山下ふみこオフィシャルブログ
2017.10.07
高架事業B/Cは今後上がらない NO5
一般質問でわかったこと!
沼津駅周辺整備部長の答弁:
高架化B/Cの1.24の便益が出るのは平成92年、今後上がることは難しい!!
私の感想:
やらなければならない妥当性を見出すことができませんでした。
算定条件:事業をH28から始めたとしてそれから事業完成時期が平成42年。
供用開始H43から50年後の平成92年にならないと便益1.24にはならないと答弁。
鉄道高架事業の費用便益分析(B/C)は、人口・交通量・事業期間が大きく影響する
H23の算定(事業期間10年で、供用開始後50年でのB/C) →1.5
H28の算定(事業期間15年で、供用開始後50年でのB/C) →1.24
質問:
B/Cが下がったのは事業期間が延びたことが大きな要因というが、事業期間を15年間として試算し、B/C1.24の便益が出るのは平成何年か?
答弁:総便益につきましては平成 43 年から平成 92 年。50 年間のものでございます。
質問:
事業期間が5年延びただけで 1.24、その間に交通量が減り、人口が減ったわけだが、先に行けば行くほど、将来のB/Cは下がるということか?
答弁:延びれば延びるほど下がっていくということです。
質問:
今後B/Cが上がるという状況があれば、それはどういうことが考えられますか。
答弁:
今のB/Cの算定基準からすれば、上がることは難しいと思っております。ですから、上がる可 能性があるとすれば、今の算定基準が変わるということだと思います。
それでもあなたはやるべきと思いますか?
B/Cが下がるから、だから早くやれというのですか?
B/C:公共事業の投資効率はB/C(費用便益)比率によって測定。CはCostで、道路や高架を造る費用のこと。BはBenefitで高架を造ることによって生れる経済効果のこと。かかった事業費に対して、どれだけプラス効果が見込めるのか、BをCで割った値がB/C。B/Cが1.0以下の場合、無駄な公共事業の検討をすべき。
2017.10.07
長期試算は捕らぬ狸の皮算用 NO4
★★★ 長期試算は「捕らぬ狸の皮算用」★★★
一般質問のまとめ:
狸は努力すれば捕れる可能性はあるが、この試算は甘い仮定の上に成り立っている試算であり、ほとんど意味をなさない。
この試算に成果や意味があるとすれば、
3大事業「高架事業・中間処理施設(ごみ焼却場)・香陵公園整備(新体育館)」が、同時に成立するには、試算が示した条件(甘い見込み)がなければ、これらの3事業は成立しないということを証明している。
やるべき事業を先送り、または平準化し(例えば、中間処理施設)、歳出を一度に大きくしなくて済む。つまり歳出の部分を小さくしなければ、この3つの事業が成立しないということを図らずも証明したものになっている。
つまり、以上の最低条件がなければ、高架事業もゴミ焼却場も新体育館も成立しない。
2017.10.07