難になる。市の地籍調査の意義については?
A:津波被害などの災害復旧に効果があることから重要な政策であると認識。

Q:国や県は津波浸水想定区域には重点的に予算付けをするという。財源確保は重要だが、今後の取組は?
A:他市の事例等を調査研究し、今後の進捗率向上に努めていく。

一般質問10001

まとめ

一般質問【地籍調査の現状と課題】

土地を売買したり、相続などで分筆したりする場合、土地の地籍(地番、地目、境界、面積、所有者)が必要静岡県は第7次国土調査事業十箇年計画(R2R11)において、津波浸水想定区域(15市6町)の進捗率をR11までに100%目標とする。

県の津波浸水重点地域における沼津市の進捗率はワースト2

何で進まないのか?金がかかる。手間もかかる。職員の負担が大きくやりたがらない。などなど・

Q:沼津市の津波浸水想定区域の取組は?
A:8年度末の進捗率は37.8%を想定し、県の目標(100%)には届かない見込み

Q:進捗率はR4年度32%で県内ワースト2。取組みが遅れているため、国交省と静岡県が来てどんな指摘がされたのか?
A:東日本大震災後、災害時の迅速な復旧・復興に向けて、地籍調査は重要であることから、迅速に取り組んでと話があった。

県と国からも指摘がされても答弁は検討。いつ来てもおかしくない地震に市民の命と財産を守るのは政治の役目です!

2023.12.15

私の一般質問12/5

私の一般質問:地籍調査について
この地籍調査はとても地味なテーマで、その進捗状況は県下でもワースト2位です。
当初、こんなテーマでやっても、だれも見向きもしない。こんなの一般質問のテーマになんてならない。
どうせ進捗率なんて進むはずもないし、進むにはいろいろの問題があるので進めたくても進まないし、それよりももっと重要なテーマはいくらでもあり、優先度から言っても・・・と、ある意味ぼろくそに言われた。
さらに、沼津市はなが~い海岸線を持っているから、他市に比べれば面積は全然広い。
いくら地籍調査をやっても、年間1%も進まない。そんなものをテーマにするって、一般質問をやる意義なんてあるの?と。
そう言われて、一旦は断念しようと思ったが、調べていくうちに面白いことが分かってきた。
やはり、県が進める津波浸水重点地域における沼津市の進捗率はワースト2。
何で進まないのか?
金がかかる。手間もかかる。職員の負担が大きくやりたがらない。などなど・・・
こういう地道なテーマをじっくりやる議員がいないのかもしれない。
今回、あえてマイナーと言われている地籍調査を一般質問でやる意義は私は十分あったと思っているのだが・・・
これでもか?というぐらい、市民生活の根本が立ち遅れているのは何故だろう?
下水道整備もそう。
災害時の拠点となる庁舎は津波浸水域にあり、非常用電源も地下、飲み水やトイレ水の基本的なものは地下に設置。既に57年経過(1966年建設)し、老朽化は県下でも1,2位を争うが、その基本計画さえ立てられていない。三島市は今年基本計画に着手した。
市長の提案した議案を議会が最終的には判断をする。その政策の優先度を決めるのは議会の役割。
何でも反対する人がいるから、沼津が立ち遅れているというのは大ウソ!
これまで市長が提案した議案を議会が否決したことは私が知る限りありません。
政策の優先度は、最終的には多数決です。
どんなに未来の風が反対をしても、たった2人です。
いくら声高に「おかしい!」と叫んだところで多数決。
今議会で市長や議員の期末手当をはじめ、水道下水道料金も値上げが賛成多数で可決です。
多数決は民主主義と言った議員もいますが、「時の最大の権力が何が正しく、何が間違っているかを多数決で決めている」
異論を許さぬ政治手法にはとことん抗います。

2023.12.08

私の一般質問

12/6(火曜日)私の一般質問(1問1答) (一般質問の要旨については、後日アップします。)

1・地籍調査について
(1)実施計画
(2)取組状況
(3)市民への利便性と課題
(4)今後の取組

2・公有財産の適正な善良管理と市民のための利活用について
(1)公有財産の現状
(2)適正管理
(3)未利用財産の利活用
(4)今後の取組

問題点
国の指摘する「法定外公共物の適正な管理」について
個人の敷地等に法定外公共物(里道や水路などの無番地の土地)は、払下げ等の手続きを経ないまま現に占有されている場合があるので、国は占有状態を解消することといっている。
つまり個人の敷地の中に見つかった公共財産である法定外公共物について、個人の申請がない場合でも、払下げを求めていくことで公共財産の適正な管理を進めていかなければならないとしている。

しかし、沼津市の答弁は、個人の敷地の中に法定外公共物が見つかった場合において、沼津市が払い下げによって健全な状態に進んで対応していく意思のない答弁でした。(そのまま個人の敷地の中に公共財産の土地があっても、支障がなければ
そのまま放置してもいいよという答弁にも受け止めてしまう)

残念ながら問題に対して是正しようとする前向きな回答が得られませんでした。課題は課題として、前向きに是正していく姿勢がなければ公平な対応とは言えません。

沼朝記事 山下一般質問2023_12_7 (1)

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