山下ふみこオフィシャルブログ

2018.02.02

少女たちの伴走者Colaboの活動

仲間の議員や教師を目指す方と東京の夜の繁華街を歩きながら、少女たちの実態を探るスタディツアーに参加。まずは自分たちの目で見てくださいと夜の街を3時間歩き廻る。私たちは日常の生活ではわからない、少女たちの現状を知ることがこの日の研修である。同じ繁華街でも通り一本違えば、そこは少女を商売にしている闇の世界を現実のものとしてみることになる。

勇気を出して話しかけてみると、明るくて、受け答えもしっかりして、あどけなさが残っている10代の少女たちである。こんな夜の寒い中で、客を求めて声をかけ、立ち続けている。そこは普通の会社帰りの人も、食事をとろうとしている人も、少女たちを求めてさまよっている人も混在している。
きっと普通に歩いていたら、何もわからなかったかもしれない。でも注意してみてみると、そこには少女たちを監視している男の姿や、少女たちをスカウトする男たちがいる。
スーツケースを持った制服を着た少女の二人組がその男たちに声をかけられている。迫る危険を感じているのだろうか。
無料案内所というネオンがピカピカ輝いている店があちらこちらにある。そこもすべて少女たちをあっせんしたり、派遣したり、紹介しているところらしい。

家族や学校、友達のつながりを失い,さまよい、夜のまちで性的搾取の対象になっていく少女がいる。また、SNSが広がって、普通の家庭の少女たちも、いつでも、どこでも声をかけられる危険にさらされている。SNSが9割で、路上で声をかける男たちばかりではないことを知る。
この世界が存在している現実には、少女たちを商売にする大人とそれを買う大人がいるから成り立つ闇の世界。でもそれが当たり前のように横行している今の現実。
今回参加したColaboの活動は、虐待や性暴力被害から、行き場のない、食べることも寝るところにさえ事欠く少女たちが、安心して過ごせる場所を提供している。今日泊まるところがない、帰れるところがないという少女たちの緊急避難場所としての一時シェルターと自立を目指す20歳前後の女子のためのシェアハウスも運営している。そこで生活する間に生活スキルを身に着け、自立した生活を目指す。

なぜ、社会が少女たちを守ることができないのか。少女たちを守るにはどうしたらいいの。どうかかわればいいのか。児童相談所があるじゃないか?って。公的機関は本当に助けを求める時間帯には業務は終了している。事務所を構えていたって、助けが必要な人は窓口で待っていてもいかない。

Colaboはそういうところに自ら出かけていくことが、本当に助けが必要な人に会えるって。本当に少女たちがやばい時に、仮眠場所だったり、シャワーだったり、支える場所を提供してあげたいと心から思っている人たちが運営しているのがColabo.

本来政治がやるべきことを、Colaboの支援活動は、それをやらざる得ない日本社会の貧しさを見せつけられた。少子化と言って子どもが大事だと言いながら、子どもの人権をどう考えているんだろう。
誰もが幸せに生きる権利があるにもかかわらず、努力が足りないとか、自業自得とか、自己責任と言ってますます追い込んでいく社会になってしまっている。
大人でさえ息苦しく、自殺は世界一という日本の社会に、どうやって幸せに生きる方法を見出してあげることができるんだろう。
Colaboのスタッフは本当に若い人たちである。その活動は多くの人たちの共感を呼び、支援されている。その方たちの言葉一つ一つに自問自答する。幸せになれるってことを信じる大人になってもらえるために私に何ができるだろうか。

一般社団法人colabo https://colabo-official.net/

2/1東京新聞↓
東京都には既に青少年健全育成条例がある。今回は「自画撮り」を他人に送り、それが発端で悪用される被害を防ごうと、送信を求める行為に罰金を科すというものだが・・・

2018.01.31

鉄道高架は静岡空港の1人当たりのコスト6倍

1/30(火)の沼朝の記事に「静岡空港の総事業費2000億円のうち1700億円は県が負担。県民一人当たりのコストは4.6万円という。」
私も高架事業の試算をしてみた。鉄道高架は総事業費1232億円、そのうち沼津市負担は462億円。市民一人当たりのコストは23.7万円(人口 19.5万人)となる。空港よりも5倍以上のコストが市民の負担になる。筆者はさらに姫路市の高架事業についても言及している。人口規模が3倍であり、財政規模も3倍違うわけで比較すること自体成立しない。筆者は「姫路市の高架視察で何を学んできたのか?」と厳しく追及している。

姫路市視察報告の記事もあるので合わせて掲載する。

2018.01.27

女性活躍推進計画in 静岡

1/25自治体議員政策情報センターの静岡では県内議員に呼びかけて2月議会を前にして静岡市役所で議員と市民を対象にした政策研究会を行う。

今回の講師は、男女共同参画・多文化共生課長と係長。
テーマは「しずおか女子きらっ★プロジェクト」をうみ出した6局8課が連携しての事業展開。「縦割り組織の横串」は全国でも「まれな」取り組みでしょう。

静岡市の課題:社会減、特に若い女性の流出と晩婚化の進行で少子化に影響。

目指す魅力的なまち:仕事も結婚も子育ても叶い、多様な人材が活躍できるまちに(ダイバーシティ)
取組むWLBの実現:子育て支援や雇用の確保に加え、ワークライフバランスを実現する

静岡市の取り組みのすごさは、市が率先して取り組み、市全体の取り組みを牽引していったこと。特にこのプロジェクトが進んだのは、市役所内の女性職員らが自ら声を上げ、自分たちの働き方の見直しを求めたことが大きな要因。
女性職員を庁内公募し、局長等と女性職員の当事者たちで話し合い、提言にまでもってきたことが成功の秘訣ではないだろうか。
「まず隗より始めよ」!市が率先!


事業のテーマ:
「静岡市薬内での女性の活躍とWLBの推進」


「育ボス宣言」
:宣言者数は市長と局長級以上等の全幹部職員33人と局次長・部長・所属長等236人の合計269人
「局長等と女性職員・若手職員との座談会」
全23局389人の参加による意見交換「あなたが能力を発揮し、活躍できる職場とはどのような職場か」

この事業の成果指標と成果目標をH32,3/31までに定めている。

また、課長以上の女性管理職の割合を10%以上に(H32/3/31まで)H28/4/1時点で8.8%

今回、参加した私たち女性議員全員が、女性職員が自ら声を上げ、提言した取り組み方のすごさに感激!ぜひ、改めて、この取り組みの秘訣について伺いたいと思っている。
女子議員全員が我が市役所でも取り組みたいと思うのは当然のことです!

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