山下ふみこオフィシャルブログ

香貫山

2016.04.09

香貫山の山崩れ NO1

4/9、香貫山の崩落が夜中に起きた。
今日は桜が満開で多くの花見客が押し寄せていたので、あわや大惨事になることも十分考えられた。
8:30頃には市役所へ電話をし、緊急として、農林農地課の担当者と連絡が取れ、現場の確認と通行止め等の対応をしてくれることになった。
しかし、また雨が降れば、崩落は大きくなるだろうし、早急な対応が求められる。

香貫山は約1千万年前にできた古い火山で、地表から5mぐらいは風化が進んでいて土壌化、砂礫状化しており、脆くなっている。
各地で豪雨による土砂災害が毎年のように発生しているが、香貫山も同様で、小さい崩落から今回ような中ぐらいのもの、もっと大きな崩落も起きているが、官地や民地の問題もあり、財政的なことも含めてなかなか修復が進んではいない。
大地震が予想されているなか、大惨事にならないように、山崩れの危険性については今後充分な調査をし、「香貫山のあり方」と共にその対策について、先送りができない時期が来ているのではないだろうか。

2016.02.22

第75回 香貫山影奉仕活動

2月の第3土曜日2/20、朝9時からの影奉仕の香貫山清掃活動です。今日は朝から雨の天気予報でしたが、この時間はまだ雨が降っていなかったため清掃活動を開始。
しかし、1時間もしないうちに大きな雨が降り出してしまった。予報通り、雨はやむ状況にはなく、早々の片付けになってしまいました。

今日は仲間がお休みの人が多く、ちょっと寂しい感じ。この後3人が駆けつけてくれました。
お休みをする人たちは、事前に自分たちで枯れた枝の撤去やコンクリートがはがれているトイレ周りの補修などもやってくれています。
何とも、すごい人たちで、第3土曜日に集まらなくても、毎日山に登る人たちが、自主的に清掃活動等をやってくれていることは素晴らしいことです。その仲間も、プロの植木職人や大工さんまで仲間入り。少しずつプロ集団ぽくなってきています。

2016.01.16

第74回 香貫山清掃活動

2016年1/16、今年最初の香貫山影奉仕の活動です。またこれから1年皆さんと仲良く楽しく香貫山の自然保護も考えながらやっていきたいと思います。
よろしくお願いします。

丁度、市立高の陸上部の練習に遭遇し、2人の高校1年生の部員が一緒に手伝ってくれ、私たちの仲間は本当に嬉しそう。やはり、私たちの悩みも高齢化になっていくということ。枝の伐採や道の補修もあり、単にゴミ拾いだけではなくなっている。チェーンソウも使うので、その講習にも出かけたりしている。
今は市のアダプトプログラムに登録をしているので、保険や基本的な掃除用具は支給されるが、それらは全て消耗品ばかりで、それだけでは用は足せない。すべて自腹でやりくりをしているが、こういうボランティア活動が育っていくような仕組みができないものなのか・・・
三島のフォレストクラブの取り組みは面白いと思う。このような活動に育っていくには行政のバックアップが必要だと思うのだが・・・

この上でダブルクリック - ここにキャプションが入ります。

桜の小枝から、ほうきのように沢山枝分かれしている部分が、おそらくてんぐ巣。この部分には、花が咲かない。しかも、年々、木全体に感染していき花の数が極端に減ってしまう。

この病気は、タフリナ菌というカビの一種によって起こる伝染病。病原菌は菌糸の状態で枝の中で冬を越し、開花期に開いててんぐ巣枝の葉に侵入する。これらの葉は、5上旬には枯れてしまうが、ここから胞子が飛び散って、健全な枝に伝染。

この病気を防ぐ有効な方法は、てんぐ巣病にかかってしまった部分を外科手術で取り除く方法がとられる。
時期的には、冬から春にかけて、遅くとも開花前に切り取る。胞子が飛び散ってしまう前に。切り取った枝は、焼却処分するが。この防除方法はどうしても見落としてしまうので、2~3年続ける必要があるという。早い手当が必要になってくる。

2015.12.16

香貫山頂上のしだれ桜

香貫山の頂上にあるしだれ桜は、今年7月にすっかり元気がなくなり、急遽、「しだれ桜救出プロジェクト」を影奉仕で開始。
秀佳苑の羽切さんの指導を受けながら、桜の幹を囲っていたつつじの移植をし、枯れてしまった枝や腐りかけていた幹に薬を塗り、土を掘り返し、人が根を踏み固めないようにロープで柵を張った。

それから半年、この冬の時期を迎え、桜は果たして冬を越えられるのか心配した私たちは、もう一度、羽切さんに一緒に頂上に登ってもらい、その様子をみてもらう。
(桜に負担がかからないように、折角つつじを移動したのに、また誰かが善意にもお花の苗が柵の内側に植えられている状況は桜にはよくないと注意を受ける。)
後2年ぐらいすれば、回復してくるだろうという。もうしばらく、大事にこのしだれ桜の成長を見守っていきたい。

榎木(えのき)の木が枯れてきているため、手当の方法を指導していただき、しだれ桜を塩害から守るためにも、この位置に苗木を植え、海からの風が直接しだれ桜に当たらないように、樹木を植えるようにアドバイスを受ける。

2015.12.16

第73回香貫山影奉仕と植田内膳様

第73回の香貫山の清掃は今年最後の清掃活動です。
ずーっと気になっていた植田内膳碑の周囲の植栽の刈り込みを、緑地公園課の許可を得て、秀佳苑の羽切さんの指導を受けながら、植栽の刈り込みと下草刈りをしました。

脚立にのって椿の剪定をしているのは羽切さん。みんなに枝の何処を切ったらいいのか、次に咲く花芽を大事にしながら等、本当に丁寧に指導をしていただきました。みんなもその指導のもとに、自然と役割分担が決まり、本当に良いチームワークを発揮していました。

何と言っても、今回の功労者は95歳の荻田さん。毎日、3時に起きて香貫山に登って25年。イノシシより早く起きて、イノシシが目を覚まさないうちに下ってくるという。香貫山にお世話になっているからと言って、今日は奉仕活動に参加。とてもとても95歳には見えません。

みんなも刺激されて、俺たちまだまだ若い若い??かもって。

植田内膳の碑が何年ぶりでしょう。やっとお目見えしました。今回はここまで。まだもう少し残っているので、今年中にこの周辺をきれいにしたいと言っています。
香貫山に登った折には、どうぞお立ち寄りください。

植田内膳:江戸時代前期の治水家。
駿河(するが)駿東郡(すんとうぐん)上香貫(かみかぬき)村(静岡県沼津市)の人。狩野(かの)川からの灌漑(かんがい)用水の開削工事をおこない,5年の歳月をかけて寛永9年香貫山麓(さんろく)をめぐる用水路を完成。のちこの水路は内膳堀とよばれた。寛永13年死去

カレンダー

«11月»
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログ内検索

フィード