山下ふみこオフィシャルブログ

選挙

2016.08.12

なないろの風・夏期研修 in菊川 NO1

県内女性議員でつくる「なないろの風」の夏研修と今後の取り組みについて、菊川市にある「ソラマメ」という”シェアショップハウス”10:00~20:00までみっちり勉強をさせていただきました。
教育、福祉、医療、駅前開発など、幅広く議論
http://shareshop.hamazo.tv/c568635.html

自分たちのまちの取り組みや課題等を情報交換することで、色々のことが見えてきます。それも女性ならではの視点は、やはり市民生活に欠かせないものです。
議会での女性議員が少ない中、仕事に男女差はないというものの、やはり子育て、介護を今まさに経験している私たちにとって、これらの日々の生活は、まさしく政治そのものです。
自治体によって、その政策の優先順位や取り組みは全く違うということを改めて再認識しました。

日々の生活が、自治体の政策や取り組みでこんなに違うのなら、私はやはり住民として、どこに住むのかは選ぶのは当然。それも、問題が起きたとき、自分や子どもや家族の問題にぶつかったときにこそ、どうしていいのか右往左往している相談をよく受けます。

こうやって、県内の女性議員同士で話をすると、その取り組みの違いがよくわかります。
やはり住んでいて、いざとなったときに、安心して相談ができる機関があることの重要性をひしひしと感じる昨今です。
声なき声をどうやって政策に生かしていけるのか、やはり、それは女性ならではの視点が重要になってくると感じる研修会となりました。
でも隣町の長泉には女性議員はゼロですね。続きはあとで・・・

2016.07.16

市長選にIT社長・大沼明穂氏

7/13に出馬の意向を決めたという新聞記事を目にし、さらに16日の朝刊に正式出馬表明となった大沼明穂さん。
市内在住で、元・日本IBMの部長であり、現在はIT企業の社長である。この人が沼津市長に立候補するかもしれないということで、お話を伺ったこともありましたが、最終的には、同級生をはじめとした友人や企業経営者に押されて決心したという。
私の周囲の反応は「沼津市にもこういう人がいたんだ・・・」という驚きの声が圧倒的。
彼の経歴を見ると、IBMアメリカ本社ではストラテジストとして日本市場の戦略担をしてきたという。
「ストラテジストって何?」どうもITを活用して、「経営戦略を実現するための人」ということらしい。
今の時代、経営はIT抜きには語れないから、会社にとって
「ITをもった経営戦略家」とでもいうのでしょうか。
「なんだかよくわからないが、どうもすごそう」というのが私の周囲の感想。
まさにこれからの時代、企業はもちろん、地方自治体においても、人口減と高齢化社会を迎え、
限られた税金をどう使っていくのか、これこそ、戦略をもって進めていかなければならない厳しい時代に入っている。

ただ、鉄道高架事業については、反対でも賛成でもなく、事業費を点検したうえで進めるかどうかを決めるという。
私たちとは距離を置いた立場であるが、先の参議院選挙でも1人区においては「野党共闘」の例があるわけで、この可能性を探っていけたらと考えている。
(新聞記事をクリック→拡大)

大沼2
大沼3

大沼さんの魅力は、やはりIT産業でずーっと関わってきた人のようですから、IT産業を沼津へ誘致し、ITを駆使した産業振興を起こすことができると期待する。
「高架事業については、財政面から点検、見直しをしたい」と記事には書かれているので、ぜひそうしていただきたい。
私も賛成反対以前の問題として、常に財政的問題を問い質してきている。この事業を進めるにしてもやめるにしても、財政的な見通しを市民に分かりやすく公表をしていただければ、自ずと結論が出てくるでしょう。
https://yamashita.fm/blog/category/39/  (財政的な問題について掲載している私のHP)

2015.06.30

なないろの風が新聞へ紹介

昨年7月に結成をした無所属議員ら13人、私たちのことが読売新聞に掲載された。
「女性議員を増やす会 なないろの風」
次世代の女性議員を増やすのは自分たちの役目。そのためにはどうしたらいいのだろうか。
できれば私たちが苦労をしてきたことは経験させたくない。そうでなければ、「議員になりませんか?」なんて言えないと思っている。その一つにハラスメント。でも当のハラスメントをしている男性たちにとっては、認識がないことも多々あるのだが・・・

ハラスメント:他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、脅威を与える ...他者に対する、不愉快、もしくは威嚇的な態度 .

先日も議会終了後、走って傍聴室へ向かう途中、「廊下を走るなッ!」と罵声に近い声で怒鳴られた。余りにも大きな声だったので、誰かと後ろを振り向いたら男性議員であった訳だが。
私は公ともいう場で大きな声で怒鳴られたのは初めてである。罵声という言葉を辞書で引いてみると、「大声悪口を言う声」。

後で、大声で怒鳴ったことに抗議をしたところ、「廊下を走ったあなたが悪い」と言う。
廊下の問題と怒鳴ることは問題が違うが、「あなたは既に5回も廊下を走って注意をしている」という。「廊下を走るな」と言われたのは小学校以来だったが、怒鳴られたのは記憶にないぐらい昔のこと。
今でも公の場でこういう怒鳴る人がいるんだと唖然としたのは言うまでもない。

この6月議会で議員発議で議会の会議規則の一部を改正した。それが上記の記述である。

その発端は、有村治子大臣は5/14、全国町村議会に、女性議員が出産などで議会を休むことを認める規定を設けるよう要請し、それを受けて今回の沼津市議会においても規定改正になった。
議員の産休、育休取得をしている議会はまだ少ないとされる。今後女性議員の活性化の意味からも、その経験を活かしていくようにと配慮されたもの。しかし、女性が議会に進出していくには問題はまだまだと思うが、やっとその存在意義が認められてきたということだろう。

神奈川県大磯町においては6月に行われた町議選挙で7:7の男女同数の構成、上位5位まではすべて女性だったという。
そういえば、沼津市議会には男性トイレしかない。その中に洋式トイレが一つあるが、女性はよほどのことがなければ使えない。

2015.06.27

県内女性議員を増やす会・なないろの風

昨年、県内の女性議員を増やそうと女性議員を中心とした会「なないろの風」が立ち上がりました。
メンバーの中で4月の統一地方選には市長選、県議選、市議選を連携をとりながら闘いました。

私にとって今回、始めて市外から女性議員が応援に来て下さったことは、とても刺激的で心強さを感じました。お互いに多くの矛盾を抱えながら活動をしているので、会えば意気投合します。
そして「うんわかる。その気持ち・・」多くの言葉を語らずとも、共感しあえる存在がいることはとても力強く、そして地域の状況を知ることは、自分のまちに活かすこともできます。


今まで政党に属さない女性議員は、各議会においても少数派の存在であり、セクハラ、パワハラ等多くの矛盾を抱えながら活動をしてきました。今回、県内の女性議員が抱える問題を共有し、一緒に解決策を図っていく中で、志ある女性議員を増やしていく活動に繋がればと「なないろの風」が立ち上がりました。

今回、その第1弾の講演会を開催します。(画像クリック→拡大)
山田眞知子さんがこの間、日本に帰国中ということで何とかお願いをした企画です。貴重な時間を一緒に過ごしませんか。どなたでも参加自由です。もちろん男性の方も大歓迎です。

各国の議会でつくるIPU(列国議会同盟)が公表している「女性国会議員比率ランキング」(201411月現在)より作成


国名

女性比率

クオータ制

1

ルワンダ

63.80%

法律型

2

ボリビア

53.10%

法律型

3

アンドラ

50.00%

なし

4

キューバ

48.90%

なし

5

スウェーデン

44.70%

政党型

8

フィンランド

42.50%

なし

12

スペイン

39.70%

法律型

12

アイスランド

39.70%

政党型

121

ハンガリー

10.10%

政党型

129

日本

8.10%

なし

2015.05.16

市政報告会NO1 女性議員の必要性

遅い報告になってしまったが、5/10(日)市政報告会を行った。その様子をアップしようと思う。
(ここにきて、選挙の疲れがどっと出ているのだと思う。昨日は病院で血液検査をしたが、異状なしでホッとしている。)

明海大学名誉教授・後援会長の長谷川徳之輔先生と元教員・山室義子さんの挨拶、市議になる前からの友人で応援団のビデオレターから報告会は始まった。

★★ 女性が参政権を獲得して70年 ★★

どう変わった「女性ゼロ議会」「紅一点議会」

朝日新聞によると、「女性ゼロ議会」157市町村のうち41市町村で女性が立候補した。計47人。うち39人が当選した(6人は無投票)。

1月1日時点で、全国の地方議会1788のうち、女性が1人もいない議会が379

20155

女性議員

割合

沼津市

2人 /28

7%

浜松市

9人 /46

20%

富士市

5人 /32

16%

富士宮市

2人 /22

9%

熱海市

1人 /15

7%

三島市

4人 /22

18%

湖西市

4人 /18

22%

下田市

0人 /13

0%

今回の統一地方選の県内状況をみると、上記の結果である。沼津市の女性議員の割合は少ないことが分かる。
★★女性議員が少ない弊害とは?★★
女性の議員には、高齢者施策、子育て、DV防止などのテーマに熱心に取り組む人が多い。地方の暮らしにかけがえのない政策だ。しかし、その実績や実力を知って票を入れる有権者は限られている。今の選挙制度では、政策を広く知ってもらうのは、とっても難しい。

★★現状はどうか★★
国会も地方も、女性議員はほぼ
1割前後しかいない。女性議員が1人もいない「女性ゼロ議会」2割以上もある。

地方議会への女性の参画に詳しい京都女子大の竹安栄子(ひでこ)教授(社会学)
女性の立候補を阻む「壁」として、
①社会と女性自身の中にある性別による役割分業意識
②家族・親族の反対
③男性優位の地域社会―を挙げる。

「女は家、男は仕事」といった意識を克服して出馬を決めても、「嫁入り婚が多い日本では、『夫より前に出るのか』と親族に反対されることが多い」。
自治会長の95・3%を男性が占めるなど、地域社会の中心は男性だ。14年度、内閣府調べ)

★★女性議員が増えることによって何が変わるのか

女性議員が過半数を占める議会では、政治の透明性が高まったと評価。私の経験からも、是々非々で物事を判断するのは女性の方が強いと思うし、物事にわかったふりをしないので追及心が旺盛である。

 

「女性は政治に無関心」は本当か?

 日本の女性議員の少なさは世界でも際だっています。関心の低さの裏返しとも思えます。
女性と政治を巡り、「女の人は政治に関心がない」と言われることがよくあります。本当にそうでしょうか?

 いまの男性中心の議会や永田町が形づくる「政治」には関心が持てないかもしれない。

でも子育てや教育、福祉、生活に関わるすべての問題が政治につながっています。「政治」の概念を広げれば、女性には女性の「政治」への関心が必ずあると思います。

 「数だけ増えてもしょうがない」という言い方もよくされます。たしかに、女性なら誰でもいいわけではありません。でも、9割も男性が占める必要はあるのでしょうか? 
たとえば7割もいたら男性の声は十分に聞き入れられるのでは。男性議員はより厳選され、議会はより多様になりますから、このほうが有権者にとって良い話だと思います。

〈三浦まり・上智大学教授(政治学)〉 日本ではまだ、女性だけが直面している構造的な障壁への認識が足りません。性別によるクオータの議論をすると、「男も女も違いはないのになんで女性だけ」「逆差別だ」と言われてしまうのは、そのせいです。

★★女性の方へ ”議員に挑戦しませんか!”★★
女性の視点から改革すべきことはたくさんあります。
「疑問のないところに改革はありません。」3期目に向けて女性議員を増やしていく活動も開始していきます。昨年から、県内女性議員たち(特に市民派と言われている方々)とネットワークを作りました。議員として挑戦したいと思っている女性の連絡をお待ちしています。一緒に勉強していきましょう。

 

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