山下ふみこオフィシャルブログ
香貫山
2021.04.01
香貫山の桜
香貫山の桜が満開を過ぎ、一昨日からはおびただしい桜吹雪の競演が始まっている。
蕾の時の可憐さが、競うように満開になって、そして今はまるで蝶々が舞うように桜吹雪で路面がまるで桜色の絨毯を敷いたようになっている。改めて、香貫山の桜の品種の何と多いこと。実際に桜の名所の8割はソメイヨシノだが、自生種9種をはじめ変種、交配種を合わせると600以上の種類があるという。
香貫山の数十種の桜が日を追って徐々に満開になっていく。一斉に咲いて一斉に散っていくのではなくて、其々が日を追うごとに主役になっていく。そのたびに白が主体だったり、淡い桃色が主体だったり、それは日を追うごとに変わっていく。これから満開になっていく手弱女(たおやめ)、御衣黄(ぎょいこう)、鬱金(うこん)、松月(しょうげつ)、妹背(いもせ)など、まだまだ香貫山の桜から目が離せない。
樹名板が古くなってきているため、その多くが壊れていたり、樹名が読み取れないものなどがあり何とかしたいと思い始めている。
2021.03.20
香貫山の三春滝桜に看板
香貫山の桜台近くに「三春滝桜(福島県三春町から寄贈)」が咲き始めています。この山に登ってくる人たちの間では、秘かに開花を待ち望んでいる桜の一つです。そして市民が要望していた滝桜の経緯を記した看板が開花を前に設置されました。(農林農地課・職員の手作り看板)
三春滝桜の苗木の寄贈については、平成21年9月に視察で市議会議員と担当部署の産業振興部長、農林農地課長が福島県三春町(人口17000人)を訪問し、その際、沼津市の桜の名所づくりの取組の趣旨に賛同していただき、翌年の2月に苗木を寄贈していただくことになったようです。ちょうど東日本大震災の前の年でした。
平成29年2月に、三春滝桜の苗木を寄贈した自治体等32か所に「娘へ」と題した三春滝桜からの手紙がこの沼津市にも届きました。その手紙には、滝桜を「母」、苗木を「娘」に見立て、我が子の成長を気にかけている内容で、私たちはそれに感動し、市民の方々をはじめ香貫山を訪れる方々に三春町の滝桜のことを知って戴きたいと思っていました。
三春町の役場の方に手紙を送付した目的を伺ったところ、「苗木の現状を確認したいこと」「娘たち(滝桜)の代わりに里帰りをしてもらいたい、三春に来てもらいたい」という思いを込めたようです。
大正11年10月12日に、桜樹としては初めて国の天然記念物に「三春滝ザクラ」の名称で指定。同時に指定を受けたのが、岐阜県本巣市の「根尾谷淡墨ザクラ」、山梨県北杜市の「山高神代ザクラ」、静岡県富士宮市の「狩宿の下馬ザクラ」(昭和27年に特別天然記念物指定)、埼玉県北本市の「石戸の蒲ザクラ」です。
日本を代表する桜の巨木で、根尾谷淡墨桜、山高神代桜とともに日本三大桜に数えられ、近年は西の淡墨桜に対し、東の横綱とも言われています。
↓下の記事は昨年地元紙に掲載され、この桜の経緯から三春町の滝桜への思いを知ることになった。
2021.02.13
第135回香貫山影奉仕の活動
令和2年12月末に「森・川・海ごみ削減実践活動支援事業」に応募し補助金交付を受けました。
そこで、1月と2月の活動は香貫山の登山道、駐車場、公園等でのゴミ拾い、特にペットボトルやお弁当のプラ容器などプラスチック類を重点的に拾い集めてみたのですが、茂みの処のあちこちにあるあるプラスチック類の何と多いいこと。
燃えるゴミ、埋め立てごみ、缶・ビンガラス類、プラスチック容器類等と分別するためのゴミ箱を購入することができました。
今まで清掃活動の用具は市で調達をしてもらっているものの、それ以外は皆さん自費で賄っています。今回、救急用具も購入できて本当にうれしいです。この補助金を教えてくださったNVNの石川さんに感謝です。
2021.01.09
第134回香貫山影奉仕の活動
1/9(土)今年最初の香貫山清掃です。
最近、コロナ禍の影響でしょうか、多くの方々がこの山を訪れています。家族連れはもちろん、カップル、クラブ活動、車いすの方、トレイルランナー等、週末は駐車場がいつもいっぱいになります。
特に最近夜景の写真を撮りに来る方も多くいます。きっと、仕事はもちろんですが、今までとは違った家族との過ごし方にまちの中にある香貫山の存在も見直されているのでしょうか。
久しぶりに会う仲間たちの元気な様子は嬉しいものです。9:00からのスタートですが、もう8:30には準備を始めています。新年のあいさつを交わし、今日の活動の段取りを担当が説明をし、其々が班になって作業を開始します。
前回に続き駐車場の区割りにトラロープの張替、下草刈、ごみ拾い、トイレ掃除などですが、今日はペットボトルやお弁当のプラスチックごみが大量に出ています。分別ごみ担当としては、缶ジュースの中にたばこの吸い殻を入れてほしくないです。
暖かな朝の陽ざしを浴びながらの清掃活動は、いつもの1月よりはずっと快適な清掃日和です。一休みをした後、それぞれが作業を続ける人、山に登る人、茶屋で会話を楽しむ人、会話をする時にはマスク必着です。密にならないように、それぞれが本当に気を付けてやっていくことが定着してきているように思います。
家に閉じこもっていては筋力の低下が著しく後退していきます。暖かい陽射しの時には、香貫山の新道(東廻り)の道は緩やかでちょっとした運動になります。冬桜花も今満開です。ちょっと出かけて気分転換もいいのではないでしょうか。 自然がいっぱいで癒されます。
2020.12.21
冬桜花 in 香貫山
ここ数日前に気づいた香貫山の「冬桜花」トウオウカが咲き始めた。この桜のネーミングが好き。
山桜と同じで、赤い葉が先にでてきてから、紅紫色の花が咲き始めるが、葉の色で気づきにくい。注意していても、うっかり通り越してしまうほど、目立たず赤い葉に混じって咲き始めている。
記憶は定かではないが、冬桜花の苗木を中国から寄付されたが、全国でも無事に成長した数少ない桜がここ香貫山にあるとと聞いた記憶がある。
冬桜花(バラ科)
中国雲南省原産の落葉高木。花は12~1月に咲く。