山下ふみこオフィシャルブログ

2020.11.10

コロナ禍で高架化事業費大丈夫?

市民の方から「高架化反対もすでに強制収用されたんだから、先の未来を考える必要があるでしょう。「経済、環境、医学等の最高のまちづくりを」という声もいただきました。
確かに高架事業は希望のある「未来都市づくり」という目的ではなく、副市長も言っていましたが、「高架化はゴールではなく、通過点」と。(しかし、19万人の地方都市で通過点だけで、巨額な投資は論外!)
鉄道が高架になれば、ガードがなくなり、道路が拡幅され渋滞解消という一つの手段です。だから、とっとと工事着工へという意見は最もです。しかし、線路を高架にする工事は早くても15年~20年はかかるといわれています。

その間に地震津波・自然災害をはじめ、学校・庁舎・火葬場・焼却炉の建替え、道路・橋梁の補修もやっていく必要があります。人口減少・高齢化の中で財政は大丈夫なのか、私はまずはお金のことを考えます。
↓沼津市のリーマンショック(H20)前からの投資的事業の普通建設事業費の推移を見てください。(財政的検証の一部)
建設事業費が先細る中で、高架事業はこれから始まるので、他の建設事業に大きく影響してきます。借金すれば返済があるのでそこも限界があります。

非常な困難が待ち受けてはいますが、逆に改善の好機と考え、市民が事業のスクラップ&ビルドの優先順位を考える良い機会ともいえます。

普通建設事業費の推移20201110 (3)

1526億円(高架化事業)=高架化駅+新貨物駅+新車両基地

リーマンショック前の、H19年:普通建設事業費は220億円のうち一般財源は64億円
           R1年 :普通建設事業費は115億円のうち一般財源は34億円
社会保障費等の増により、建設事業に充てる予算が年々減少し、一般財源(税収等)は横ばい。
青色の事業債(借金)も横ばいということは、建設事業に占める借金の割合は増加している。
高架事業はH18年リーマンショック前に事業認可されて以降、事業費の見直しはされていない。

緑色+赤色(一般財源とは市税や地方交付税など普通建設事業費の総額(国庫支出金+一般財源+起債)
普通建設事業とは(高架事業も建設事業の中に含む)
道路、橋りょう、河川等の公共土木関係や消防・学校等の文教施設、公民館、公営住宅等の公共用施設の新設、増設、改良事業等の投資的な事業

2020.11.10

鉄道高架の行政代執行へ

今朝の静岡新聞1面に大きく掲載されていた行政代執行。
すでに移転用地すべてが強制収用され沼津市の所有になっている。最後まで地権者の久保田さんだけが明け渡し最終期限11/5までに立木等の物件撤去に応じなかったことで、行政代執行の手続きを市と県が請求手続きをするという。最終的に代執行の可否は県知事が判断するが、川勝知事は12/24に裁判の最終判決が予定されているので、今は静観するという。

コロナ感染が拡大する中、沼津市も含め静岡県内の感染者が増加している今、「県も沼津市も何やっているの?」と思ってしまう。11月議会が始まろうとしている最中、すでに当初予算の税収見込みを下回り、法人市民税、固定資産税等の減収に対して、減収補填債等が提案されている自治体もあるという。
さらに来年度予算編成も、厳しい展開が想定される中、コロナ禍によって事態は大きく変わってきているにもかかわらず、今、高架高架という状況に、市民からは「時代に取り残されてしまうのではないか?」と心配する声も届いている。
↓11/10静岡新聞                             ↓11/10東京新聞       下段↓11/10朝日新聞

2020.11.10

第16回高尾山穂見神社の清掃活動

毎月、予定としては第2週の火曜日7:10から高尾山神社の清掃をしています。始まる前に熊野神社、穂見神社に参拝してからスタートです。
いつも誰かがお掃除をしてくださっているようですが、この時期は境内に落ち葉がいっぱいでゴミ袋に5袋枯れ葉でいっぱいです。
仲間のひろちゃんは、何かあると穂見神社に来るようです。きっと落ち着くのでしょう。

今日も清掃後、大塚さんへ電話を入れたのですが、繋がりません。5月以来、音信不通になってどうしているのでしょうか?不安は募ります。

彼の思いが、ここのお掃除に繋がっているので、大塚さんのためにも続けていきますからね。

次回は12月15日(火曜日)7:10からです。
今日は恵里さんが飛び入り参加。ありがとう!

清掃後、一本松の地権者、久保田さんの処によってお話を伺いました。
僕が一人で土地を売らないと頑張っても、もうすでに強制収容はされ、土地の所有権は沼津市になってしまっている。俺の了解なしに、法務局で登記がされてしまった。
本来の売買契約は双方の合意があってされるべきものなのに、法の下であれば何もかも合意がなくたって通ってしまうことに俺は憤りを感じていているといっていました。

そして何よりも彼が言いたいのは、「高架事業は財政的に沼津市民を苦しめるから反対なんだ。僕は自分のためじゃない。だから行政代執行になっても反対する・・・」といっていました。

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