山下ふみこオフィシャルブログ

2020年06月

2020.06.29

コロナの影響で国保料の減免

議第62号 国民健康保険条例の一部改正について (↓以下内容)

コロナの影響により、収入が減った世帯は国保料の減免対象です。市へ申請が必要!

・前年(1~12月)の事業収入、給与収入、不動産収入のどれかが、昨年より3割以上減少が見込まれること。
・前年の所得の合計が1000万円以下であること。
・収入3割以上減少の所得とそれ以外の所得が400万円以下であること。

主な生計維持者の所得が30%以上減少見込みであれば、まずは国保担当課に問い合わせてみましょう。

所得金額に応じた減免割合は5段階  & 主たる生計維持者が失業の場合は、全額免除
・300万円以下   全額免除
・400万円以下   8割減免
・550万円以下   6割
・750万円以下   4割
・1000万円以下   2割
 納期限が今年2/1~来年3/31が対象で、既に支払った保険料も減免できる。
後期高齢者医療・介護保険料も減免対象

問い合わせ先 :沼津市 国民健康保険課 賦課係 055-934-4726

1国保
2国保

2020.06.27

6月定例会の閉会

6/5から始まった議会は6/26終わった。今議会は新型コロナウィル感染症拡大によって、4/16に全国に緊急事態宣言が発令され、「外出自粛」は、日常生活においても経済活動においても大きな影響を与え、今もその状況は混迷を深めている中での定例議会でした。

やっと終わったというより、自分自身の中に大きな課題が残っている。
6月議会前までは緊急時という事で、事業者団体からのコロナによる緊急要望書も一切市長に渡すことができなかった。また、議員個人においてもコロナ関係は一切担当課に質問はできず、課によっては露骨に迷惑がられ、その担当部長からは名指しで議長を通して注意を受けるほど異常な事態であった。(嫌がらせかと思うほど露骨に部長が抗議をしてきたようだが、私は職員に電話で問い合わせをしただけなのに、それもできにくい状況があった・・・)

コロナによる休業要請など4月の事業すべて専決処分で対応し、議会を通さずに緊急的な財政出動が行われ、5/22に臨時議会が開催され、そこで、200億円からの専決処分(市長一任)の報告がされ承認したのだが、この1か月半、多くの疑問があり、全国の議員とコロナ対策による議会や議員の役割りについて議論をしてきた。

静岡県内35市町の議会においても、感染拡大を恐れ、ほとんどの議会が専決処分で市長一任という形が多かったように思う。私もネットや沼津市HPで最新情報を知るしか術がなかったこともあり、とても歯がゆい日々でした。

しかし、そんな緊急時だからこそ、議会を自粛するのではなく、『市民の命の不安や経済の厳しさ」を市長部局に伝え、議員・議会の質を高め二元代表制における議会の使命を果たすことを優先させ、全てにおいてコロナ対策臨時議会を開催し、総額796億円余のコロナ対策を議決させていたのが静岡市議会であった。

さらに静岡市長は、「まずはコロナ対策に全力を尽くしたい」と総合計画5大構想に関わる400億円という3大事業の凍結を決断したことは、多くの静岡市民から市長はよく言ってくれたと評価されている。

コロナによる影響は、自治体間格差が如実に表れ、ある意味自治体間競争にもつながった感はある。しかし、こういう時こそ、住民や事業者の安心をまずは第1に考えるべきであり、そこにおいては、沼津市は2番手3番手に終始し、沼津市独自の事業は何もなかったとしか思わざる得ない結果となっている。

特に学校の教育現場において、いち早くネット環境を整え、担任の先生が動画配信授業に取り組んでいる学校もあり、今後のことを考えると教育環境整備の遅れが、後々まで子どもたちの学習能力に影響してこなければいいと心配する。

最終議会

2020.06.25

Steven Tito Academy in タンザニア

娘の友人(Louren George)がタンザニアで貧しい子どもたちの教育に関わっている。
ローレンは再度、大学でinternational studies/teaching、国際的に教えるための教科を取得して、タンザニアへ再度わたり、子どもたちに教育、そして、世界中からスポンサーを集めるための体制を整え、昨年末オーストラリアに帰国した。
彼女がこの学校にいる間に一度は訪問したかったが叶わなかった。
タンザニアにあるその地域は信じられないほど貧しい子どもたちがいて、毎年、その学校に入れる子どもは25人。
2014年からスポンサーになって、今年から新たに、2人目の1年生になる男の子のスポンサーに決まった。

 www.steventitoacademy.org

人口約5600万人のタンザニアではこれまでに509人(5/19現在)の感染者が確認されているアフリカ全54カ国で感染者が確認されたが、医療態勢が整っていない国が多く、各国は都市封鎖や外出禁止令など厳しい感染拡大防止策をとっている。
そうしたなか、タンザニアは学校の休校や国際線の運航停止を決めたものの、マグフリ大統領は教会やモスクを閉鎖せず、「神に祈ろう」と外出を促している。

コロナの影響で授業が再開していない状況や早く学校が再開してほしいことが書かれたFat hiyo Abdul君の手書きの手紙と共に学校からメールで送られてきた。

ザンビア

2020.06.23

第11回高尾山穂見神社の清掃活動

月1回の高尾山穂見神社の清掃活動。朝7:00に我が家をでて、7:15ぐらいからまずは熊野神社にお参りをして、穂見神社にお参りをしてから草取りやごみ拾いを1時間ほどする。
今日は三島からも助っ人が来て、賑やかな活動になりました。

2020.06.23

老いること「小さい頃を思い出して」

Lessons Learned in Life」で掲載された、年老いた母が、娘に贈った手紙という記事。すこし物忘れをしやすくなってしまった母が、娘に知っておいて欲しいこととは?         https://tabi-labo.com/163811/mother-daughter

親愛なる娘へ 

私は年を取っていくけれど、どうか我慢強くいて欲しいの。そして私のことをもう少し理解してちょうだい。

私が何度も同じ話しを繰り返してしまう時に「前にも同じこと言ったじゃない!」といって話を中断させず聞いてほしいの。あなたが小さかった頃のことを思い出してみて。眠りにつくまで、何度も同じ話を読み聞かせたことを。

私がお風呂に入りたくないと言っても、そんなに怒らないで。
あなたが小さかった頃、シャワーが嫌で言い訳しながら逃げまわるのを、走って追いかけたでしょう?

新しいテクノロジーに、ついていけない私にもう少し時間をちょうだい。あなたに辛抱強く、何度も食事のマナーや着替えの方法を教えて何か問題があっても一緒に頑張ったことを思い出してみて。

私は年を取っていくけど、我慢強くいて欲しいの。私が今経験していることを理解してちょうだい。

話についていけないことがあっても、思い出すための時間をちょうだい。

もし思い出せなかったからといって、心配したり、イライラしたり、横暴にならないで。

あなたと一緒にいることが、私にとって一番幸せだということを知ってほしいの。

年老いて以前のように足が動かなくなったとしても、あなたが初めて歩いた時にしたのと同じように手を差し伸べて。

私がこの世からいなくなってしまう日が来ても、悲しまないで。人生の最期の時に、そばで愛を与えてくれてありがとう。

私たちが一緒に過ごした楽しい時間は、かけがえのないものよ。ありがとう。

弾けるような笑顔と、あなたに対する大きな愛を捧げて。

私がただ言いたいことは、あなたを愛しているということ。

世界中の何よりも、大切な娘へ

2020.06.22

未婚のひとり親に対する税制上の措置

個人市民税
全てのひとり親家庭に対して公平な税制の見直し(令和3年1/1~)

「婚姻歴の有無による不公平」「男性のひとり親と女性のひとり親の間の不公平」解消!

6/18総務経済委員会の議案の一つに「沼津市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例」提案があり、その中の一つに、今まで未婚の親に対する控除がなかったが、令和3年~所得控除に加えることになった。
今まで、結婚をしない寡婦(寡夫)の場合、所得控除の対象にはならなかった。死別と離婚によるひとり親しか控除の適用にならず、今回その不公平を解消するため、
未婚のひとり親について寡婦(夫)控除を適用する条例が可決された。

ひとり親税控除

赤い枠だけ、変更になったところ。
今まで所得500万円(年収678万円)以下の子どもを持つひとり親は控除があったが、未婚のひとり親にはなかった。
今回、婚姻暦や性別にかかわらず、生計を一にする子(総所得金額48万円以下)を有する単身者は、「ひとり親控除」控除額30万円を適用。

未婚のひとり親の男性・女性とも一律30万円の控除が受けられる。
ただし、500万円以上の所得がある人には、その控除がなくなる。
(控除がなくなった人もいるので、税金が増える人と減少する人を見込むと沼津市の税収的には大きな影響がない)

公的な申告書、年末調整等の書類は、様式が変更され、全て「ひとり親」の表記になるという。

2020.06.20

第5次男女共同参画基本計画の策定

Nothing about us without us !

第4次沼津市男女共同参画基本計画が今年度で終わり、次年度に向けて第5次の計画策定が始まる報告を総務経済委員会で受ける。


第4次策定時は今から6年前では東日本大震災後の策定であり、今回の第5次では新型コロナウィルス感染拡大の渦中であり、世界は頻発する大規模災害の中で生きていかなければならず、生き方そのものの価値観を見直せざる得ない社会になっている。

男女

2017年の#Me Tooや2019年のFlower Demoなど、性的嫌がらせなどの被害体験や性暴力や不当判決などセクハラ被害を受けた女性たちが、その声を上げた運動が世界中に広がった。

すでに社会は男女共同参画ではなく、ジェンダー平等の社会にいるという認識があるのだろうか。

地域自治課の担当に、「この先5年間の基本計画において、さらに社会の価値観や意識は進んでいくと思う。その渦中にいるDV被害やひとり親、そしてLGBTの当事者の生の声をきいてもらえるよう策定推進委員会にぜひ呼んでほしい」という提案をした。
しかし、残念ながら、その答弁は、「委員は男女6:7でバランスよく構成・・・」という。

当局のバランスのいい構成とは「校長、自治会役員、PTA、農協、子育てサークル、公募・・など」
いったいバランスがいいというのはどういう意味なのか?

問い質すのを忘れてしまったけど、取り入れていただけるように言い続けていこう!


因みに県内では富士市は浜松市の次に「パートナーシップ制度」にむけて動いている。

2020.06.19

一般質問の通告その2

「一般質問によってまちはよくなるか?」
 「一般質問は問うのではなく「問い質す」行為という

 一般質問は、一般事務つまりあらゆる行政活動について質問することができる機会ですが、「できる」規定であることからも分かるように、議員の義務ではないし、実際、年4回の議会で全て一般質問をやる議員は皆無に等しい。

それでも、一般質問が重要視されるのは、議員活動によって得た知見を集約し、行政のあり方を質し、変えることできれば、それは何よりも住民の暮しに繋がることができる機会だと思うから

一般質問によって行政に対し監査機能、政策提案機能を果たすことで、行政の質も議員の質も、しいては市民の暮しが変わると思ってやり続けているのだが、答弁のひどさに愕然とする。だったら、事前調整なんていらないのでは・・・

今回Aさんから、「質問だけするなら、何も議会で質す必要はないと思うんですが・・・当局は全て回答を用意しているんだったら、それを見せてくれれば、議会で質問なんてしなくてもいいのではないですか?」と聞かれた。

議会は、やらせであるという言い方をすることがあるが、確かにすべてにおいて、当局は答弁は用意されていると思う。
確かに、質問をするというと、想定質問を作ってくれる職員もいる。
答弁側からすれば、自分で作った質問に自分で答えるのが一番楽ですし、本来その課題について、その矛先さえ変えてしまうことにもなりかねないと思う。

沼津市議会会議規則 第61条「一般質問」
1 議員は、市の一般事務について、議長の許可を得て質問することができる。
2 質問者は、議長の定めた期間内に、議長にその要旨を文書で通告しなければならない。

 職員が何か新しい施策・方針に取り組みたい場合に、与党?議員に対し、質問を依頼するような場合もあるようだが。
委員会などでも、これまで私のような少数派の野党?議員が何度も要望していたことがらについて、突然、与党議員が一般質問をして、当局が「取り組みます」などと答えたりすることもある。

こうした事例は論外ですが、議会質問において、これまで、その場で質問されても答弁の準備ができないからと、通告後には「充分当局側と調整をし、質問と答弁が噛み合わないようなことがないように留意して」と言われる。

新人の頃は、1回目の質問調整だけで、その後はほとんど調整をしたことはなかったので、どんな答弁がかえってくるのかわからなかったので、その準備に、相当な緊張感をもって一般質問に臨んでいた。だから、答弁がかみ合わないことはしばしあった。

最近は3回目(最後)まで質問の要旨を伝えるようになってきたのだが、調整する事って、もしかしたら、行政側の論理で、通告が拡大解釈されてきているような気がする。

議会においての公式な通告は、項目が示されれば良いことになっているのに、やはり細かいところまで通告をしてしまうと議論がどうしても限られてしまう。

「市長の施政方針について」などという通告をする場合もあるが、これは例外で、今回のようにまずは大項目で「コロナの関連対策について」その1として「学校給食の休止による対応」「市税減による影響」とかといったもっと詳細な通告をしている。

さらに、実際には、「質問の内容」や「本文」を事前に当局側に渡しているのが現状で、読み文まで渡しているケースもある。

これまで、私は、議会の(悪しき)慣例に反発をしていたが、近頃では求められる?基準の通告をするようになっている。
しかし、私が詳細な通告をしたことで、しないよりも十分な答弁がなされたとは思えない。
今回の答弁においても驚くほどの答弁になっている。居直っているようにしか思えないものが、私への答弁に限らずおきている。
本当に議会(議員)へのリスペクトなんてないのではないかと・・・これでいいのだろうか・・・

二元代表制における議会と首長(行政)とが、緊張感をもって議場で議論をしていく状況をつくるために「通告」は機能できているのだろうか。

今回、息子に「言わないことはそれを認めたことになる」と指摘され、言うべきことは誤解を恐れずに言わなければと思っているが、これもまた勇気と責任、しっぺ返し、嫌がらせ、もあると思うと緊張せざる得ない。

2020.06.19

私の一般質問 by 沼朝

沼津朝日新聞に私の一般質問が掲載されたのでアップします。なかなか自分の質問が、ここまで詳細に掲載されるチャンスはあまりないです。要点をまとめて下さって嬉しいです。

通告
1「本市の社会・経済への影響と財政運営及び取り組みについて」
その④「財源確保のための事業見直し」に、「事業見直し」ではなく、「高架事業見直し」とすべきだったという事で発言の削除になったものです。

(以下が削除になった箇所。これは自らが、発言取り消しを申し出た箇所になります。)


コロナの影響で今、市民の意識が大きく変化してきています。(以下削除)
「強制収用をやってまで20年先の高架事業を望んでいる市民がどれくらいいると思いますか。今市民の窮状に対して、さらに追い打ちをかけ、原の地権者に強制収用という強権を振りかざし、不要不急の際たる事業、鉄道高架をやると言わなければならないのはなぜでしょうか。
政策的判断が高架に固執するあまり、このままだと最悪な事態になりかねないと思います。」

税収が長期にわたって減少し続ける中で、高架事業をやるという事は、市民にとって、市民生活に痛みを伴うことです議長「通告にない質問が・・・」
私は通告外を言われたので、慌てて改めて質問をし直そうと以下の発言をしたのですが・・

「・・・質問します。この事業の見直しについて、高架事業をやるからには、市民にとって、市民生活にこれは痛みを伴うことです。事業の見直しといわないならば、その所は、市民に対するその影響、そのマイナスの事、フェアじゃないです。その事に対して、市長は説明すべきと思います。高架事業に対して、財源確保のために、この高架事業の見直しについて、市長に。これは市長はたぶん答えられないと思いますが、答弁を求めます。」
(↑

原稿外のことですが、こんな趣旨のことを言い直しをしたのですが、通告に高架事業と書かなかったので、通告外となり、そこに関連するすべてが赤字部分が削除になり、1時間半ほど議会が中断したことについて謝罪致します。)

2020.06.17

一般質問の通告外その1

6/16(火)2日目の一般質問の最後は私の番。

3回目の私の質問中、議長から「通告外」という事で、質問が中断され、休憩に入った。
再開されないまま私の発言の不適切な箇所に対して、議長の下で他会派の代表を交えてチェックをされ、不適切な箇所に対して削除を求められた。

事の真相について、支援者から求められていたので記しておこう思う。

3回目の最後の質問
新型コロナウィルス感染症に関わる対策について
(3)「財源確保の見通しと事業の見直し」

通告には「事業の見直し」としただけだったので、3回目に高架事業だけについて質すならば「事業の見直し」ではなく、「・・・高架事業の見直し」と通告に明記すべきであったというのが、中断の理由です。

削除を指摘され、最終的には、本人が「発言の取消し」を申し出ることによって議会が再開されるわけだが、
自ら削除を申し出なければ議会は開かれません。

そのプレッシャーにどこまで自分の正当性を主張し頑張れるかですが、残念ながら高架化反対の少数派にとっては、
そこで主張が通ったことはありません。ある議員にはそれが民主主義だと言われたことがありますが、議論無き多数決は民主的ではありません。
議会を止めることのプレッシャーはやはり大きいです。自分の発言の正当性を質すことの必要性との狭間で逡巡します。


傍聴した方に「「当局が質問をすると一斉に紙をめくるのはなぜ?」と聞かれます。「それって台本?」といわれます。
すべてが原稿通りで、自分の質問に当局の用意した答弁を言わせることでいいのかと思っています。


1回目、2回目の質問と答弁のなかで、課題が浮き彫りになってきます。
3回目は最後の正念場。当局との真剣勝負だと思っています。
思わぬ展開になることなどほとんど皆無ではありながらも、そこは議員として1つでも市長に答えを求めていきます。
しかし、出来上がっている質問と答弁では、それもすべて通告通りに調整が出来ていれば、スムーズに進行するでしょうが、議会と執行部の緊張感はなくなります。

議会での一般質問は議員にとっても当局にとっても、お互いの質を高める唯一の場だと思います。一度たりとも自分の質問に満足などしたことはありませんが、それが次の反省につながります。毎回、逃げ出したくなるのですが、だからこそ、その緊張感が必要だと思っています。

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