山下ふみこオフィシャルブログ

議会

2023.03.20

令和5年度の一般会計に反対

2/10から始まった議会は、3/20今日は最終日の本会議でした。
私と江本議員の「未来の風」は、高架化事業を含む一般会計に反対をしました。私の反対意見をアップします。(長文ですがお読み頂けますように))


議第 22 号、私たち会派未来の風は、反対の立場から意見を申し上げます。

 まず、鉄道高架事業を含む関連事業の借金が、前年度 5 2000 万円から 14 4000 万円と、10 億円近く増えました。

沼津市にとって、財政的に身の丈以上の事業ではないでしょうか。

平成 18 年度当初認可では、工事期間は平成 20 年から令和 4 年度の 15 年間で完成と計画されていました。 計画そのものが甘かったのではないでしょうか。

この長期の事業は、社会経済の変動に予測がつか ないという大きなリスクを背負っています。

今回、明らかになったように、事業費の見直しによっ て、令和 3 年度以降の事業費 1,482 億円のうち、沼津市の負担分は 449 億円と大きく膨れました。

 そして工期はさらに延長されました。

鉄道高架事業は、平成 18 年度当初認可においては、既に完 成したはずでした。

しかしながら、完成は令和 23 年度と、20 年ほど延期されました。

工期の延長 が反対地権者の問題というならば、余りにも、沼津市の財政状況を見ていない、短絡的な考えでし かないと言わざるを得ません。計画そのものの見通しが甘かったと思います。

さらには、昨今の激甚災害による対策が急務であるにもかかわらず、耐震・老朽化を含めた対策は、遅々として進んで いないのが実情です。

 歳入について

今年度の一般会計の歳入が過去最大の 800 億円となった大きな要因は、 ふるさと応援基金の寄附金 20 億円、そしてこの繰入金 20 4500 万円です。
さらには、地方交付 税 29 億円は、4 4000 万円の増、及び土木費国庫補助金 35 4000 万円は、15 億円の増と、特にその中の、社会資本整備総合交付金と個別補助金の増が特徴的です。

 歳出において

高架事業関連 で見ていくと、令和 5 年度の予算額は 33 7000 万円と前年度の 2.2 倍と、事業費が膨らみました。 2.2 倍に増加した事業費の内訳を見ると、普通建設事業に占める高架関連事業費の割合は、前年度 11.7%から 28%へ、そして高架化関連事業費に占める地方債借金の割合は 33.2%から 42.6%へと、 起債の占める割合が大きくなっています。

事業費の増大は、国庫補助金に関連してきます。国庫補 助金が大きくなった分だけ、その財源の手当ては起債で賄っているように見えます。

つまり、高架化関連事業に占める一般財源の割合は年々減少していますが、事業費の増大とともに、借金の占め る割合が高くなってきているということは、この事業の将来的な困難性を示しているのではないで しょうか。さらには、高架化関連事業費の増大は、普通建設事業費の総額が伸び悩んでいる中で、 高架化関連事業の割合が高くなっているということは、他の事業にしわ寄せが来ていることにつな がります。

 特に、令和 5 年度の財源配分状況は、高架化関連事業に偏った予算配分だと言わざるを 得ません。沼津市の課題は、他市に比べ、人口減少に歯止めがかからない、そして高齢化率の高さ とともに問題が顕著になってきています。

国勢調査を基にした社人研の将来推計では、
沼津市の総人口は、30 年後の 2045 年には 13 4000 人、沼津市 人口ビジョンの数値と、約 2 5000 人の開きがあります。
令和 5 年の今こそ、この人口問題に歯 止めをかけるしっかりとした目的を持って予算を組まなければならないと考えますが、今回の予 算編成は、こうした大きな問題意識が感じられません。

 高架事業完成後の 2045 年に、沼津市の人 口はどうなっているんでしょうか。社人研の人口推計では、4 割以上減少し、高齢者の占める割合 が高くなれば、公債費の負担、借金の負担が、次世代の子供たちにのしかかってきます。

すなわち、 私たちの世代がつくった借金返済の 1 人当たりの返済額が大きくなってきます。このような町に若 い人たちは喜んで住んでくれるんでしょうか。将来の人口の予測をしっかり見据えて、将来に負担 ができるだけかからないようにする。こういう姿勢がなければ、若い人たち、子供たちが、このまちに住み続ける、そういうまちにはならないのではないかと思われます。

以上をもって、令和 5 年 度の予算に、未来の風は反対をいたします。

毎日新聞0001 (2)

2023.03.09

デモクラシー沼津のHP再更新

https://www.democracy-numazu.org/ 沼津市政を市民の手に!

懲罰問題の概要を修正しました

管理者

不当な懲罰および市有地占有の問題の概要
https://www.democracy-numazu.org/unjust-punishment/
を、時系列が明確になるように修正し、また不足していた内容を追加しました。

このHPを立ち上げて下さっている方は、私とは全く面識がなく、私の懲罰を契機に義憤にかられたと言います。
皆さんはきっと私の関係者がこのHPを創ったのだと思われているかもしれませんが、私は懲罰も土地問題も議会や委員会で私に浴びせられた言葉の数々はまだ振り返ることができません。

資料提供は主に傍聴NUMAZUからだと思います。

私に対するパワハラや嫌がらせ等は、「公表をしていくべき」という専門家や市民からの声があります。
それは私だけの問題にとどまらず、同じ境遇で苦しんでいる女性たちの問題でもあるからです。

これまでは泣き寝入りをしていたことは山ほどあります。今後は専門家にも相談しながら江本議員とともに考えていきたいと思っています。

ご意見お待ちしています!

2023.03.07

議案質疑後に苦情

FBにアップしたことを添付します。
3/7午後に、副議長から鉄道高架化連事業の担当課から、山下の議案質疑が直前までバタバタさせられたと議会に苦情がきたようです。
1回目の原稿を提出し、そして2回目の原稿まで提出し、最後の3回目まで調整するのって議会のあり方として問題だとこれまでも思っていました。
私は3回目の読み文原稿が、直前まで担当課と調整してしまった自分を反省してます。
やはり、お互いの意見を闘わす議会であり、議員の実力をつけるには、議会で緊張感を持って臨むことは重要です。
今回、私の議案質疑は私の議員としての在り方を猛省しています。

「議会は沼津市の御用機関になったのか!」

3/3の私の議案質疑に担当課の沼津駅周辺総合整備部の担当課から、私の対応について苦情が副議長の処に寄せられた件をFBにアップしたところ、市民から「議会は沼津市の御用機関になったのか!」と苦情が寄せられました。
今日の午後2:00ごろ副議長から、「担当課から山下さんの質問に3/2まで調整がつかず徹夜をさせられた」という苦情が寄せられたので、役所に来るついでに事情を伺いたいという電話を頂きました。しかし、私は「担当課の言う理由に思い当たらないので、行く必要性はないと思っています」と答えたところ、副議長は「とりあえず、担当課の説明を受けますが了解してもらえますか?」と言われましたので、「はい」と答えました。
議案質疑は3回まで。1回目は通告に従って、質問の趣旨を話し、担当課が読み文を欲しいと言ったので、質問原稿案を出し、それに従って答弁をもらいました。
しかし2回目以降はその答弁にそって、質問を組み立て2回目以降は原稿は出さず趣旨だけを話し、3回目の最後の問題とする質問を絞り込みます。
ただ、担当課からは「議員さんに適切な答弁をお答えしたい」というたっての要望があり、私は質問原稿を全て渡したことが的確な答弁を行うという大義名分によって、答弁調整という作業に時間を要したのだと推測します。
私が猛省と言ったのは、担当課の要望に、質問原稿を全て渡した私の行為についてです。
これは議員としてやってはいけないことだからです。
議会は常に真剣勝負の場です。質問もその答弁もどんな風に切り返すかで議員としての力が試されます。答弁をする市長をはじめ執行部の部長も同じことです。
以前は山下の質問は何が飛んでくるか分からないからと、担当課は広範囲にわたり想定問答集を作っていたと聞いています。
今は「的確な答弁をもらうためには十分な調整をして下さい」と言われることに従って、私は今回のような質問原稿まで渡す行為によって、答弁調整がきっと深夜にまで及び苦情が来たのかもしれないと考えています。
この議会の真っ最中に、このような問題が寄せられることの方に驚きと失望を抱きます。
明日からは800億円の一般会計の予算審議が3日間始まります。
とてもとても寝る間を惜しんで数百ページもわたる予算書と資料をひっくり返し、問題点をあぶりだしていきます。また来週からは特別会計企業会計とやはり同じ予算規模の委員会審議が行われます。
こちらは毎日予算書と対峙し、四苦八苦しながら深夜までやってるというのに、
執行部側はそれに対応しなくても大丈夫なのか?議員の質問に怠りはないのか?と思う次第です。
私の猛省について理解していただけたでしょうか?

2023.03.07

議案質疑の苦情個所とは?

3/3の本会議場での私の議案質疑に、前日の夜まで担当課(沼津駅周辺整備部推進課・整備課)とメールでやり取りをしていたことで、担当部長から山下の議案質疑が直前までバタバタさせられたと苦情が来ていると電話連絡が入りました。その経緯について自分の反省もあり備忘録として残します。

市民から質問のあった議案質疑3回までのやり取りについて、何が深夜にまでかかる質問内容だったのか?という意見が寄せられたので、議案質疑の関係する箇所だけ掲載する。

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○18 番議員(山下富美子) 議第 22 号 令和 5 年度一般会計予算について質問

市民から、沼津駅周辺整備部が問題だとしたのは何か?分からないという事で、そのやり取りの担当部署だけを転載する)

18 番議員(山下富美子)1回目の質問

8 2 3 目と 5 1 目、2 目、3 目に含まれる沼津駅周辺総合整備事業費について
この全体事業費が、これまでの 15 億円から 20 億円で推移していたわけですが、 令和 5 年度の予算額は 33 7356 万円と、令和 4 年度の 2.2 倍と、事業費が膨らんでいます。事業 費の膨らんだ理由と令和 5 年度予算執行を踏まえた沼津駅周辺総合整備事業のそれぞれの事業進捗 と完成予定をお伺いいたします。

沼津駅周辺整備部長(平野明文)

 8 2 3 目道路新設改良費、8 5 1 目都市計画総務費、8 5 2 目区画整理事業費、8 5 3 目街路事業費についてお答えします。令和 5 年度の沼津駅周辺総合整備事業の全体事業費が増額となった理由でありますが、令和 5 年 度より、県が鉄道高架事業の本格的な工事に着手することから、県事業に対する負担金が増加した こと、鉄道高架事業の工程に合わせ施行する鉄道との交差道路であります移転先周辺道路の市道 2698 号線や、都市計画道路片浜西沢田線の工事費が増加したことが主な理由であります。
 次に、令和 5 年度の予算執行を踏まえた事業の進捗と完成予定でありますが、鉄道高架事業の進 捗は 7.9%となり、完成年度は令和 23 年度を予定しております。鉄道施設移転先周辺道路及び都 市計画道路などを含めた鉄道高架関連事業の進捗は 46.7%となり、完成年度は、鉄道高架事業の 進捗により各路線異なりますが、全て完了するのは、令和 25 年度を予定しております。沼津駅周 辺土地区画整理事業の進捗は 32.9%となり、完成年度は、鉄道高架事業完了後の完了後の 5 年後 となります令和 28 年度を予定しております。

○18 番議員(山下富美子) 2回目の質問

8 2 3 目と 5 1 2 3 目の鉄道高架関連事業について

令和 5 年 度の予算において、沼津駅周辺総合整備事業費と、普通建設事業費及び地方債の関係についてまず、普通建設事業費に占める沼津駅周辺総合整備事業費の割合について。
次に、沼津駅周辺総合整備事業費に占める地方債の割合について、そして、今回沼津市が事業主 体の鉄道高架関連事業と土地区画整理事業の事業費の見直しが行われ、30 億円が加算され、769 億 円となりましたが、この増額分は令和 5 年度の予算に反映されているのでしょうか。もし反映され ているとするなら、それぞれの事業費見直しによる予算及び進捗への影響とその要因についてお伺 いします。 以上、2 回目です。

 

沼津駅周辺整備部長(平野明文)

令和 5 年度の予算における、沼津駅周辺総合整備事業と普通建設事業費及び地方債の関係につい てお答えします。 普通建設事業費に占める、沼津駅周辺総合整備事業費の割合は 28.0%で、沼津駅周辺総合整備 事業費に占める地方債の割合は 42.6%であります。また、事業費の見直しによる増額は、令和 5 年度予算に反映しており、当初の事業費に比べ、物価・労賃の上昇分が増加しているものと考えて おります。事業費の増額に伴う事業進捗への影響については、鉄道高架関連事業において、見直し 前の進捗 49.7%が 46.7%に、土地区画整理事業は、見直し前の進捗 33.3%が 32.9%になります。

 

○18 番議員(山下富美子) 3 回目の質問

最後に、鉄道高架関連事業と土地区画整理事業の事業費の見直しが行われ、増額による進 捗状況は下がっている。しかし、昨年の県事業の見直しによる高架本体事業の増額 247 億円によ り、工期は 7 年間延長し、完了は 2041 年度と公表されています。沼津市にとって、今回の事業費 見直しによる工期の延長はどのようになるのでしょうか。 そして、2 回目の答弁によって危惧するのは、沼津駅周辺総合整備事業費による地方債の割合が 42.6%、非常に事業費に占める起債の充当が非常に高くなっている。
特に、高架関連事業、普通 建設事業に占める高架関連の起債充当が非常に高い。
また、普通建設事業の総額に対して、こ の沼津駅周辺総合整備事業に占める割合が、前年度は 11.7%だが、今回は 28%の 33.7 億円に も上っている。
つまり、令和 5 年は普通建設事業の中で高架関連事業費の占める割合が 3 割近く に及んでいる。財源に限りがある中、高齢化や生活困窮など、市民生活を支える社会保障の経費 も増加していくと考えるが、普通建設事業費の中で、この沼津駅周辺総合整備事業費の割合が増 えていくこと、全般的な経費、予算の配分について非常に懸念するわけですけれども、それ についての割合が増えていくことに対する認識を伺う。

 

 沼津駅周辺整備部長(平野明文)

事業費の見直しによる市の関連事業の工期延長についてお答えします。
鉄道高架関連事業は、鉄 道高架事業の工程に併せて施工していく必要があることから、事業費の増額による工期への影響は ないものと考えております。普通建設事業費に占める沼津駅周辺総合整備事業費の割合につきまし ては、本事業の進捗により事業費が変動すると認識しており、他事業との関係においても割合は増 減するものと考えておりますが、コスト縮減や工期短縮に努め、事業を進めてまいります。

2023.02.22

鉄道高架事業の将来負担

2/10~2月議会が始まっています。3/1からは代表質問、一般質問、そして令和5年度の予算審議が始まります。
予算規模は一般会計で801億円(前年度は782億円)これまでかつてない予算規模である。歳入の根幹である市税が増えたわけではない。
では何が増えたのか?
国からの地方交付税、国庫補助金などの増加はあるが、今年度突出しているのが、ふるさと納税からの基金繰入金である。前年度7億円から20億円にまで繰り入れが増加。令和4年度末までには23億円の寄付額予想である。
しかし、ふるさと納税基金は用途が決まっている特定財源である。しかし背に腹は代えられないと使途を何でもありとするならば、本来のふるさと納税のイミとは違う。

予算審議のための準備は膨大である。
↓2/21(火)毎日新聞の記事である。
鉄道高架事業本体の事業費を昨年、静岡県は見直しをして787億円から247億円増の1,034億円の鉄道高架事業費に膨らんだ。しかし、沼津市が事業主体の鉄道高架関連事業445億円、土地区画整理事業294億円はまだ見直しがされていない。
そんな中で沼津市の長期財政見通しが令和5年2月4日に公表

https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/gyozaisei/finance/shisan/r502.htm

さらに市民の負担は重くなる。これでいいのか!!
令和5年度の新予算も鉄道高架事業費の増大による借金残高の増及び他の事業にシワ寄せが来ている。
議会こそ市長提案予算を慎重に審議し、市民生活にとって必要な政策は何か、十分な審議を尽くさなければならないだろう。私たちに課せられた責務は重い。

しかし、森教授は「どう判断するかは市民が考えるべきことだ」とも言っている。
果たして市民がどう判断するのか?

私たち議員を選ぶ選挙が4月に控えている。
毎日新聞0001 (2)

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