山下ふみこオフィシャルブログ
仕事
2017.02.02
なないろの風 in 沼津
2/2 9:30~なないろの風のメンバー10人が沼津市役所に集まる。目的は昨年から取り組んでいる女性議員を増やしていくための「議員のトリセツ講座」5会場での開催を終え、午前中はその反省と今後の方針について。午後からは沼津市が取り組んでいる公民連携の「リノベーションまちづくり」と「LGBT」について担当課からの説明と意見交換を行う。
2月議会を控えた忙しい中、こうして県内の議員が集まるのは大変なことである。どちらかというと政党を持たない市民派の議員として活動をしている中、常に前向きに純粋に本音を語ることができる仲間がいることはとても力強い。くじけそうになることが多々ある中で、この仲間の存在は活動を通じて、私にとって知らず知らずのうちに大切なものになっていることがわかる。女性の視点で議会での発言をしていくことも私たちの役目だと気づかされる。
沼津市のこの取り組みは他市からの視察が多いと聞いている。27年度からリノベーションまちづくりを中心とした公民連携事業を進めている。進め方として他市ではすでに取り組んでいるところもあるが、「サウンディング調査」を実施していることだろうか。
今までの市の行政財産の活用方法が検討され、事業者の公募実施もされてきたが、そのすべての過程を市役所内部で検討されてきたが、結果としてアイデア不足や発想の貧困等で、市場とかい離した公募条件の設定がネックになり、事業者さんの手が上がりにくい状況があったと思う。
しかし、サウンディング調査の目的は、市場の把握、活用アイデアの収集、参入しやすい公募条件の設定などを事業者さんに直接話を聞く(対話)実施をすることで、参加事業者の手が上がりやすく、活用方法が多様な展開がでてくる。
市役所側にとって、市場性の有無や資産の活用アイデアを把握する事が出来、また、地域の課題や配慮する事項を事前に業者側に伝えることでより優れた事業提案を促すことにもつながる。
事業側と対話を実施することは、事業者の参加意向を事前に把握することもでき、事業者がより参加しやすい公募条件を設定することができる。注意点としては公平性と透明性を確保するのは言うまでもないことである。
この手法は今後新たな活用に向けた市有資産の活用方法として主流となっていくだろう。沼津市のこの取り組みに今後も注目していきたい。
2017.01.30
私の市政報告会
1/28(土)13:30~市政報告会を開催。
11月議会の報告や財政や教育の問題、緊急入院された市長の容体など、今まで以上に参加者が真剣に耳を傾け、その後の質疑応答も活発に交わされ、市政の関心の高さに驚く。今までにないほど活発に意見が交わされたことは私にとって嬉しいサプライズであったことは言うまでもありません。
もっと一生懸命やるしかないって思わざるえない・・・本当に皆さんに感謝です。
いつも私の報告会を支えてくれている仲間。議員になる前から一緒に沼津のまちづくりを勉強してきた仲間は常に厳しく私の市政に対する姿勢もチェック。「まぁまぁ…人間だもの・・・」は、市政に対することに関しては、この二人にはこんな理由は通用しないもの。だから頑張ろうっていつも思っている。でももっとも良き理解者です。
2017.01.28
女性議員を増やす取り組み inなないろの風
1/7、なないろの風は県内女性議員を増やすための活動を昨年から展開をしている。5回目は三島市での開催。今回は議員を目指したい人、思案中やダメだった人、政治に関心のある方などステキな女性たちが集まる。まずは「なないろの風」の私たち議員がなぜ議員になったのかそのきっかけについて話しをする。
女性議員が一人もいない長泉町に今度立候補を予定している女性が二人も参加。そして伊豆の国市も。応援オファーがあれば、駆け付けますよ!
2017.01.27
議員の仕事って?in 西高
1/24、市議会議員の8人が、西高で「議員の仕事について」話をする機会を得た。一人4分間ということだったので、やはりこの機会に何を高校生に話していいのか、真剣に考えてみた。しかし、どういうことに興味を持ってもらえるのか、私が思い描く高校生像はもはや過去のものなのか葛藤したまま当日になる。
高校から「市議会議員の仕事について」オファーがあったと聞く。西高は私の母校ですが、卒業以来ほとんど行ったことがなく今回、高校のこのような取り組みは、議員としてとても嬉しいものでした。
選挙に5人に3人は投票に行かない状況はどうしたってよくないでしょう。
政治不信や無関心はあまりにも根強いのか、20代の投票率は特に低く10~20%台である。
やはり教育現場でも、政治について身近な問題として取り組んでもらえたらいいなぁっと思う。
私が高校生に話したかったことの要点:
日本は世界幸福度ランキングは53位。この低い理由は「主体的に人生を切り開こうとしていない」からと言われている。日本は貧富によって教育の機会にも差がつき、未だにどこの大学を出たからで就職も左右されると思っている。だから人生を考えるよりも試験をパスすることの方が優先になってしまっている。
もう一つには政治不信。政治に期待しても暮らしはよくならないし、誰がやっても同じだと諦めていないか?だから投票率は低く、5人に3人は投票にいかないのが実態。
でも政治は投票で変えることができる。政治が変われば、教育や働く環境も変わる。昨年、保育園に落ちた子育てママが、ブログで「保育園落ちた日本死ね」と書き込んだことが国会で取り上げられ、待機児童対策に一石を投じたように、皆さんの声を取り上げ、ルールを作って改善していくのが政治の役割です。
「若者が活躍できる沼津にするためには」何かをしてもらうことを待つ傍観者ではなく、参加者として主体的に参加することが大事。
グローバルな社会の今、違ったものの見方ができる人が集まる組織が、健全であり、多様な視点で議論することが大事。学校も政治の世界も、多様な価値観を持った人たちが議論することが健全であり、オープンに話し合い、決して多数決のような数の論理ではない合意形成を図っていくことが大事だと思っている。
2016.12.24
若年性認知症でも働ける
富士宮市の黒田の寄り合いサロンの後は、木工房「いつでもゆめを」の木工介護用品製造販売をしている工房を訪れる。
ちょうど休憩時間だったこともあって、代表の稲葉さんや若年性認知症の佐野ご夫妻からも色々お話を伺うことができた。
佐野さんは50代で発症し、市に相談をしたところ、これがまたすごいことに介護施設を紹介するのではなくて、観光案内所の週5日のボランティアだったという。そこで今までの経験を生かした活動をしながら、若年性認知症の当事者として、認知症になっていく不安を自らが語り、認知症への周囲の理解を求めていく活動を奥様と二人三脚で始めたという。この活動は大きくテレビでも取り上げられたようです。
今は1週間に1回、この木工房へ奥様と通って木工製品を作りながら、認知症の当事者として夫妻で講演活動を行っている。
若年性認知症になると、通えるところと言えば80~90代のお年寄りのデイサービスでは、馴染めない人もいて、結局引きこもりになり、ますます社会とのつながりがなくなり症状は悪化していく。
しかし、ここは一旦引きこもりになって社会とのつながりが持てなかった人が、生き生きと働いている様子を見ることができる。さらにすごいことは就労支援施設ではなく、時給1000円を今年末までに実現したいと店長の稲葉さんは言う。
「認知症になっても仕事の種類や道具、やり方を工夫し、その人の興味を持てることを探してあげれば、一生懸命やってもらえるし、賃金にみあったことをしてもらえる。雇う側が認知症の知識を持てば大丈夫。」
稲葉さんは経営を安定させ、事業を継続させることで、みんなと一緒に社会との接点を持ちながら仕事をしていきたいと話す。
ここの木工房のヒット商品「木製・車いす体重計」縦73cm,横67cm,重さ6kgでコンパクトで持ち運びができる。150kgまで測定が可能。
車いすの方で体重を図るには、2人がかりで持ち上げなければ体重計が図れない。そこで、稲葉さんが開発した実用新案登録の車いす用の方の体重計。
多くの人との出会いと協力で製造から販売までを行う小さな工場で商品化した体重計は、小規模介護事業所等で、体重測定に苦労されている方々から喜ばれるまでのヒット商品になっている。