山下ふみこオフィシャルブログ

ボランティア

2019.12.15

こども食堂 by 心

沼津市ひとり親会かんがるー隊が市の支援を受けながらやっている、ひとり親世帯の子どもの学習支援、放課後児童クラブ終了後や休日の居場所の提供や食事、こども食堂等をボランティアサポーター「サポぬま」の皆さんが関わって下さって続けている。そのこども食堂の一つに心の稲垣さんがこの4月からやっている。毎月第3日曜日10:00~13:30まで。今日はクリスマス会を兼ねてのこども食堂だったので、店内はごった返しで足の踏み場もないくらい大繁盛でした。
今日何よりも嬉しかったのは、常葉大学の保育を先行している大学4年生の皆さんが、子ども食堂の現場を勉強したいと言って10数人が来ていたところに遭遇し色々話ができたことです。
また、ずっと気になっていた父子家庭の方が子ども連れて来ていて久々に話ができたこと、そして高校生にも。いつも温かく迎え入れてくれる心の稲垣さんはもちろんの事。ここ「心」にはいつも嬉しい心温まる出会いがあります。感謝です。

こころ1
3心
こころ2

今日はこんなにも素直で前向きな常葉大学の皆さんと、子供の貧困や保育の無償化で現場で何が起きているのかその現状や、学生の皆さんが日頃思っている疑問や何がしたいのか、何ができるのか、議員の役割など色々お話ができて、つい嬉しさのあまり一生懸命話してしまって、きっと圧倒されてしまったのかも?と反省。
日ごろ、女子学生と話す機会はなく、こういう場は必要だと実感していたところでした。
先日は西高1年生の「沼津活性化プロジェクトの発表会」に参加させてもらったばかりで、高校生の感性に感動したばかりでしたから。
こうやって学生たちと意見交換する場が必要です。生徒の皆さんも、現場の方々や私たちとの交流が必要だと思って下さったら嬉しいです。

2019.12.15

日曜ダイニング親子de Bon by沼津ぼんどーる

第26回目の沼津ぼんどーるでの親子食堂。2年半続きましたが、今回で一区切りつけることになりました。今回で最後のぼんどーるに子どもたちもお母さんたちもお礼の手紙などを用意してこの日に備えてくれていました。今まで本格的な懐石料理を経験することもなく、本格的なダシからとった煮物やお吸い物など本物の味は子どもたちにも通じたのでしょうか。普段好き嫌いのある子もこの時だけは食べてくれてお母さんが驚いていたこともしばしばありました。そして何よりも、みんなが少しずつ信頼関係を築き繋がってきたことです。普段話せないことも、ここでは同じ経験をしてきた仲間ですから、理解し合えることはとても大きなことでした。

ぼんどーる8
2ぼんどーる

子どもたちが料理長さんやスタッフの方に感謝の思いを込めてお手紙や感謝状を渡しました。
子どもだからといって手を抜かずに本格的なお料理と心温まるおもてなしをして下さったことがきっと通じていたんだと思います。
この2年半ぼんどーるのご厚意から本当に多くの繋がりと気づきをいただきました。子どもたちも多くの大人たちから見守られていることを実感してもらえたと思います。そして一人じゃないってことを分かってもらえたら何よりもそれが一番うれしいことです。また会いましょう。
沼津ぼんどーるの皆様、料理長の磯崎様に心から感謝申し上げます。

ぼんどーる5
ぼんどーる6
ぼんどーる2

2019.12.15

第121回香貫山影奉仕のごみ拾い

今年最後の香貫山影奉仕の清掃活動です。
沼津が誇る偉大な里山・香貫山の自然に日々癒され、感謝しながら今年最後の香貫山の清掃を終えることができました。
今年も怪我をする人もなく無事に作業が終わりありがとうございました。

今年は例年になく異常気象ということで大型台風が何度となく訪れ、そのたびに山の保水能力に限界があり落石や崩落が起こりやすくなっていました。倒木で山道がふさがれ、行政よりもいち早くみんなが協力して木を切り出してくれたこともあります。沢の水が例年は枯れているのに、いつまでもごうごうと音を立てて流れ出ている状況に一抹の不安を感じた時もありました。

この香貫山には其々が愛着と感謝の念を抱きながら、自分に出来ることを淡々とやっています。そして1人ではできないことは一緒になって力を合わせています。
香貫山影奉仕の活動はひと月に1回ですが、日々、メンバーは山に登りながら、この山のことを気にかけ、その時にできることをその都度やってくれているおかげで、不法投棄がなくなり、微力ながらも自分たちの活動が成果につながっていると感じてくれているのではないでしょうか。

香貫山4
香貫山
香貫山2
香貫山5

香貫山影奉仕にも課題があります。新しいメンバーがなかなか定着しなくて、今後の活動が縮小せざる得なくなるのではないかと思っています。
どの自治体も人口減少と高齢化という問題を抱えながら、市税収入の減少と社会保障費の増により、自治体の規模を小さくせざる得ませんが、社会保障費の増はさらなる財政負担に繋がっています。職員数も削減できるところまで削減し、臨時職員や委託によって行政運営の維持を確保しなければならない状況にあります。
だからこそ、市民協働の力は必要でありながらも、その育成は民間任せ、地域任せになっているように思います。でも微力でも無力ではないと思って諦めているわけではありません。一人じゃないから仲間がいるからです。
これらの問題に、「自分にできることなんか何もない」と諦めてしまったら・・・「私にもできることがある」と思えたら、それには仲間の存在が必要です。
一人じゃないから仲間がいるから・・・
ありがとう!!

2019.12.06

11月議会 その2

専門職の常駐配置の重要性!(近隣自治体との比較)

沼津市には専門職(臨床心理士CP・言語聴覚士ST・作業療法士OT等)の常駐はいない。しかし、業務委託で、専門職と一緒に保育園等の巡回や出張相談、STによる言葉の教室等がある。しかし、残念ながら近隣市の発達障害児の支援体制には到底及ばない。(↓下記の表を見てほしい)
他市の状況は専門職の正規職員を置き、増え続けている発達障害児はもとより、その疑いのある児童たちへの早期療育支援体制を整備している。また不安を抱えている保護者に対して、いつでも相談できる体制の整備も進めている。
発達障害児の早期発見・早期療育がいかに大事か!!
ある市では「私たちは1歳半健診で見つけることが最も重要だと考えている。そこから早期療育に繋げることで成長過程に大きな違いが出るからです。」と言い切る。

Q:他市の発達支援センター体制の充実については?
A:他市の児童発達支援センターの運営体制について参考にする。(専門職の配置に他市とこれだけの質の格差がついてしまっている状況。専門職の常駐配置は保育士や保護者にとっても、何よりも子どもにとって必須であるはずなのに)
Q:他市では専門職が常駐でいるのはニーズがあるからであり、専門職の必要性についての考えは?
A:専門職の常駐は一貫して同じ職員が指導することにより、一定の効果があるものであると考える。(効果があると分かっているにもかかわらず、何故取り組めないのだろうか?財源の確保ができないってことで済まされる問題ではないはず)
Q:みゆきは国の指針が示す質の高い専門的発達支援を行う機関という認識があるのか?
A:児童福祉法の要件を満たす施設であると認識している。
(国は最低基準を示しているだけで、常に支援の質の向上を図り、見直す必要性を言っている。にもかかわらず、ずっと保育士だけのセンター体制では療育支援に限界が来ている。どの市も専門職の必要性を認識しているからこそ正規職員での確保に努めているのではないか)
Q:最後に市長への答弁を求める。子どもたちの適切な療育支援をするには、保育士はもちろん、常駐する専門職の力が必要。みゆきに専門職がいないのは、ネックになっているのではないか?保育士にその役割を求めるには専門領域が違う。専門職の配置はみゆきの職員にとっても保護者にとっても、何よりも子どもたちにとって必要。専門職の常駐の問題に正面から取り組めるのは市長のリーダーシップが必要です。正面から向き合ってほしい。

11月議会

A:市長の答弁:児童発達支援については、山下議員からの質問のいろいろなやりとりの中においてお話をいただいたところです。例えば、療育を必要とするお子様方やその御家族の方々、そのような御苦労というのはよくよく理解できるところです。このような中、先ほど来の答弁では、沼津市が取り組んでいる児童発達支援センターみゆきおいては、国の基準はとりあえず満たしているというような状況ですが、やはり専門的な、いろいろな療育のことに関してはそういう専門的な指導、このようなことに関してはやはり重要なことであるという認識もあるので、 その必要性に関しては、周辺市町の事例なども申し伝えていただいたところですので、 そのあたりのところを鑑みながら、よく研究をさせていただきたいと思います。

2019.11.28

社会人講話 by 県立沼津西高等学校 その2

沼津西高で社会人講話が終わり1週間がたちました。今は11月議会が始まり、12月4日からの一般質問で毎日徹夜の日々が始まっています。今回の私のテーマは「児童発達支援センターみゆき」の発達障害児のセンターとして、今後の障害児支援のあり方について質します。毎回のことですが、思考がまとまらず行ったり来たりしながら質問の原稿を書き始めている最中1枚の茶封筒が届きました。封を開けると、先週行った社会人講話で私の話に参加して下さった生徒たちの感想が入っていました。恐る恐るその一人ひとりの感想を読んでいくうちに、私が話す以上に生徒たちは私の意をくんでくれていたことが分かった。講話が終わった後の脱力感というか空しさは、「あれはいったい何だったんだろう」って思えるぐらい嬉しいメッセージがいっぱい詰まっていました。生徒たちの感想を読み進むうちに、疲れた頭に新たな力が湧いてくるような気がします。

西高20
西高22
西高21

生徒たちが感じてくれたこと、その一つをちょっと紹介したい。

「私が印象に残ったことは、それは自分で考え、行動することの大切さ。周りに合わせる必要はないというところです。今の私たちは周りに追いつけるように、仲間外れにならないように必死で周りに合わせていることがいくつかあると思います。しかし、今日の話を聞いて今のままではだめだということに改めて気が付くことができました。」
「話す内容の一つ一つに自分の経験や思ったことなどが重なる部分がありすごくあっという間に感じました。これから前に進むにあたって、たくさんのことに興味を持ち、自分の思っているこに勇気を出して周りに伝えられる人になっていこうと」
「自分と違う考え方をする人を認めることができる人になっていきたい」
「政治は遠い存在で自分には関係ないと思っていたことが、実はすべての身の回り事が政治で動いていることを知り、選挙に行かないことは自分たちの首を絞めてしまうことにつながってしまうことだと知る」
今回の感想を頂き、生徒たち一人ひとりが悩んでいることや考えていることに触れることができ、そして、生徒たちの心に少しだけ一石を投じることができたことがとても嬉しい。お世辞かもしれないけど、素直に受け取り、皆さんの思いをしっかり受け止め、小さな声を見逃さずに政治に生かしていける人になっていきたいと思います。ありがとうございました。

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