山下ふみこオフィシャルブログ
2023.09.28
議案40号の議案質疑 その2-1
●髙橋秀子議員
不当利得返還請求権の4つの要件として、他人の財産または労務により利益を受けていたこと、他人に損失を及ぼしたこと、受益者と損失の両者に因果関係があること、受益について法律上の原因がないことが必要であり、また、相手方の利益を返還させるには、売買などの法律上の原因がなかったことを明らかにする必要がある。
1. 沼津市はどのような損失を及ぼされたのか。
●答弁(建設部長)
他人の財産によって利益を得た場合、所有者側には反対の損失が発生している。
損失の内容は裁判の中で明らかにする。
2. 法律上の原因はなかったのか。
●答弁(建設部長)
無い。
●髙橋秀子議員(2回目)
裁判になれば多大な時間と労力と税金を使うことになるが、裁判以外での解決の方法はなかったのか、裁判を回避する努力をどのように行ったのか、話合いでは解決できないと判断した理由は。
●答弁(建設部長)
こちらからの問合せに対し、相手方側からは解決に向けた連絡がなく、7月28日になって、不当利得等の返還については応じない旨の回答があった。解決のめどが立たないと裁判所に判断を委ねることにした。
●江本浩二議員
1.土地の経緯について
(1).問題となっている土地2筆の地番・面積・公簿・地目・現況地目はどうなっているのか。
●答弁(建設部長)
・沼津市大岡字日吉町1556番19
地積 20.09平方メートル
登記地目 宅地
現況地目 公衆用道路
・同1556番20
地積 26.53平方メートル
登記地目 宅地
現況地目 公衆用道路
所有者 沼津市
(2).市が植松さんから平成5年の黒瀬橋拡幅工事で買い取った土地全ての地番・総面積・公簿地目・現況の地目。
●答弁(建設部長)
・合計6筆214.09平方メートル
地積 1,556番1のうち28.79平方メートル
1,556番2のうち119.42平方メートルと2.29平方メートル
1,556番5のうち26.72平方メートル
1,556番8のうち23.43平方メートル
1,556番9のうち13.44平方メートル
登記地目 全て宅地
現況地目 全て公衆用道路
所有者 沼津市
2023.09.28
議案40号の議案質疑のYou tube
録画→ https://youtu.be/iZRNIoatjzw?si=3dgLqopRPwNN4071
(間とか切って38分に編集しています)
2023.09.28
議案40号の議案質疑 その1
★沼津市議会傍聴レポート
市はこの土地を30年も放置してきたのに、昨年匿名の通報で認知したとたん、1.2か月で不当利得と請求方針を出し、周辺の行政文書は別契約だから関係ないと思ったと、山下さんの情報開示の求めにも応じなかった。
それにより、山下さんは30年前当時の全体像が分からず、どう対応してよいかも迷いに迷うのは理解できます。
昨日の議案質疑で確認できた一番重要な点はこのことかなと思います。
質疑には3人が立ちました。
質疑と答弁の要約を付けましたのでご確認ください。
こんな対応を公正公平に市民にもするなんて、沼津市の行政冷たすぎる。
この後、建設水道委員会に付託されるようですが、7人の委員の中に今回質疑した3人は含まれていません。
沼津市の行政運営が、市民にとってよりよいものとなるような判断をして欲しいものです。
★質疑と答弁の要約_____________
議案質疑要約_沼津市議会日程第27 議第40号 不当利得返還等請求事件の提訴(20230927)
●尾藤正弘議員
1.議案提出までの詳細な経緯の説明と、当該経緯を踏まえて提訴の決断に至った理由は。
●答弁(建設部長)
<経緯>
2022年10月11日の議員全体会議で確認。
同年11月29日付で相手方代理人弁護士を通じ、当該市有地の払い下げを受けてこの問題を解決したいとの申出があり。
同年12月7日に駐車場収入についての考え方を求める。
同年12月15日に本市の考え方を通知。
本年5月29日に回答期限を2週間と通知。
6月13日に電話連絡。回答するとの返答。
6月26日に電話による催促。
6月30日に請求通知と、7月31日を期限とする納入通知書を送付。
7月28日代理人弁護士の交代通知と6月30日付の請求には応じないと回答あり。
8月2日、民事訴訟への手続に移行することと、支払金額の減額等の提案があればと通知。
<提訴理由>
交渉の機会を持つべく、幾度となく催促を行ってきたが応じなかった。
不当利得等の返還については支払わない等の明確な回答。