山下ふみこオフィシャルブログ

2021.08.01

駒形克己展 in ヴァンジ彫刻庭園美術館

世界的に活躍している造本作家/デザイナーの駒形克己さんは沼津市大岡に生まれたやんちゃな同級生だった。
彼の初期から現在に至るまでのデザイン展が3/6~8/31まで開催されている。
ニューヨークでデザイナーとして活躍し、1983年に帰国。

1989年長女が誕生した以降、多数の絵本を出版。1990年後半以降は、ワークショップ活動や、視覚障がい、聴覚障がいのある人に向けた絵本づくりなど、少数の人達に向き合う取り組みにも力を注いでいる。
ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップでの発売を機に世界的な活躍をしている。

2012年急性白血病を発病し、骨髄移植を受け復帰。
2016年、ボローニャ国際児童図書展にて、
RAGAZZI SPECIAL MENTION AWARDを受賞

www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/event/1288/
8/7(土)14:00~16:00まで駒形さんの「ワークショップ4」(申込終了)その後にサイン会がある。
大岡中学校の時は生徒会長をし、バレー部でキャプテン。クラスでは発達障害のH君といつも一緒の彼。いつも明るく、屈託のないように見えていた。そんな彼が繊細なセンスをもつデザイナーになり、白血病を克服し世界で活躍をしている。
昔、彼が小学校3年生ぐらいだったか、空をピンク色に塗ってお母さんが先生に呼ばれたって。その時「どうしてピンクに塗ったの?」って。「その時はピンクに塗りたいと思ったから・・・」って、聞いたことがある。
彼のデザイナーとしての片りんはそんな時からあったのかもしれない?みんなが思う、当たり前のことの既成概念がなかったのかも。
当時からいつも弱い者の味方だったような気がする。同級生として仲間が活躍しているって本当にうれしいし、誇らしい。

2021.07.31

災害ボランティア愛・知・人 in 沼津

「災害ボランティア愛・知・人」のことを、すでに沼津に入って20日間が経過しようとしていますが、知らない方がほとんどです。「どういう団体?」と聞かれることもあり、ちょっと今回の経緯を知りえる範囲で説明をします。
(愛知人さんの今回の活動に心からの感謝と尊敬を込めて、私の忘れてはいけない記録としてここに残します)
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今回の要請は愛知人が所属する災害ボランティアの情報ネットワーク団体である「震災がつなぐ全国ネットワーク」(代表はJVOADの代表でもある栗田氏)あてに、7/5に「静岡県災害ボランティア本部」から、富士市と沼津市に対して技術系ボランティアの派遣要請があり、愛知人が沼津市に入ることになったようです。
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富士市は他団体がすぐに入り1週間で終息したのですが、沼津市は調整に時間がかかり、1週間たった7/10にようやく沼津市からOKが出て、7/13原地区センターに「地域ささえあいボランティアセンター」が開設されました。
コロナ禍以前の災害発生時は、団体間で調整をしたのち、団体ごとで直接社協さんと繋がり活動をしていたようですが、コロナ禍では「県外ボランティアNG」という風潮になり、今回は「震災がつなぐ全国ネットワーク」さんに調整をして頂いたようです。
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災害から1週間後では、すでに多くの被災世帯は畳や電化製品・家具の搬出や泥出しなど自力または業者にお願いをして、被災された方は仕事を休んで作業をしたと聞きます。
集積場所の状況を見ると、多くの畳は出されていましたが、それと同じくらい、断熱材も出されるのが通常の床上浸水の被害状況だといわれていますが、断熱材の量は極端に少なかったと聞いています。
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愛知人さん曰く:「日がたつにつれて床の上だけをきれいにして生活を始める人が増えてくるが、しっかり対応しないと床や壁にカビが生え、悪臭がこもり、床板が腐るなどの被害を受ける隠れ被災者も出てくる」という。これが被災後の2次被害につながっていかないかと懸念する。
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7/13からボランティアセンターが開設されましたが、現在までにボランティが入った被災世帯数(愛知人20?)はどのくらいだったのでしょうか?
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今も支援を必要としている方は、独居の高齢者や生活困窮者等、自力では解決できない生活弱者の方々が取り残されているないのでしょうか?
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本当に支援の要請がないのでしょうか?
ニーズがないのでしょうか?
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社協さんはもちろん愛知人さんの存在さえ知らない方が、まだいるのではないでしょうか?
200件からの被災状況があり、災害規模の大きさにもかかわらず、ニーズが少ないのはなぜでしょうか?
そう思うのは私だけでしょうか?
愛知

追記:今回、沼津市に愛知人が入るにあたり、PCR検査を受けたと聞きました。また作業中も皆さんマスクをつけているので、この暑さの中でさらに過酷です。今日7/31は大学生も含めて女性の方も5人、総勢13人はいたでしょうか。週末は皆さん全国から駆け付けてくれている。東日本大震災から立ち上げたネットワークの団結力に従前とは違うボランティアの在り方に驚いている

今日も一日、泥だらけになりながら,這いつくばって泥かきをしていました。優れものの泥集塵機も欠かせないボランティア必須用具だそうです。お昼もすべて自前でコンビニ弁当を買いに行っています。

2021.07.31

災害ボランティア愛・知・人 in 沼津

今回も私の知り合いのご近所からの情報でやっと支援の輪が繋がりました。
昨日に続き今朝も床下の汚泥や断熱材の撤去を12人の災害ボランティア愛知人の皆さんで行っています。

このお宅は床下浸水という事でセンターの相談窓口に行っても申請の要件に満たないという事で一旦は帰らざるえなかったと言います。
今回気づいたことは、床下浸水とは言えども、家の形態によって床下に潜って泥水をかきだすのは非常に困難です。
被災当初、相談窓口に行ったときに、罹災証明も床下浸水では申請できないと言われたようで、誰も自分たちを助けてくれる人はいないという思いが強く孤立感を深め、子どもたちも含め体調を崩したと言います。
その後、会社の上司からアドバイスを受け、社協を通して愛知人さんを紹介され、今回の支援活動に繋がったと言います。。
★★★今回のケースは本当に多くの方に知ってもらいたいと思います。
この作業に入る前に、まずは工務店に見積もりを出してもらい、工務店と施主と愛知人の3者で仕事の役割分担を話し合われたそうです。
愛知人で無償でできる泥がきと断熱材の撤去、工務店としての仕事のすみ分けを話し合い、施主さんにとっても負担が少ない方法で今回の災害支援につながったようです。
災害時は緊急的なことが多く、いかに早く災害現場の状況を把握し、優先順位を見極めるのか。
こういう時にいち早く悪徳民間事業者が法外な値段で入ってくる状況も聞きます。また床下の被害は保険では降りないケースもあるようです。
有事の心構えとして、知っておくことが随分あると今回のことを契機に学ぶことができました。
相談窓口に行っても,支援に繋がらなかったり、支援があることさえ知らなかった人に、どうやって適切な情報を伝え、支援に繋げて行くのか、それは行政・社協・民間(商工会など)・災害ボランティアが一丸となって連携していかなければ、大きな災害になったときには支援に繋がっていかないのではないかと思います。
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まずは行政の役割として住民の財産を守るためにも、災害現場での被災者の声を聞き取ることの重要性を痛感します。

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