山下ふみこオフィシャルブログ

香貫山

2015.03.25

第64回・香貫山影奉仕の活動

 64回目の香貫山影奉仕が3/22に行われた。前回に引き続き、枯れ枝の撤去や下草刈り、水場やトイレ清掃です。

そろそろ桜の時期が近づいてきていることもあり、香陵台の展望台から沼津市を眼下に見るときに、その眺望を阻害することのないように、枯れ枝の伐採や下草刈りを1月から始めている。
ゴミ拾いから始まった活動が、少しずつ仲間の意識が変わり始め、月1回の活動以外に普段からみんなで話し合いながら、また担当課とも相談をしながら整備を進めている。

長年の懸案事項である香陵台の駐車場の確保。問題は把握しながらも、政策的な順位が低いためか、何年も手つかずのままである。しかし、山の仲間たちが自主的に知恵を絞って、張り出た枝や土砂の整備、駐車場のラインの代わりにロープを引いたりして、このようにきれいに整備された。

2重になっていた生垣のために、その枝が張り出して駐車する障害になっていた。しかし、その生垣を一重にしたことで、駐車スペースが確保され、不用になった生垣はその先に継ぎ足している。

地道なボランティア活動で、こうして整備をして駐車場のスペースがやっと数台増えたことって本当にすごい事だと思う。そして今までマイカーの方が勝手に駐車していたのが、ロープをライン代わりに引いたことで、整然と駐車するようになったのも画期的なこと。整然と駐車している様子に微笑んでいる山の皆んなの顔が浮かぶ。感謝!

2015.02.22

沼津アルプスと香貫山

 21日(土曜日)香貫山での清掃をしていると、多くの団体が香陵台に続々と上がってきます。
何処から来たのかと伺うと「千葉、栃木~」と言う人達が80人ぐらいの団体のようです。

どうしてこの山に来たのかと尋ねると、「千葉でもこの沼津アルプスはとても有名です。いつ登っても山がきれいになっています。私たちはとても大好きな山のひとつです。」と言うではありませんか。

またバスは御用邸に駐車して待っているということでした。
沼津は観光バスできても、なかなか駐車するところがないと言われていますが、御用邸と言うのはさすがのアイデア。
一つの観光スポットやイベントがあっても、連携して取り組まなければ、一つの成果として成功をしても、まちの活性化には繋がっていないと思っています。
この山に来ていただくにも、どういう山にするのか、「香貫山あり方検討委員会」が何年にもわたり議論されていても、何十年と駐車場スペースもトイレも必要だと言われながら、何も整備されてきていない現実。

自家用車や観光バスの駐車場スペースはもちろん、食事や土産処、そして山の整備やトイレの整備、ルート案内等も何も手つかずの処がいくつもあります。
だからこそ、行政と市民が連携してやっていかなければならないはずで、市民のボランティアの自主性に任せているだけでは無理です。行政はコーディネート役として中長期のビジョンを持ちながら、ボランティア団体のマネジメント役をしてかなければならないはずです。

例を一つとっても、山に来る人は三島の観光案内所で地図をもらってくる方はいますが、沼津駅構内の案内所は機能しているのでしょうか?

トイレもこの状態です。
そして既に和式スタイルがダメだという方も多くなっています。高齢者はもとより、子どもが和式ではトイレができない世代に代わりつつあるようです。

多くの問題を抱えているからこそ、市民力を活かした取組みを行政が市民と一体となって進めていく必要性を感じます。

2015.02.22

第63回香貫山影奉仕の清掃活動

 63回目の香貫山清掃はいつものメンバーに万年青クラブの女性陣と大学生も参加してワイワイ賑やかに、そしてハードな作業になりました。
最近ではゴミ拾い活動は、毎日山に登ってくる人たちの自主的な活動ですっかりゴミはなくなっています。私たちが行っている月1回の清掃日は、山の整備にシフトしてきています。仲間のやる気もあって、今後の取り組み方も考えていかなければと思います。

私たちのこの華やかなスマイルに気付いたでしょうか。何かが違っていますが、お分かりでしょうか?

そう、ビブスが由剛さんのデザインで一新しました。
ノーマンとヴィーノがモデルです。
What do you think ?

下草刈りや枯れた枝の伐採、そして側溝にたまった土砂の撤去など、先月から続いている作業は益々本格的になってきています。もちろん、安全には細心の注意を払いながらやっていきます。
この日、大学生のK君は初めて鎌を使ったということで、教わりながらも最後はとてもうまくなってさすがに覚えが早いです。
こういうことが世代間交流に繋がっていきます。

側溝にたまった土砂や落ち葉は、水を含んで重たいこと重たいこと。でもこういう地道な作業を続けることで山に登ってくる方々にとっても少しでも快適さにつながってくれればと思います。
女性陣は水飲み場のゴミ撤去や展望台の周囲の清掃です。

こうやって集めたゴミは、その日のうちにゴミ収集車によって片づけられます。こういう連携ができてくるのも大事なことです。
ゴミを翌日まで放置したままですと、イノシシが来て散乱してしまうことが今まではありましたが、最近はゴミ収集課との連携もあって本当に助かります。
こういう素早い対応ができる行政と市民との連携があって、初めて市民協働が生まれるのだと身を持って感じています。
やはり沼津市が勧めているアダプトプログラム制度「まちピカ応援隊」は、市民にとっても障害保険が担保されているので安心して清掃活動ができる制度であり、今後ももっと精度を高めていきたいものです。

2015.01.21

香貫山の公園遊具の設置について

 香貫山の香陵台公園の中にある遊具の老朽化について、26年度は公園施設長寿命化事業の一環として進められている。
今回問題になったのは、「滑り台の撤去と新設」について、まずはその必要性と設置場所について住民から疑問があがったことが発端である。

老朽化した滑り台の撤去と新設にあたって候補となった場所は、沼津市が眼下に眺望できるこの場所に設置するというのが当初の計画であった。
移設する場所は、高齢者も車いすの方も訪れる景観地点。そこに滑り台が来れば、障害物になってしまう危険性があると指摘。
そして、新設にする必要性や移設する場所について、普段この山に登ってくる方々を中心とした住民と行政で話し合いが昨年から始まった。

国土交通省は平成26年7月に「遊具指針」&「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」について、自治体の公園管理者等に対して通知した。これによって必要な安全措置が講じられ、都市公園における遊び場の安全性がより高まっていくことになる。
今回の問題も、遊具の新設は国の補助金条件として、新設の場合に限るということであり、その条件でなければ撤去も新設費用も補助されないという。単に老朽化遊具の補修では補助金が下りないというもの。
では、補助金のために、補修できるものでも新設にしてしまうのかという疑問。
香陵台公園の遊具の全体計画とそのコンセプトはどうなっているのか。
一つ一つ問い質していくと、そこには大きな課題があった。つまり住民不在の計画であり、遊具の安全確保だけに終始する行政側の都合と工事の発注期限の問題があった。

上の写真は滑り台工事1/17の時の状況。既に移設場所は昨年からの話し合いの中で合意点を探っていった。遊具の場所は1個所にまとめることで、遊び場の確保と広場(空間)の確保の住み分けができ、安全確保にもつながったのではないだろうか。

次の課題として、滑り台の撤去がされた跡地の問題が浮上。今まで香貫山の大きな問題の一つに、駐車場不足が解決されないまま今日に至っている。当初は駐車場スペースとして考えなかったために、記念碑や植栽の位置が、今となっては駐車場の確保に支障が生じている。

しかし、行政は木を伐ることに対して住民感情を余りにも意識しすぎるために、雑木を始め全ての樹木を伐らない前提では何も課題は解決できないという現実が立ちはだかっている。
駐車場スペースを少しでも確保するには、お金をかけずにどうしたらいいのか、今また住民と緑地公園課で現場での話し合いがもたらされている。

昨年からの一連の状況を考えると、住民の要望と行政側の考え方の合意点を見いだしていくこの過程こそが大事だということを痛感する。
これこそが市民協働の考え方である。住民との合意形成を図っていくことは手間で時間もかかるが、こういう丁寧な過程を経ることが双方にとって、お互いの信頼関係を築く一歩であり、より良い解決策が見つかると実感する。

確かに市民にとって、行政の手順や考え方について理解できないことが多々あり、憤慨したり、納得したりする中で、今後どのような対話をもって進めていくのか、期待を持って関わっていきたい。
また、住民にとって自分たちが当事者として、より多くの仲間の意見を反映できるようにと自覚していることが素晴らしいと思う。是非、こういう方々の参画を無駄にしないでほしいと願わずにいられない。

2015.01.20

第62回香貫山影奉仕の清掃活動

 2015年最初の香貫山の清掃活動。山登り50雀の有志も参加して、昨年からの懸案であった香陵台公園の眺望処の草刈と枝打ちそして側溝の落ち葉と汚泥の除去を行う。
ゴミ拾い活動から7年。今年はこの山の懸案事項である香陵台駐車場、眺望処の確保を、お金をかけずに出来ることから始めていこうというメンバーの考えがあり、今後は行政側と話し合いながら協働作業をしていく展開が望まれる。
しかし、本来の香貫山のビジョンがないままに、整備をしていく私たちの活動にも戸惑いが出て始めている。

側溝の落ち葉や汚泥の除去作業。汚泥は水を含んでいるために大変重く、異臭を放つので結構つらい作業です。

枯れ枝と、延びっぱなしになっている枝の選定を、メンバーの植木職人によって整備。その枝を短くきりながら収集。当初のゴミ拾い活動から不法投棄がなくなり、最近は下草刈りや枝の選定など、いよいよ本格的な活動にならざる得ない状況になってきている。
なるべき危険な状況には十分配慮し、2人以上の体制で作業を行う。

側溝が落ち葉等でふさがれている状況を少しずつ掻き出していくと、本来の側溝が見えてくる。

土砂が駐車場のスペースまで流れ出ているために、土砂や草を撤去し駐車スペースを確保する作業を始めるが途中で作業は中断。緑地公園課に相談をしながら枝の選定も必要になるため、後日改めて作業をすることにする。

今年からの影奉仕の活動は次のステップとして、香貫山のゴミ拾いから今後どのような取り組みが必要になってきているのか、山に詳しいメンバーたちの参加によって次のステップを迎えていくように思う。

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