山下ふみこオフィシャルブログ

一般会計

2026.10.12

9月議会 人口減少と借金 NO6

このまま借金がさらに膨らみ続けるのは高架化事業を続ける限り仕方がないことである。

問題は現役世代人口が減少していくと自主財源の根幹である市税収入は減少していく。将来的に現役世代の負担がどうなる?

以下の図は元金ベースで利子は含んでいない。
これまでの数値すべて総務省が公表している決算カードを根拠に持論を展開している。

1人口推移20261012_21064446_0053

借金を1円も増やさなくて計算すると、支え手が減るだけで1人あたりの負担は2050年に1.7倍になる。
そこへ借金の増加が、R7年度からR8年度見込みの増加分(36.6億円ずつ)が加わると、負担は3.6倍。

今の大型建設事業の判断は、2040年~2050年に働き盛りとなる子ども・若者世代の負担に直結する。

さらには高齢化率を考えると、1人の現役世代に1人の高齢者を支えていかなければならない時代は現実のものとなる。

1人口推移20261012_21064444_0051

2026.10.12

9月議会 人口減少と借金 NO5

沼津市の課題は総人口の減少よりも15~64歳の減り方が早いのが特徴。

2050年には総人口が今の72%になるのに対し、15~64歳まは60%まで減る。65歳以上はほぼ横ばいのため、

少ない現役世代が、同じ数の高齢者とこれまでの借金の両方を支える構図となる!

1人口推移20261012_21064444_0051

これは一般会計分のみで、R7年度末の下水道事業(339億円)・病院事業(247億円)・水道事業(141億円)の他会計の企業債は含んでいない。

1人口推移320261012_21064444_0051

2026.10.12

9月議会 鉄道高架化関連事業費 NO3

鉄道高架化関連事業費が、市全体の借り入れの1/4,普通建設事業費増加分の約4割を占める

・R7年度の高架化関連の地方債は22.5億円、市が借りた借金(地方債)90.9億円の25%にあたる。(R6は31%)
市の借金の約1/4がこの事業のための起債。

・R3~R7年度に普通建設事業費は87.5億円増えたが、その4割(32億円)は高架化関連事業費の増加分

・かつては駅基金などで事業費の6割以上っを賄っていましたが、基金の現金はほぼ底をつき、その代わりに借金が事業費のうちの補助金を除いた全額が起債

3指摘高架化
  • R3までは、起債と一般財源はほぼ同じ水準。 H25〜R7の普通建設事業費に占める一般財源は24〜34億円と変わりはなくほぼ横並びに近い。
  • R4から起債が大きく増えている。 R4は93.2億円(この主なものは体育館)、R7は90.9億円(主なものは高架化)。
  • 一方、一般財源は31〜34億円のまま変わっていない。R7では、起債が一般財源のおよそ3倍になっている。
高架化関連事業費_普通建設事業費に占める割合_H23-R7 (2)

2026.10.12

9月議会 一般会計歳出決算 NO2

歳出は人件費・扶助費・公債費の義務的経費は例年並みに歳出の43%を占め、経常的な一般財源は5割を超える。経常収支比率は89.3%と高止まりし、自由に使える財源の余地は限られる。

 とくに普通建設事業費は前年度より27億円増えて182億円となり、合併後では平成19年度に次ぐ規模に膨らむ。
ところが、その事業費に充てた一般財源は31億円で、平成25年度以降、ほぼ変わらないのに、建設事業費の規模が拡大した分は、市債で賄っている。これも後年度の返済に大きく関わってくる。

4一般会計20261011_21330817_0031

下の図:単独事業も補助事業も増加だが、事業の財源内訳は(国県支出金+一般財源(税金)+市債)。これまでの財源の構成比が大きく違っている。一般財源は双方とも減少しその分を借金で賄なっている。特に補助事業は、補助(国県支出金)の裏負担にあてた一般財源は102億円の事業費に対して、3.5億円(3.4%)に過ぎない。

「補助金があるから」「有利な起債があるから」という理由で事業量を増やし、市の一般財源を増やさないという構造がR7年度の数字に表れている。

いづれやらなければならない事業だからと、その補助金獲得のために、残りの事業費の負担を借金で賄うことが正しいのだろうか。補助金を確保のために借金をすることではなく、事業の優先度を見直し、身の丈にあった財政運営をするべきである。これでは次世代へ借金を先送りをしている。特に人口減少が進む中、一人当たりの借金はさらに大きくなっていく。

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2026.10.12

9月議会 一般会計歳入決算 NO1

R7年度9月議会は9/4~10/8に終わった。その間にはR7年度の一般会計、特別会計(国保・介護・後期高齢・土地取得)&企業会計(水道・下水・病院)と議員が二手に分かれて審議を行った。

【1 歳入 ― 1000億円余りの大台へ】

 令和7年度の歳入総額は1022億7000万円と、前年度より57億4000万円増え、初めて1000億円の大台に達した。しかし、これは市が豊かになったことを意味するものではない。

自主財源の根幹である個人市民税が約12億円増えたが、実はR6年度に定額減税で個人市民税が減り、その減収分を地方特例交付金(R6年度10.2億円)で補填。

R7年度の個人市民税の12億円増の実質は市税と地方特例交付金合わせて7.7億円の増。問題は依存財源である市債が、土木債と教育債を中心に23億円、国・県支出金が21億円増えている。借入れと補助金によって膨らんだ決算である。

一般会計20261011_21330814_0029

問題は起債(借金)を増やした一方で、財政調整基金を積み立てている。借金をして利子を払い、その一方でためるというやり方は納得がいかない。これは単に指標(将来負担比率)が悪くならないためのようにも思える。

3一般会計2

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