山下ふみこオフィシャルブログ

2020年10月

2020.10.31

鉄道高架化への無言の同調圧力

10/31(土)沼津朝日新聞の投稿欄に掲載されていた大海祥さんの鉄道高架問題。
その中に「・・・高架事業を着工すれば、市民にとっては過酷な将来だ。そのことを市の職員や議員、OB,市内の経済界の、それなりの方々はわかっていることだろう。高架化への無言の同調圧力と威圧には同情することを厭わない。・・・」とある。同調圧力と威圧がどれだけのものなのか、当人たちはわかっているのだろうか・・・

1030沼朝記事

2020.10.31

香貫山の地下埋設工事 終盤2

10/31(土)急ピッチで道路の補修工事が進んでいる。決められたラインに沿ってきっちりと舗装がされているんだけど、それは変則的で凸凹している。いっその事、全面舗装のほうが工事がしやすいのではないかと思わざるえない。
それでも沼津市にとっては画期的な道路補修である。東電と国交省の工事がなければ、この変則的な道路補修工事もなかったわけである。
東電・国交省の埋設工事における掘削工事は無事終了したものの、今後、掘削工事による影響(土砂災害等)が起きるのかは分からない。起きたとしてもそれを立証する手立ても難しいと思う。
その点については、市が工事許可を出す前に、事業者と十分協議されていると思うが・・・

予算的な問題で、どうしても全面舗装とはいかなかったようだが、いかにも予算の範囲で行いましたという凸凹の線引きに、市の財政的な内部事情が分かるがゆえに、補修後の状況は痛々しさと悲しさをを超えて苦笑いするしかないのか・・・

それにしても、これで補修したといえるのだろうか?

2020.10.27

香貫山の地下埋設工事 終盤

いよいよレーダー雨量計通信ケーブル・電力ケーブルの地下埋設工事が終わり、最後の仕上げは道路の補修工事が始まった。
今回、埋設工事をしたことにより原状復帰をする際にお願いをしてきた事がある。
日々傷みが激しくなってきている道路(登山道)を、東電、国交省の最終的な道路の原状復帰の際に相乗りをさせてもらえないかと話を進めてきた経緯がある。
3者で現場において、舗装面積や費用負担の話し合いをしたと聞いている。
今まで、道路の穴が大きくなるたびに応急的な補修工事しかしてこなかった登山道は、至る所に凸凹が激しく、バイクで転倒し入院された方もいる。
また、香貫山にくる方々は、高齢の方が多く、最高齢は94歳という方もいる。
本来ならば、工事によるダメージを考えると、傷んだ道路にさらに負担がかかってしまったとも考えられるので、全面舗装してほしい・・・なんて贅沢なことは言いませんが、香貫山の仲間は千載一遇のチャンスだと思っている。
「どうぞ沼津市さん予算が無いなんて言わずに、こういうチャンスに相乗りして市民の為に気張ってヤァ!」と市民の方からメールをいただきました。

2020.10.27

中継・中間処理施設の前と今

9/29の一般質問で中継中間処理施設の満杯状況の原因、設備機器の老朽化によるメンテナンスが滞っているための作業効率の低下、発火事故、分別収集の周知等について質問をした。それから1か月後、事態は急改善。
しかし、未だにトラックスケールの誤作動で、時々、ごみの計量ができなくなる状況は続いている。(搬入業者からの聞き取り)
搬入量、排出量が計量できなければ、その処理量もコストも計算できなくなってしまうため、早急な修繕が必要だと指摘しているのだが、いまだに修繕されていない。設備機器のメンテナンスや点検等の予算が減らされている現状は、こういう現場にしわ寄せがきてしまっている。いったん機械が止まったら市民生活に大きな影響が出るにもかかわらず・・・

今回、プラスチック製容器包装のごみ貯留ピットが、もう少しで底が見えてくるまでに減量されていた。1年半以上にわたって溜まり続けていたゴミのにおいは相当なものです。週末にはピットが空になっていた通常の状況に戻るにはもう少しです。年末までに間に合うといいです。

ストックヤードの状況は見違えてしまうほど、ペットボトルのベールがすっかり片付けられ、フォークリフトがすいすい動き回っていた。何よりも視界が開け安全性が確保でき、換気等の環境は数段上がっている。

2020.10.22

令和元年度のイーラde経営状況

再開発ビルイーラdeについては前々から市民の方々からの質問があり、今回一般会計の委員会において「沼津まちづくり株式会社」の経営状況について質した。
経緯について
H15年4月沼津市・地域振興整備公団・地権者等の出資により設立された第3セクター。
総事業費128億円
資本金23億円(沼津市は12億9350万円出資)

H20年度開業以来赤字で、H24年度には累積赤字2億6千万円を超える。
H25年度に資本金を1億円に減資し、年間500万円の節税になり、財務体質の改善を図る(無償減資)
つまりこの時点で出資金は赤字(2.6億円)の埋め合わせに回し、何としても黒字化必達へ。経営改善として、資本割れの状態を戻し、財務健全化体制を作るためにも減資は必要だったと思われる。当時、赤字補填のために、減資する第3セクターが話題になっていた。)
まちづくり会社の出資比率:
沼津市56.24%、独立行政法人中小企業基盤整備機構43.48%、スルガ銀行0.22%、宝不動産0.04%、石井組0.02%

令和元年度H25年度に減資して初めて、当期純損失は690万円で7期ぶりの単年度赤字になった。
★★イーラde管理運営経費について★★
Q:令和元年度の管理運営に係る負担金(修繕、運営委託費、保険料)は?
市の負担総額6500万円の内訳:商業床2900万円(共有:市負担68.16%+10名の権利者)、駐車場床3600万円(共有:市負担32.88%(27.88%?)+まちづくり会社)負担金は其々の負担割合により応分負担
(因みにH20の負担金4600万円→R1は6500万円年々増加していることに懸念)

Q:駐車場の負担額が増加した理由
H30年度から駐車場の管理事業者(NPC)と契約の変更。固定だった駐車場の賃料(歳入)、管理費負担金(歳出)が変動制となり収益が上がる。
(駐車場の収支H26▲2300万円、H28▲3000万円、H30▲1300万円、R1▲1400万円と赤字幅は徐々に縮小傾向だが依然として赤字である。今後、駐車場利用台数の推移はコロナ禍の影響で減少傾向が予測される)

Q:沼津駅周辺総合整備基金への繰出金について
イーラde建設時に基金からの貸付金40億4千万円を毎年返済。R1年度の残高4億8300万円
返済計画はイーラde開業から19年間(R8)で完了予定
R1年度:1億8500万円(市の商業床と駐車場床の貸付収入)ー6500万円(市の負担金)
     =1億2000万円(基金への返済)

★★まちづくり会社決算について★★
総務省からH26年8/5に第3セクター等の健全化に対する指針が策定。「地方公共団体は、議会、住民に対して第3セクター等の経営状況について十分な説明と情報提供を行い、理解を得られること要請する」とある。因みに沼津市への借入金を返済するための繰出金は、イーラdeつまり「まちづくり会社」の経営状況に左右される。

Q:まちづくり会社の決算が7期ぶりの赤字の要因について
R1中に4テナントが退店し、2件が出店で前年度比922万円の減益。
駐車場は10月の消費税増税や3がつのコロナ禍の影響で台数が減少し、前年度比28万円の減益
その結果:
まちづくり会社の当期純損失690万円の単年度赤字

Q:留保している利益について
H30年度末は7,393万円、R1年度末は690万円の赤字を差し引いて6,702万円が利益剰余金として計上

Q:今後の経営改善に向けて
ららぽーと開業によりイーラdeを取り巻く環境が厳しくなっている。コロナ禍によって、収束が見込まれるまでは店舗賃貸事業・駐車場運営事業は厳しい状況が続くと考えている。今後はこれまでの商業に特化した経営計画からビジネス系機能の導入なども検討していく必要があると考えている。

2020.10.22

令和元年度決算の土地取得事業特別会計

認第 41 号 令和元年度沼津市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について反対の意見を述べます。

 令和元年度、本会計において土地の売払いが行われました。売却先は一般会計です。

 一般会計側の取得目的は公共事業に供するのみで、合理的で明快な説明はあり ません。

そればかりか、税金の大きな無駄遣いではないのかと思っています。

これまでも毎年特別会計で先行取得した土地が一般会計に売却されています。

土地取得事業特別会計が土地バブル期の平成元年から平成20年までに基金からの貸付けで先行取得した土地などの総額、つまり貸付金は184億円(そのうちイーラde建設の際に基金からの貸付金40億円を含む)にあがっています

それを平準化すると、毎年9億円もの大金を20年間 沼津駅周辺総合整備に要する経費に充てるためというだけの名目で土地の先行取得等に駅基金から貸し続けて来たことになります。

その多くは土地バブル期の絶頂期であり、委員会において明らかになったように、H2先行取得した杉崎町の土地は今よりも6倍の価格で購入し、当時の取得価格で一般会計が買い戻し、土地取得事業特別会計は一般会計からの土地代金を駅基金に返済するという行為を毎年繰り返しています。

土地取得事業特別会計の本来の目的、意義を失い、税金の使い方や公共財産の実態を見えにくくしているのが現在の土地取得事業特別会計です。

本来、土地取得事業特別会計の目的は土地先行取得事業の目的のために設置されたものです。

しかし土地先行取得の目的はすでに終わったにもかかわらず、今は土地の貸付だけの収支になっているだけです。

要するに駅基金の現金が枯渇しているという状況を見えにくくするためだけにあると思わざるえません。

その実態は貸付して先行取得した当時の土地の代金が基金残高であり、その土地の今の評価価格は公表されないまま基金があるから高架事業は大丈夫だといっているだけのことでしかありません。

そして令和元年度の駅基金残高は、先行取得のために貸し付けた当時の土地代金が92億円というだけのことです。そして現金残高は9211000円となりました。

以上の点を理由として、認第 41 号 令和元年度沼津市土地取得事業特別会計 歳入歳出決算の認定に対する私の反対意見とさせていただきます。

2020.10.22

令和元年度決算の一般会計反対討論

一般会計の令和元年度の決算審査は10/5~10/7までの3日間。↑写真風景は歳入(収入)は、全所管課が関係しているのでこれだけの職員と議員は14人(28人中)で審議されます。また歳出(支出)は所管の部ごとに審議されます。

★★★私の一般会計における反対の意見

歳入について
令和元年度の決算の状況は歳入総額は 737 954 6000 円で前年度と比べ 6 608 9000 円の増です。

これは、地方特例交付金のうちの幼保無償化による単年度だけの子ども子育て支援臨時交付金等で前年度より29000万円の増、普通地方交付税の26000万円の増及び幼児教育・保育無償 化などによる子育て支援事業や、小学校冷房設備事業などの財源 として国庫支出金が前年度と比べ、9 3000万円の増となったことが主な要因です。

また、減額となった主な要因は地方消費税交付金は前年度の消費税10%を受けて29000万円の減となったことや臨時財政対策債が前年度より16000万円の減、また沼津駅周辺総合整備基金や財政調整基金及び土地開発基金等の繰入金が約5億円の減となる。

市債残高は約 684 7000 万円で前年度と比べ約 8 7000 万円減となり、平 成 25 年度以降、7 年連続減となっているが、臨時財政対策債の占める割合が、増加傾向にあり、これは事業債の借り入れをしたくても借り入れができにくい状況が進んでいるといわざるえない。

以上歳入合計は6億円の増となったものの、一般財源においては22600万円の減となり、一段と厳しい財政状況が進んでいる。

歳出について
義務的経費は扶助費の増加により73000万円の増になった。
その内容は人件費は年々抑えられ前年度より5000万円の減、扶助費は前年度より95000万円増のうちサービス利用者の増加に伴う自立支援訓練・介護等給付費の増が19000万円、児童扶養手当の支給回数変更に伴う19000万円の増や医療費の増に伴う生活保護費の増が23000万円が主な要因です。

公債費は年々減少傾向になっているが、これは臨時財政対策債の借入限度額が減少し続けていることによるものである。

投資的経費においては34000万円の増は、小学校施設空調設備整備事業の66000万円が主な要因で、その他の普通建設事業費は減額になったものが多く特に単独事業費45000万円の減額になっている。

土木費国庫補助金の社会資本整備総合交付金における国の配分を見ると社会資本整備総合交付金(4)と防災安全交付金(6)の割合は、4 6で推移しているが、沼津市の場合はその逆。つまり建設事業において鉄道高架事業に重点されているために、老朽化対策や防災安全事業への予算配分が少なく、これらの事業にしわ寄せがきているのではないだろうか。

 次に物件費・維持補修費及び繰り出し金、補助金等の消費的経費は3億円の減となっている。
また財政調整基金への積立金は前年度より3億円の増となっている。

財政指標について
特に財政の 硬直性を示す経常収支比率からみると、地方消費税交付金が減少したことや、生活保護費を初 めとした扶助費の増や、特別会計の繰出金の増など、経常経費に充当しなければならない 一般財源分が増加したことにより、前年度より 1.7 ポイント上昇し、88.9%となった。これをさらに一般財源である臨時財政対策債を除くと92.4%となり、一段と財政の硬直化が進んだといわざるえない。

自治体の財政力の強さを示す財政力指数は、0.964 から 0.961 へと 低下している。

さらに実質単年度収支がマイ ナスの 8億円で、実質収支比率が 今回 8 年ぶりぐらいに 2.3%と3% を下回った類似都市平均 では 3.8%と比較すると低い状況にあり、望ましい範囲も下回っている。
つまりこの状況は剰余金が少なくて翌年度の財政運営において不測の事態が生じた場合、弾力的な対応ができない状況と一般的には言われ、財政指標において全般的に厳しい傾向にきているといわざるえない。

鉄道高架事業等について
令和元年度、一段と厳しい財政状況の中で、土地収用法に基づく手続をとり、令和元年 9 月に静岡県収用委員会へ裁 決申請及び明渡裁決の申立てを行っている。土地収用法に基づく手続については、新貨 物ターミナル土地収用関連事業費で、裁決申請に必要な土地物件調査、調書作成にかかわ る委託料や静岡県収用委員会事務局への負担金、これは繰越となったものの、これらが決算審査で明らかになる。

 高齢化が加速し、社会保障費がかさみ、税収の基本となる市税収入は減少傾向です。今後、公共施設 やインフラ整備、道路や上下水道、橋梁等の老朽化対策、やるべき事業は山積みの中、またさらに追い討ちをかけるように毎年全国各地で自然 災害が頻発し甚大な被害が発生している。

まずは、地震や自然災害から住民の命を守る ための施策が最優先されなければならない昨今の状況にそれなのに、防災安全事業よりも 高架事業だということについて、本当に住民が安心してこのまちに住んで幸せと思える施策以上に優先すべき事業がなぜ高架事業なのか、今回の決算審査においても理解ができま せんでした。

白隠さんが誕生した風光明媚な穏やかな地域に、そしてそこに先祖代々住み続けている順僕な住 民に強権をかざし強制収用までして取り組む事業なのか。30 年経過しても、いまだに取 り組み続けようとしていることに今回の決算審査で限界が見えているのに、見ようとしな いこの状況が、今回の決算審査であったと思う。

以上が、私の反対意見です。

 

 

 

2020.10.15

第15回高尾山穂見神社の清掃活動

15回目の高尾山穂見神社の今朝のお掃除はすっかり秋めいて肌寒いくらいです。

今日は落ち葉が多く,境内は砂利が敷き詰めらているのでこれが結構厄介な作業ですが、お掃除した後は身も心もすっきりするのでやめられないです。
いつも一緒のひろちゃんは、前回不思議な倦怠感に襲われ、体の節々痛くなったそうだけど、穂見神社にお参りに行ったところ・・・まぁ、よかったよかったねっていうことで、今日は一段と頑張ったみたい。

次回は11/10(火曜日)7:10~8:10です。よかったら参加してみてください。

2020.10.12

中継・中間処理施設の現状と対策その5

9/29の一般質問後、何も報告がなかったので、中継・中間処理施設の状況について行ってみる。
ペットボトルのベールの山はすっかり片付いている。この状況は私が見る限り、1年ぶりぐらいの状態ではないだろうか。

10月からペットボトルの新規の独自契約(独自契約においては3か月ごとに入札で決まると聞いている)でリサイクル業者が新潟のリサイクル業者に変更になったと聞いていたが、1トン当たりの単価はどうなったのだろうか。ずいぶん安くなっているのではないだろうか。


プラットホームにあったペットボトルのベールの山は、ごみ貯留ピットのゲートまで山積みされていたのが、ゲートの前はすっかり片付けられていた。

ストックヤードに山積みになっていたペットボトルのベールの山はすっかりなくなり、フォークリフトが自由自在に動き回れる状況になっている。

プラスチック製容器包装のごみ貯留ピットは、それでも以前よりはだいぶ減っているように見える。
今まで選別ラインが、手選別コンベアの1と2だけで選別をしていたのが、もう1つのコンベアの軟質プラ搬送コンベアが動いていた。
2年前に来たときは動いていたのだが、その後何かの理由で止まったままになっていたのだが、最近動き始めたことによって手選別コンベアだけではなく、もう1つのコンベアが動いたことによって処理能力がアップしたと思える。
こういう報告が何も知らされないのは何故なんだろう?
私の一般質問が契機になったのではなく、最初からこういう予定をしていたとしたら、もっと事前に状況説明をしてほしかったと思う。

何度か計量器等の不具合については、パッカー車の運転手が戸惑っていた状況を見ていたので、管理課に指摘をしていたが、一向に改善されていなかった・・・(これについてはいまだに改善されていないようだが・・・)
どちらにしても、今日のニュースにあるように、年末や正月にかけてのプラのごみ処理ができないという状況は回避できればいいと思う。
週末にはこの貯留ピットが空になる通常の状況に戻るように、市民への分別排出にも協力をしてもらえるよう啓発活動に努めてもらいたい。

2020.10.12

中継・中間処理施設の現状と対策その4

夕方のニュースで横浜の資源ごみ回収現場の状況が放映されていた。
沼津市と同じ状況が他市においても課題となっていた。その状況は沼津市以上とも見える。どちらにしても、年末やお正月にかけてこのままでいくと、処理しきれない状況に陥ってしまわないかという懸念である。

コロナ禍において、プラスチックや缶等の資源ごみが増加し、さらに年末で資源ごみが増加すると、今対策を講じていかないと年末やお正月にかけて、市民生活に大きな影響がでることになると報じている。
今回の私の一般質問も同じ危機感が契機となっている。何とか年末までには改善しなくてはという思いがあって、6、7月ごろから状況を見ていたのだが、さらに状況はひどくなる一方だった。

今回のペットボトルの山積み問題は、国際情勢等もあり、独自契約の場合、搬出先のリサイクル事業者の受け取り拒否が起きているというのは、他市の情報や協会側からの見解だった。
しかし、沼津市の場合「受け取り拒否はない」という答弁がされている。(10月からの独自契約は鈴与から新潟のリサイクル業者に変更)

ただ、プラ容器包装ごみに関しては、搬入量が処理量より多いので、そこの解決が急がれる。
市町村の「分別収集の質の向上」の対策について協会側も示しているが
●現場の手選別だけでは追いついていかない現状に、市民の分別排出そのものの質を高めるべく市民啓発を強化する。
●処理作業における異物排除等の選別機能の強化を図る。
(設備投資は現状では難しく、せめて経年劣化している設備機器等の万全な維持補修をすべき)

●分別収集方法を変更する。

容器包装リサイクル法の施工後、一般廃棄物の最終処分量は減少し、リサイクル率も、平成7年度には9.8%だったが、平成30年度には19.9%と改善されている。もちろんその背景には、事業者による容器包装の合理化の取り組み、小売業における排出抑制、また消費者や市町村における容器包装廃棄物の取り組みの成果もあげられる。

しかし、リサイクル率は横ばいであり課題はある。
排出抑制及び再利用の促進、最終処分場のひっ迫への対応、再生材の需要の拡大等への課題などがあげられる。

ピクチャ1020201012 (2)

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