山下ふみこオフィシャルブログ

高尾山古墳

2024.10.28

高尾山古墳が国指定史跡へ②

10/11には正式に高尾山古墳が正式に国指定史跡に指定され、その経過や今後の活用について、地元の沼津朝日新聞に掲載されましたので報告します。この高尾山古墳は当初は、古墳調査のために削られ、なくなってしまう運命にありました。その調査費が議会に上程された直後に、当時の栗原市長が白紙撤回をしました。
その水面下には市民及び全国の方々をはじめ、歴史学者、文化人、報道関係者、役人など多くの方々の動きがありました。地元紙では沼津朝日新聞が最も詳細にこの歴史的な古墳についての報道がなされていました。

高尾山古墳沼朝20241028_16025840

2024.10.25

高尾山古墳が国指定史跡へ①

令和6年10月11日正式に国指定史跡になりました。
令和6年6月24日、国の文化審議会から文部科学大臣に『高尾山古墳』の国史跡指定が答申されていました。

これによって高尾山古墳の保存活用計画が作成され、それによる古墳の維持・保存についての事業費は、国指定になったことによって国の補助金が1/2充当されます。ただし、古墳を保存することによって、道路等の形態が変更になった点については、道路事業費の社会資本整備総合交付金が1/2、残りの1/2のうち90%が起債を充てることができます。ただ、この総事業費は100億円以上とも言われている中、今後の事業費の捻出は相当厳しさを増すでしょう。

平成20年から始まった高尾山古墳発掘調査から早16年。やっと実施設計が始まります。

この期間の中で、すでに資材高騰、工事従事者の確保、労務単価の上昇など、当初計画よりさらに厳しい状況があります。しかし全国から注目されているこの事業の保存計画は、沼津市としてもメンツをかけてやっていかなければならないでしょう。

R5年度・南一色線道路改良事業:6億6172万円のうち5億9914万円が繰越になっています。約90%以上が事業計画通りに行っていないのではないか?と。今後の事業進捗は国史跡指定になったことによって大きく変わっていくのではないかと期待します。

高尾山古墳整備スケジュール
R6年度:保存活用計画策定・整備基本計画・基本設計・実施設計
R10年度以降:トンネル工事完成とともに史跡公園整備が終了

高尾山道路事業20241025_11340594

今回のJVとは

建設業におけるJoint Venture(ジョイントベンチャー)とは「共同企業体」を指します。通常、ある工事を受注したとき、担当するのは一社になります。しかし、JVでは複数の企業が請け負うことになります。扱いとしては「組合」に分類され、法人ではなく「事業組織体」になります。あくまでもプロジェクトごとの組織であるため、工事が完了した場合、JVは解体されます。

特定JV(特定建設工事共同企業体)

今回の沼津市の設計業務はこの手法。

特定建設工事共同企業体のことで、特定の建設工事の施工を目的として工事ごとに結成される共同企業体を指します。工事が完了すれば解散することとなる、特定の物件のみに組まれる企業体です。
特定JVの特徴は、単発発注の原則を前提に組織が作られる。工事の規模や難易度、特徴などを検討し、共同企業体として施工が必要と認められた場合にのみ活用。つまり、単体企業では工事できないほどの大規模な案件はもちろん、技術的に難易度の高い工事は特定JVとして工事を行います。さらに、大手ゼネコンと地元建設業者でJVを組む場合は、大手企業のノウハウを地元企業へ共有できるというメリットが期待できます。

今回は三井住友建設と地元の大藤建設
ただしこのような場合は、技術的に不適格な業者が参入して、施工不良や欠陥工事とならないように注意が必要。対象工事に合わせて、適切な構成員数等を考え、明確な基準に基づく適正な活用が不可欠。


これは主に大規模工事で作られる組織です。例えば、トンネルや橋、高層ビルといった建造物を作るとき、専門的なスキルや管理者や作業員など、様々な観点から人が必要になります。そういった場合にJVを組むことによって、それぞれの得意分野を活かすことができるので、単体ではできない規模の工事が地元でも請け負えるという点が、JVのメリットのひとつ

 

JVを組む理由

信用力や融資力が拡大する

一つ目は「信用力や融資力が拡大すること」です。建設工事は多額の資金を必要とすることがあります。そんなときに、複数の建設業者がJVを結成して資金を出し合うと、負担が分散し実現性が高くなります。また、ゼネコンなどの大手企業が数社集まるとなると、その分の期待値や信用度が増します。

 

技術力や作業員が担保できる

二つ目は「技術力や作業員が担保できること」です。大規模工事の場合、必要なスキルを持っている企業を探すことが難しかったり、そもそも人材が不足していたりすることが多々あります。そのためJVを組むことによって、各企業の強みやノウハウを持ち寄ることができます。さらに、施工管理者や作業員などの人材も確保することができ、大規模工事を行う技術力や作業員を担保できます。

 

リスクの軽減

三つ目は「リスクを軽減できること」です。JVを組む工事は大規模のものが多いので、工事期間も長期にわたります。そのため、ある一つの会社がその工事に人員をかけすぎると、万が一工事が中止になってしまった場合、赤字等のリスクが大きくなってしまいます。そのため人員を必要最小限に留めることができると、その分万が一工事が失注してしまったときのリスクが軽減されます。

2024.08.07

第58回高尾山穂見神社の清掃活動

今日は立秋

「立秋」は暦上の秋の始まり

夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味らしい。つまり暦のうえでは立秋が夏の暑さのピークであるとされ、立秋の翌日からの暑さは「残暑」という。

 暦上では秋の始まりといっても、実際にはまだまだ暑さの厳しい日は続き、どちらかというと夏真っ盛りというイメージがある。 

そのせいなのか、今日は落ち葉が多く、気温が高いせいで枯れ葉になったのか、境内の至る所に落葉がいっぱい。

今日は58回目の清掃。先月、ご近所の方が境内の桜の木についた毛虫の駆除をして下さったのか見当たらなくなっている。ご近所の方も見に来てくださった。

毎月、玉ちゃんが、お掃除の前にお神酒、お米をお供えしてくれている。

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令和6年度

都市計画道路沼津南一色線橋梁架設工事について、古墳を毀損せず、確実性の高い施工を行うため、技術提案の審査及び価格等の交渉による方式(技術提案・交渉方式)での入札執行(令和5年11月30日公告)を行い、優先交渉権者と技術協力業務を契約締結しました。

設計業務の契約金額:6391万円 

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2024.07.24

第57回高尾山穂見神社の清掃活動

第57回高尾山穂見神社の清掃活動は朝7:00から。
「高尾山古墳の大王が怒っていらっしゃるからと5月に水とお酒とおにぎりをあげて謝罪と感謝をして下さい」と山梨の友人に言われてから、仲間が毎回用意してくれている。
今日も熊野神社と高尾山穂見神社にあげて感謝を伝える。
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今日は桜の葉の裏にごちゃっと付いたイラガの幼虫.電気虫とも言って超危険.ご近所の方が、お参りされた時に教えてくれたので早速市役所に連絡。
神社は役所の所管ではないが、夏休みに入ってセミ取りに来た子どもが刺されたら超激痛が走って病院へ直行になってしまうほど危険な幼虫。
そこで何とか出来ないだろうかと相談.自治会に連絡をとって殺虫剤等の協力をして下さるようだ。
という訳で今日は怖くて草取りに集中

2024.06.27

第56回高尾山穂見神社の清掃活動

沼津市にある3世紀中頃に造られた前方後方墳の「高尾山古墳」が、新たに国の史跡に指定されることになった。

24日開かれた文化庁の文化審議会で文部科学大臣に答申。
沼津市東熊堂にある「高尾山古墳」は、3世紀中頃に造られた東日本で最も古い部類とみられる前方後方墳で、全長約62メートルの大規模な古墳。
古墳からは、青銅鏡ややりや矢じりなどの鉄製の武具を中心とした豊富な副葬品と東海地方の西部や北陸などから伝えられた「外来系土器」などが出土していて、当時、広域的な交流のあったことがわかる。
こうした点が、古墳文化の東日本への広がりやヤマト政権成立期における政治的・社会的な情勢を知る上で重要だと評価された。
静岡県内の国指定の史跡は、特別史跡を含めてこれで48件目。

多くの方々のご尽力のおかげですね。杉山さんへご報告に行かなくちゃ!

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