山下ふみこオフィシャルブログ
2022.04.21
生ごみを燃やさず微生物で分解
生ごみの処理について我が家では、色々試してきた経緯がある。沼津市の一般焼却ごみの生ごみ比率は40%で、そのうちの90%は水分だといわれている。だから生ごみを燃やすには燃やすためには温度を上げないと燃えないので、燃やすためには助燃材として灯油やプラスチックが必要。しかしプラスチックは基本的には燃やすことによる有害物質となるため、リサイクル化が基本。しかし、沼津市でも助燃材としてプラスチックを使用している。
この生ごみをどうすれば家庭でも処理できるのか、我が家でも20年以上にわたってEM菌、コンポスト、ゴミきえーるなど試してきた。
そんな中で、今回トライしているのが土の中に埋めるタイプの「ミラコンポ」という土中埋め込み式。
実はこのタイプは、厚木市の一部中学校において生ごみ処理機を設置し、学校給食の食品廃棄物の減量化を行っていることを知り、我が家でもその家庭用タイプで試してみることにした。
土壌微生物の働きで生ごみを分解する。この4基のミラコンポのローテーションで生ごみがどこまで分解できるのか、土中に消えるのか地球環境のためにやってみようと思う。
実は既に2か月前から「ミラコンポ」2基を土中に埋めている。毎日の生ごみをコンポストに投げ入れて蓋をしておくだけ。そのコンポストが満杯になると、次のコンポストに投げ込む。最初の1基目のコンポストに入れた生ごみは、分解され始めて量が半減してきているのが分かる。 ↓2基目のは生ごみがそのまま残っている ↓1基目のは生ごみは消えているが分解途中
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←この大型の生ごみ処理機「トラッシュ」は厚木市の中学校に導入。
生ごみ処理機を導入することによって、ごみの減量は生ごみにかかっていた費用の削減につながり、環境学習に役立っているという。(環境省のR3年度の学校給食における食品ロス削減等に関する取組のモデル事業に選ばれている)
このような取り組みが各学校や家庭に広がることによって、ごみ問題の解決にも大きく繋がっていくだろう。
(2005年に西表島でも、生ごみの分別や生ごみの自家処理を徹底させる方針を打ち出し、微生物で分解するこの生ごみ処理機を導入)
2022.04.17
香貫山の四阿(あずまや)と自然景観その2
香貫山公園四阿(東屋)改築工事について、香貫山に上る方々から多くの意見が寄せられていた。確かに老朽化で屋根は朽ち穴も開いているので危険でもあったために改築工事は必要であったかもしれない。
しかし、危険性と公共性の優先順位からすると、この四阿は多くの人の利用が少ない場所にある。それよりも登山道の階段や崖の防護柵が崩れている箇所が多く、300段、400段、700段などの階段はすでに危険個所が数多くあり、利用できないまま放置されている。
そんな中でこの四阿の問題は、行政側の計画と利用している市民の側との認識の違いが明確である。
問題点 ①四阿の改築の緊急性と利用頻度
②金額の問題と費用対効果
③計画時、利用する住民の意見を聞いたのか
④屋根の色を青に決定した根拠
そのうち④について行政側に回答を求めた。
回答:○メーカーの色見本から周辺と調和すると考えた2色(青&茶)を選択
○選択した2色からイメージ写真を作成
○2パターンのイメージ写真を比較し決定
課題:景観を構成する要素の一つとして、「色」は重要な要素となる。「周辺と調和しているか、否か」についての感覚も、相当の個人差があるからだ。「色」について、何らかの客観的な基準、物差しが必要ではないだろうか。基準に適合しているか否か、を判定できるようにすることが、今回の香貫山の四阿の問題だけではなく重要なことだと考える。
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改築による整備内容:
四阿撤去・新設・既存テーブル・ベンチ補修
総事業費 669万9千円
主な内訳・休養施設整備好297万円+施設撤去14万7500円+諸経費296万5300円+作業土工7200円+消費税
財源内訳:国費334万円(国からの補助が半分50%))
(防災・安全社会資本整備交付金:補助率50%)
起債(借金)300万円(残りの90%が借金)
(都市計画事業債+公共事業等債:補助率90%)
一般財源(主に税収)35万9千円
(頭金は10%現金)